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中学生の読解力を上げる6つの方法!受験までに国語を得意科目にしよう!

中学生にとって読解力は国語の定期テストの点数を左右するだけでなく、他の教科の理解にも深く関わります。

学生生活だけでなく社会に出てからの他者とのコミュニケーションにも読解力は欠かせません。

本記事では中学生のうちに読解力を身につけておく重要性と、読解力をアップさせる6つの方法について解説します。

記事の後半では読解力を上げるためにおすすめの学習法も紹介しているため、国語が苦手なお子さんや子供の国語嫌いにお悩みの親御さんは参考にしてください。

中学生にとって読解力が重要な理由

音読をする少女

読解力は年齢を問わず必要な能力の1つですが、特に中学生にとっては以下3つの理由で読解力が重要とされています。

  • 国語の成績を左右する
  • 他の教科の理解にもかかわる
  • 他者とのコミュニケーションに欠かせない

はじめに、中学生にとって読解力が重要な3つの理由について解説します。

国語の成績を左右する

中学生にとって読解力が重要なのは、国語の成績を左右するためです。

読解力が低いと問題文の趣旨が理解できないうえ、設問の意図も把握できないため、正答を導き出すことが困難となります。

そもそも読解力が低いと授業内容や教師の言うことも理解できないため、学習の主熟度自体が高まっていきません。

テキストや問題集で何を求められているのか理解できないと、自発的に予習に取り組む意欲もなくなりがちです。

他の教科の理解にもかかわる

他の教科の理解にかかわる点も、中学生にとって読解力が重要な理由の1つです。

国語はもちろん数学や社会、理科などの試験も日本語で出題されるため、読解力に欠けると設問の意図を正確に把握できません。

文章を読んでも内容が頭に入ってこない方は、読解力に欠けている可能性があると自覚する必要があります。

定期テストの成績が悪いと内申書にも響くため、中学の3年間で読解力アップに取り組むことが重要です。

他者とのコミュニケーションに欠かせない

中学生にとって読解力が重要な理由としては、日本語が他者とのコミュニケーションに欠かせないツールである点も挙げられます。

人間は他者との間に共通点があると親近感を抱くものですが、読解力がないと説明力にも欠けるため、せっかく仲良くなれるチャンスを逃しがちです。

また、読解力がないと他人の話す内容が理解できないため、会話が成り立たないだけでなく、誤解が生じやすくなります。

他者とのコミュニケーションがうまくいかないと、学生生活だけでなく社会に出てからも自分の足を引っ張る一因となります。

中学生が国語嫌いになる理由

読解力に欠ける生徒の多くに共通しているのが国語嫌いです。中学生が国語嫌いになる主な理由としては以下の例が挙げられます。

  • 読書の習慣がない
  • 語彙力に乏しい
  • 試験で解答する際のコツがわからない

中学生が国語嫌いになる理由の1つとして、読書の習慣がない点が挙げられます。

読書に関してこれまでさまざまな研究が行われてきましたが、基本的に読書量が多い子どもは読解力に優れ、語彙力も高いことが示唆されています。

自宅の蔵書が多い子どもの方が、国語が好きになる傾向も見られます。

ただし、読書量と読解力の間には相関関係はありますが、比例関係はありません。

中学生が国語嫌いになる理由としては、語彙力に乏しいことも挙げられます。

語彙力が乏しいと本を読んでも楽しめないだけでなく、試験問題を理解する際にも障害となります。

また、試験で解答する際のコツがわからないことも、国語嫌いに拍車をかける要因の1つです。

中学生の読解力を上げる6つの方法

山積みになった本

読解力を上げたい中学生は、以下6つの方法を試してみましょう。

  • 音読の習慣を身につける
  • 長文を要約する訓練に取り組む
  • 問題集に取り組む
  • 少しずつ読書量を増やす
  • 問題の解き方のコツを理解する
  • 辞書を引く習慣を身につける

読解力を上げる方法はいくつもあるため、自分で取り組みやすいものから始めましょう。

中学生の読解力を上げる方法①音読の習慣を身につける

読解力を上げたい中学生は、音読の習慣を身につけましょう。

文章を目で追うのではなく声に出すことで、文章の流れに対する理解が深まります。

文章に対する理解が深まると、不自然な文章を読んだ際の問題点がわかりやすくなります。

慣れてきたら句読点を意識して音読すると、文章に対する理解力がさらに深まります。

中学生の読解力を上げる方法②長文を要約する訓練に取り組む

読解力を上げる方法としては、長文を要約する訓練に取り組むことも挙げられます。

長文を要約するためには重要なポイントをピックアップしてまとめる能力が必要となります。

長い文章を短くして全体の意味が伝えられるようになれば、自然と読解力は身に付いてくるものです。

最初は短編など短い文章から始め、慣れてきたら長文の要約にチャレンジしましょう。

中学生の読解力を上げる方法③問題集に取り組む

読解力を上げる簡単な方法の1つが、問題集に取り組むことです。

書店には国語力に合わせたさまざまな問題集があるため、自力で7割は解けそうな問題集を選びましょう。

難しすぎる問題集はモチベーションの低下につながるため、慣れないうちは7割程度なら自力で解ける問題集がおすすめです。

少しずつ問題集のレベルを上げていくうちに、自然に読解力が身についてきます。

中学生の読解力を上げる方法④少しずつ読書量を増やす

少しずつ語彙力を増やすことも、読解力アップにつながります。

そもそも語彙力に乏しいと分からない言葉が多いため、文章を楽しく読むことができません。

訓練により分からなかった言葉がわかるようになると、文章を読む意欲がわいてくるため、読解力がさらにアップするといったよい循環がうまれます。

語彙力をアップさせるためには問題集に取り組んだり、スマホやパソコンの無料アプリを利用したりするとよいでしょう。

中学生の読解力を上げる方法⑤問題の解き方のコツを理解する

読解力を挙げるためには、問題の解き方のコツを理解するのも大切なポイントです。

必ず正しい答えが導き出せる数学とは異なり、国語は複数の答えがあるケースも珍しくありません。

ただ、問題の作り方や出題の仕方にはある程度の傾向があります。

問題の解き方のコツを理解し、正答を導き出せるようになれば、自然と読解力が身についてきます。

中学生の読解力を上げる方法⑥辞書を引く習慣を身につける

読解力を上げたい中学生は、辞書を引く習慣を身につけましょう。

スマホが普及した今日、分からないことがあれば検索で調べる方も多いと思います。

しかし、記憶と五感はリンクしているため、自分の手で辞書を引いて分からない言葉を調べた方が、記憶が定着しやすい傾向にあります。

分からない言葉が出てきたらすぐに辞書を引くと、読解力がアップしやすくなります。

中学生の読解力の習得を妨げる勉強法

頭を抱える少女

ここまで読解力を上げる方法について解説しましたが、反対に読解力の習得を妨げる勉強法も知っておきましょう。

読解力の習得を妨げる代表的な勉強法は以下の3つです。

  • 丸暗記
  • 誤答の放置
  • 接続語や指示語の無視

それぞれについて詳しく解説します。

中学生の読解力の習得を妨げる勉強法①丸暗記

読解力の習得を妨げる勉強法の1つが丸暗記です。

数学の公式を覚えるのであれば丸暗記も有効ですが、国語の場合は適していません。

例えば授業で習った文章から出題されると分かっていても、漢字や語句の意味が分からなければ得点に結びつかないケースもあるためです。

丸暗記に頼らず自分の頭で考えることが、読解力アップにつながると覚えておきましょう。

中学生の読解力の習得を妨げる勉強法②誤答の放置

誤答の放置も読解力の習得を妨げる勉強法の1つです。

読解力アップのためには問題集に取り組むとよいとお話しましたが、間違った答えを放置していては意味がありません。

間違った答えこそ自分が理解できていない箇所のため、重点的にカバーする必要があります。

問題集をただ解くだけではなく、なぜその答えになるのか導きだすことが重要です。

中学生の読解力の習得を妨げる勉強法③接続語や指示語の無視

読解力の習得を妨げる勉強法としては、接続語や指示語の無視(軽視)も挙げられます。

「しかし」「なぜなら」などの接続語は、その後に大切なポイントが記載されているヒントになります。

「それ」「このように」などの指示語を無視すると、文章の流れが把握できなくなるため注意が必要です。

読解力を高めるためには、文章の中の接続語や指示語に注目するのがポイントです。

読解力を上げたい中学生には学研オンエアがおすすめ!

読解力を上げたい中学生には、学研オンエアを利用した学習がおすすめです。

学研オンエアでは13万もの問題の中から、AIが一人ひとりに適した問題を出題してくれます。

ただ問題集に取り組むよりも、自分の苦手な分野を集中的にカバーできる点がメリットの1つです。

オンライン上には無料で利用できる自習室もあり、仲間とコミュニケーションを取りながら切磋琢磨して読解力アップに取り組めます。

中学生の読解力を上げる6つの方法!|まとめ

中学生の読解力は高校受験に必要なだけでなく、社会に出てからのコミュニケーションにも欠かせません。

読解力に乏しいと国語のテストで良い点数をとれないうえ、他の教科にも悪影響を及ぼすため注意が必要です。

中学生が読解力を上げるためには読書量を増やし、分からない言葉があればすぐに辞書で調べる習慣を身につけましょう。

問題集も読解力アップに効果的ですが、弱点を集中的に克服したい方には学研オンエアもおすすめです。

学研オンエアのコンテンツは初月無料で利用できるので、読解力をアップを希望するお子さんや親御さんはぜひ一度お試しください。

林大介
林大介

教務担当。講師歴22年。生徒が躓きやすい箇所を押さえて、差がつくポイントを徹底指導。なぜ?を大切に考える授業を展開します。教室長、エリア責任者、オンライン事業部責任者を経て、現在は学研にてオンライン学習塾の教務を担当。