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中学校に赤点はある?点数が低い状態を放置するデメリットや対策法について!

高校になると試験の点数が低いと赤点とみなされ、進級や進学の際に多大なリスクを生じます。

義務教育の中学校には基本的に赤点はありませんが、一部の私立中学校では赤点システムを採用しているケースがあるため注意が必要です。

本記事では赤点の仕組みや、試験の点数が低い状態を放置するデメリット、および回避策を解説します。

大学受験に備えるためにも、赤点システムについて理解しておくことがおすすめです。

赤点とは

テスト結果に悩む少年

赤点は定期テストにおいて、基準に満たなかった場合を指す俗称です。

昔は落第した際に成績表に赤色の鉛筆やペンで点数が記載されたため、いつしか赤点と呼ばれるようになりました。

現在では学校が設定する基準点を下回った際に「赤点を取った」と言われます。

はじめに、高校生・中学生の赤点について解説します。

高校生の赤点

高校生の場合、中間試験や期末試験などの定期テストにおいて、学校が設定する基準点を下回った際に赤点と言われます。

赤点の文言は学習指導要領には記載されておらず、習慣的に基準点を下回る得点を取った際に赤点と呼ぶのが一般的です。

高校生が赤点を取ると、進級や進学に悪影響を及ぼします

ただし、赤点を取ったら進級・進学できないのではなく、さまざまな救済措置が設けられています。

中学生の赤点

一般的な公立中学校には赤点の概念がありません。

しかし、公立中学校でも平均をはるかに下回る得点を取った場合、内申点が下がり進学に悪影響を及ぼす可能性があります。

一部の私立中学では独自に基準点を設け、下回った際に赤点と呼んでいます。

公立中学校との大きな違いは、私立中学校の赤点は進級に影響する点です。

あまりにひどい成績の場合は留年を命じられたり、公立中学校への転向を勧められたりするケースがあります

中学生が赤点を放置するデメリット

ペーパースタンドに挟まれたデメリット

中学生が赤点や平均点をはるかに下回る成績を放置した場合、主に以下3つのデメリットが生じます。

  • 内申点が下がる
  • 学習意欲が低下する
  • 進級・進学に影響する

ここでは、中学生が赤点を放置するデメリットについて解説します。

中学生が赤点を放置するデメリット①内申点が下がる

中学生が赤点や平均をはるかに下回る成績を放置するデメリットの1つが、内申点が下がってしまうことです。

内申点は5段階もしくは10段階で評価される科目ごとの成績で、入試の際に志望校に提出されます。

公立高校では入学試験の成績だけでなく、内申点も加味して合否を判断するのが一般的です。

赤点を放置して内申点が下がると、同じ程度の成績のライバルに入試で勝てなくなる可能性があります。

私立高校の場合も、内申点が低いと自分が希望する学校を受験できない恐れがあります。

中学生が赤点を放置するデメリット②学習意欲が低下する

中学生が赤点を放置するデメリットとしては、学習意欲の低下を招く可能性も挙げられます。

そもそも赤点を取ってしまう最大の理由は、定期テストで問われている内容が理解できないことです。

定期テストの問題が解けないのは、普段の学習についていけていない可能性が高いと考えられます。

普段の学習について行けず赤点を取ると、さらに学習意欲が低下するといった悪循環に陥りがちです。

勉強がすべてではないと言われることもありますが、学生にとって試験の成績は自分を評価する1つの基準です。

赤点を取り続けて自己肯定感が低下すると、勉強以外の面でも悪影響が生じる可能性があります。

中学生が赤点を放置するデメリット③進級・進学に影響する

進級や進学に影響する点も、中学生が赤点を放置するデメリットの1つです。

公立中学校には基本的に赤点の概念がありませんが、平均をはるかに下回る点数を取り続けると、内申点が下がって希望する高校を受験できなくなる恐れがあります。

私立中学校の場合は進級するに足る学力がないと判断された場合、留年を命じられるなど厳しい措置が取られるケースがあります。

また、公立中学校と同様に内申点が下がると、高校受験の際に併願優遇や併願推薦などの優遇制度を利用できない恐れがあるため注意が必要です。

中学生が赤点を回避する為の対策法

閃いた様子の少年

中学生が赤点を回避する為には、以下の対策を講じるのがおすすめです。

  • 日々の授業にまじめに取り組む
  • 家庭学習の習慣を身につける
  • 学習の進め方を見直す
  • 保護者が適切に声掛けする
  • 学習塾・オンライン塾を利用する

それぞれについて解説します。

中学生が赤点を回避する為の対策法①日々の授業にまじめに取り組む

中学生が赤点を回避する為には、日々の授業にまじめに取り組むことが欠かせません。

公立中学校の定期テストは基本的に授業で習った範囲から出題されるため、予習・復習を欠かさなければ赤点を取るリスクを回避できるでしょう。

私立中学校の生徒も日頃から授業にまじめに取り組んでいれば、演習問題や応用問題に割く時間を確保しやすくなります。

日々の学習態度は通知表の成績や内申点をアップするポイントの1つでもあります。

学力アップのためにも成績の向上のためにも、わからない点があれば質問するなど積極的に授業に参加しましょう。

中学生が赤点を回避する為の対策法②家庭学習の習慣を身につける

中学生が赤点を回避する為には、家庭学習の習慣を身につけることも大切です。

学校の授業で習う学習内容を記憶に定着させるためには、家庭学習での予習・復習が欠かせません。

中学生になると部活動や役員会議など帰宅が遅くなる日が増えるため、家庭学習の時間を確保するようスケジュールを調整しましょう。

宿題に追われた予習まで手が回らないようであれば、休み時間を利用して宿題を終わらせるのも1つの手です。

中学生が赤点を回避する為の対策法③学習の進め方を見直す

学習の進め方を見直すことも、中学生が赤点を回避する方法の1つです。

とくに日々の授業について行くのが難しい生徒は、家庭学習の進め方を見直してみましょう。

家庭での学習に割く時間が少ないようであれば、ゲームをする時間やスマホを見る時間を減らすなど工夫すると良いでしょう。

苦手な科目を後回しにすると学習効率が下がるので、集中力が高いうちに苦手科目の学習を済ませるのがおすすめです。

中学生が赤点を回避する為の対策法④保護者が適切に声掛けする

中学生の子どもが赤点を回避する為には、保護者の方の適切な声掛けも必要です。

生徒本人がやる気にならなければいけないのはもちろんですが、だからといって保護者の方が勉強しない子どもを放置するのは禁物です。

反抗期を迎える中学生への声掛けは難しいものですが、なるべく本人のやる気を引き出すような前向きな声をかけるのがポイントです。

仮にテストでよい点数が取れなくても結果を責めるのではなく、努力していた経過を評価してあげましょう。

中学生が赤点を回避する為の対策法⑤学習塾・オンライン塾を利用する

中学生が赤点を回避するためには、学習塾やオンライン塾を利用する方法もあります。

とくに家庭での学習に自発的に取り組む意欲が低い生徒には、学習塾やオンライン塾がおすすめです。

学習塾やオンライン塾を利用すれば、少なくとも学校以外での学習時間が確保でき、学力の向上につながります。

また、同年代の生徒が同じ場所で勉強すると、学習に対する意欲を向上させるメリットも得られます。

中学生が赤点を回避するなら学研オンエアがおすすめ

笑顔の子どもたち

中学生が赤点を回避するなら、学研オンエアがおすすめです。

学研オンエアではAIが生徒の得手不得手を判断し、13万もの問題から適切な出題を行います。

リアルタイムでトップ講師の授業が受けられるうえ、その他の生徒と交流できる点もメリットの1つです。

中学校に赤点はある?|まとめ

公立中学校には赤点の概念がありませんが、平均をはるかに下回る成績が続くと、内申点が下がり進学の際に不利が生じます。

私立中学校の場合は赤点を取り続けると、留年を命じられる恐れもあるため注意が必要です。

赤点を避けるためには日々の授業にまじめに取り組み、家庭での予習・復習を欠かさないようにしましょう。

学習の進め方がわからない生徒や家庭学習の時間を作りにくい生徒には、リアルタイムでトップ講師の授業が受けられる学研オンエアがおすすめです。

山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。