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塾と家庭教師はどちらが良い?違いは?伸びるタイプや特徴をご紹介!

中学受験が当たり前になってきた昨今、お子さんを塾に通わせたり、家庭教師をつけたりする過程も増加傾向にあります。

しかし、塾に通ったり家庭教師の先生に指導してもらったりしても成績がアップしない場合、お子さんに合っていない方法を選択している可能性もあります。

今回はそれぞれのメリット・デメリットを紹介するとともに、お子さんのタイプ別にどちらを選ぶべきか解説します。

塾と家庭教師の違いは?

教室で勉強する学生

塾と家庭教師のどちらを選択するべきかについて解説する前に、まずは塾と家庭教師の違いについて知っておきましょう。

塾と家庭教師の主な違いとしては以下の3点があげられます。

  • 通う必要性の有無
  • 先生との時間
  • 費用

ここでは、塾と家庭教師の主な3つの違いについて解説します。

通う必要性の有無

塾は大きく個別指導塾と集団塾の2つに分類されますが、いずれも生徒が教室に通って授業を受ける点が特徴です。

家庭教師は自宅まで来てくれるため、通塾する必要がありません。

通塾の必要がなければ、部活や習い事で忙しいお子さんでも時間を有効に利用できます。

一方、塾を選ぶ際にはお子さんの安全なども考慮する必要があります。

先生との時間

集団塾ではあらかじめ授業内容が決まっており、10人から数十人のお子さんが同じ内容を学ぶ点が特徴です。

個別指導塾の場合は先生1人につき2人から3人のお子さんの所もあれば、マンツーマンで指導してくれるケースもあります。

家庭教師を付けた場合には、先生とお子さんと1対1で学習を進めていくのが基本です。

そのため、先生とどれくらい多くの時間を持てるのかに関しては、家庭教師>個別指導塾>集団塾の順番となります。

費用

塾に通う際に必要となる費用は、何教科を指導してもらうのかによって上下します。

通う塾によっても異なりますが、一般的には1教科につき月額で10,000円から15,000円が費用の目安です。

家庭教師は時給換算となっているケースが多く、1時間につき3,000円〜5,000円程度が目安となっています。

ただ、塾の場合は別途教材費が必要ですし、家庭教師の場合は先生の交通費も必要となることを知っておきましょう。

塾のメリット・デメリット

塾で勉強する学生

先述の通り塾は大きく個別指導塾と集団塾の2つに分類されます。

ここでは、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく見ていきたいと思います。

個別指導塾のメリット

個別指導塾では生徒2〜3人につき先生が1人で見るケースもあれば、マンツーマンで指導してくれるケースもあります。

そのため、お子さんの習熟度に応じて柔軟な指導を望める点がメリットの1つです。

また、大人数だと挙手して発言するのが苦手なお子さんでも、少人数であれば気軽に発言できる点もメリットと言えるでしょう。

学力アップを望むお子さんはもちろん、勉強の仕方が分からないお子さんでも個別指導塾であれば柔軟に対応可能です。

個別指導塾のデメリット

個別指導塾では先生1人に対してお子さんの数が少ないため、集団塾に比べるとどうしても費用が高くなる点がデメリットの1つです。

お子さんに合わせたきめ細かな指導が期待できる個別指導塾ですが、先生と仲がよくなりすぎると勉強効率が下がる恐れもあります。

また、集団塾と比べるとライバルが少ないため、競争心を刺激されない点もデメリットとなる可能性があります。

お子さんに合わせたカリキュラムを作成してもらえるのも個別指導塾の特徴ですが、お子さんに合わせるあまり目標まで到達しないケースも0ではありません。

集団塾のメリット

10人前後から数十人を1人の先生が担当する集団塾は、個別指導塾と比べると費用が安くて済む点がメリットの1つです。

また、多くのライバルがいるため、負けず嫌いのお子さんであれば学習意欲を刺激されると言ったメリットも期待できます。

個別指導塾だと1人で塾に通わせるのを心配に思う親御さんもいますが、集団塾の場合は同級生と一緒に通塾できるので安心と言ったメリットもあります。

指導を担当する講師もアルバイトではなく専任の講師である場合が多く、指導経験という点では安心できるといったメリットもあります。

また、個別指導塾とは異なりカリキュラムが固定されているため、ゴールが見えやすい点もメリットと言えるでしょう。

集団塾のデメリット

集団塾は何人かのお子さんと同じ授業を受けるため、習熟度に差がついてしまう点がデメリットの1つです。

仲のよい友人と同じ集団塾に通っている場合、授業に集中できないことも珍しくありません。

また、マンツーマンや少人数を1人の先生が見る個別指導塾とは異なり、1人1人に対するきめ細かな指導を期待するのは難しいでしょう。

学校でも積極的に発言することが少ないお子さんの場合は、分からない点があっても聞けない恐れがあります。

家庭教師のメリット・デメリット

家庭教師に教わる女の子

お子さんの学力を向上させる際に考えられる選択肢の1つが、家庭教師に指導してもらうことです。

ただ、家庭教師にもメリットとデメリットがあるので、あらかじめ知っておくことが重要です。

家庭教師のメリット

家庭教師は原則として先生が1人のお子さんを見てくれるため、習熟度に応じたきめ細かな指導を受けられる点がメリットの1つです。

塾の先生に比べると家庭教師の方が生徒と密な関係になるため、勉強に関する不安をなんでも相談できます。

人見知りのお子さんでも決まった先生につくことで、リラックスして学習に望める点もメリットと言えるでしょう。

また、通塾に割かれる時間がないため、部活や習い事で忙しいお子さんでも時間を有効に利用できます。

家庭教師のデメリット

マンツーマンでの指導が特徴の家庭教師ですが、費用面で考えると塾に通うより高くなる傾向にあります。

個人にあった指導が期待できる家庭教師ですが、周囲に競い合うライバルがいないため、お子さんの性格によっては学習がはかどらない可能性もあります。

また、先生は大学生などのアルバイトであることが多く、当たり外れが多いこともデメリットとして挙げられます。

受験は団体戦と言われることもありますが、周囲に励まし合う仲間がいないと不安になるお子さんもいるでしょう。

また、そもそも家庭教師とお子さんの相性が合わない可能性もあることを知っておかなければいけません。

塾と家庭教師、どちらが伸びる?

家庭教師と勉強する女の子

塾と家庭教師にはそれぞれメリットもあれば、デメリットもあります。

そこで、お子さんのタイプ別に塾と家庭教師のどちらが伸びるのかについてご紹介します。

塾で伸びるタイプ

家庭教師よりも塾で伸びるのは、競争心を煽るとやる気を出すタイプのお子さんです。

普段から予習や復習を欠かさないお子さんも、決まったカリキュラムがある塾に向いていると言えます。

学校で積極的に挙手して発言できるようなお子さんは、塾でも分からないことを躊躇なく聞けるでしょう。

どちらかといえば学習に対する意欲が高いお子さんが塾で伸びるタイプと言えます。

家庭教師で伸びるタイプ

家庭教師はお子さんとの距離が近いため、学校や集団塾だと発言できないお子さんに向いています。

また、そもそも勉強の仕方が分からないお子さんに関しても、カリキュラムが決まっている塾より習熟度に応じて柔軟に対応してくれる家庭教師が向いていると言えるでしょう。

マイペースで他人と競争するのが苦手なお子さんも、家庭教師で伸びるタイプと言えます。

学習意欲はあるものの、どうやって勉強して良いのか分からないお子さんには家庭教師がおすすめと言えます。

塾と家庭教師、どちらを選ぶべき?まとめ

塾と家庭教師にはそれぞれ一長一短があり、お子さんの性格や学習意欲に応じて選ぶのが重要です。

その点、学研オンエアなら自宅にいながらオンラインでトップ講師の授業が受けられるため、家庭教師と個別指導塾のメリットを両方得られます。

自習室も自由に使えるため、ライバルと競い合うことで学習意欲を高めるお子さんにもおすすめです。

初月は無料で受講できるので、塾や家庭教師を検討する前に試してみる方法もあります。

山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。