学生にとって避けては通れないビッグイベントといえば「期末テスト」ですが、日頃の勉強の成果を発揮する機会ということもあり、頑張って良い点を取りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、部活動で忙しく満足できる勉強時間を確保できていない場合は、各教科の勉強法や1日あたりの勉強時間について改めて考え直し、効率良くテスト勉強を進めていかなくてはなりません。
そこでこの記事では期末テストに備えて、英語・数学・国語・理科・社会の5教科+副教科の勉強法や期末テストの勉強を始めるタイミング、1日あたりに必要な勉強時間などについて解説していきます。
目指せ高得点!期末テストの勉強法|5教科
期末テストの勉強を進めていくうえで、必ず攻略しなければならないのが英語・数学・国語・理科・社会の5教科ですが、効率良く勉強していくためにはそれぞれの教科に適した勉強法を取り入れることが大切です。
まずは上記の5教科で高得点を取るために、教科ごとのおすすめの勉強法について解説していきます。
期末テストの勉強法|英語
期末テストの英語を勉強する際に重要なポイントになるのが英単語の暗記・文法・教科書本文で、英単語ひとつひとつの意味をきちんと理解しておかないと英文を読んだときに内容を読み取ることができません。
ただ単語帳を見るのではなく、ノートなどに書いてスペルを覚えることや、声に出して発音するのが効果的な覚え方です。
また、英単語だけではなく文法を頭に入れておくことも大切になるため、スキマ時間などを有効活用しながらテスト範囲の英単語・文法を覚えることも大切なポイントになってきます。
期末テストの勉強法|数学
期末テストの数学を勉強する際に重要なポイントは、とにかく学校の問題集が解けるようになるまで繰り返して解くことが大切です。
問題集を完璧に溶けるようになるためには公式をしっかりと理解しながら暗記し、数学のテキストや問題集を使ってできるだけ多くの問題を解き、公式を用いた解き方に慣れておくことが大切です。
また、間違った問題に対してはそのまま放置するのではなく、完璧に解けるようになるまで繰り返しチャレンジすることで理解が深まり、点数アップや1問あたりにかける時間の短縮にもつながるでしょう。
期末テストの勉強法|国語
次に期末テストにおける国語の勉強法についてですが、まず漢字はノートに繰り返し書いて覚えれば点数に直結するため、比較的点数を取りやすい問題といえます。
また漢字の書き取りは、制限時間を設けてその時間内にどれくらい書けるかといったふうに、ゲーム感覚で楽しみながら勉強することで集中力が高まりやすく、しっかりと記憶に残りやすいです。
そして、国語の文法については数種類ある品詞を覚え、それぞれの特徴を把握することがポイントになるため、品詞分類表などを見て一つ一つを暗記するようにしましょう。
さらに、学校のワークや授業ノートなどの学習も忘れずに取り組むことで点数アップにつながります。
期末テストの勉強法|理科
理科の期末テストの勉強法としては、まず公式や原理をしっかりと頭に入れておくことがポイントになるため、繰り返し復習して公式・原理を記憶に定着させるようにすることが重要です。
もちろん、理科も数学と同様に公式・原理を暗記するだけでは意味がないため、その公式・原理をしっかりと理解したうえで、公式を用いて解けるようになるまで何度も問題を解くようにしましょう。
ある程度問題をスムーズに解けるようになってきたら応用問題にもチャレンジし、どんな問題が出題されても対応できるようにしておくこともひとつのポイントです。
期末テストの勉強法|社会
社会に関しても基本的には暗記問題を中心に出題されるため、授業で出てきた重要性の高い単語を暗記することはもちろん、その単語の意味についてもしっかりと頭に入れておくことが大切です。
例えば、歴史の年号を暗記するのであれば、語呂合わせなどを使ってその年に何が起こったのかを理解しておくと覚えやすいでしょう。
ほかにも歴史上の人物や出来事の固有名詞を覚えるだけでなく、その人物が何をした人なのかということや、その出来事では具体的に何が起こったのかといったことを理解しておくと良いです。
社会は人物や年代、何が起こったのか等の暗記から勉強を始めようとする人が多いですが、最初に大まかな流れを把握することで暗記が容易になるので、初めからひとつひとつを覚えようとするよりは、全体の流れを把握してから暗記すると効率がいいです。
目指せ高得点! 期末テストの勉強法|副教科
期末テストでは上記の英語・数学・国語・理科・社会の5教科だけでなく、副教科についても忘れずに対策しておきましょう。
地域や学校によって異なりますが、内申点の計算をするときに副教科の内申点は1.3倍と配点を高くして計算するところもあるので 、推薦を狙う人はもちろんのこと、一般入試で受験する人も、副教科こそいい成績をとりたいところです。
副教科の場合、暗記問題が大半を占めます。授業で習った内容の復習と暗記がポイントとなるため、普段から集中して授業を受けて重要なところはプリントやノートにまとめておくと効率的に勉強を進めることができるでしょう。
暗記問題が多いとはいえ、前日に一夜漬けで勉強するだけでは高得点はとれません。副教科についても、スケジュールを組んでコツコツ暗記していく勉強法をおすすめします。
期末テストをいつから勉強するべき? 勉強時間
基本的には普段から定期テストを意識して授業を受けておくことが大切ですが、本格的に期末テストの勉強を始める場合はいつから取りかかればよいのでしょうか。
ここからは期末テストを始めるタイミングや、1日あたりどれくらいの勉強時間を確保すれば良いのかといった点について解説していきます。
期末テストは3週間前から始めよう
期末テストは中間テストと比べて出題範囲が広く、その学期で習ったことの集大成となるため、3週間前から始めておきたいところです。
期末テスト本番の1週間前は、しっかりと追い込みをかけられるように1日単位、さらに時間単位で勉強スケジュールを立てて効率良く勉強を進めていきましょう。
まずは、出題範囲を把握して、科目ごとにどのくらいの勉強時間を割くべきか、何時から何時まで何を勉強するかなど、スケジュールを組みます。
しかし「〇時間も勉強した」というように勉強した時間で満足するのではなく、〇ページまで進められた、〇個も暗記できた等、時間より質を重視した勉強スケジュールを立てるのが大切です。
平日は1日3時間、休日は1日6〜8時間を目途に
期末テスト前の勉強にかける時間は、平日の場合で1日あたり3時間、休日の場合で1日6〜8時間を目安に取り組むとよいでしょう。
学年上位の成績を目指したいということであれば平日4〜5時間、休日は10時間ほどは勉強に費やす必要があります。
この場合も時間を無駄にしないために期末テスト用の時間割を作るなど、常に時間と勉強の質を意識しながら机に向かうことが大切です。
普段から時間と勉強の質を意識して勉強に取り組めば、期末テスト本番でも制限時間のなかでも時間配分とていねいさを意識しながらしっかりと解けるようになるため、解答用紙を見直す時間を確保したり、ケアレスミスをなくすことにつながるしょう。
期末テストの勉強法・始める時期・勉強時間|まとめ
期末テストの勉強を行なう際は、各教科に合わせて効率的な勉強法で進めていくことが大切です。
英語・数学・国語・理科・社会・副教科それぞれの勉強法を以下にまとめました。
教科 | 勉強法 |
---|---|
英語 | 英単語・文法・教科書本文の暗記を徹底的に行ないましょう。通学などのスキマ時間を使えば効率的に暗記できますが、単語帳を読むだけではなく実際に声に出して読むことやノートに書いてスペルを覚えることも大切です。 |
数学 | とにかく学校の問題集が解けるように何度も繰り返し解きましょう。また、間違った問題は放置せず、完璧に解けるまで繰り返し復習することがポイントです。 |
国語 | まずは比較的点数を取りやすい漢字の書き取りを行ないつつ、文法の品詞のそれぞれの特徴を把握しましょう。教科書本文の学習や授業ノートもテストに出題される重要な部分にあるので、何度も繰り返すことが大切です。 |
理科 | 公式・原理をしっかりと理解しておくことが重要のため、公式・原理を用いて問題が解けるようになるまで繰り返し復習しましょう。応用問題にもチャレンジして、点数の取りこぼしがないように準備しておくことも大切です。 |
社会 | 基本的には暗記問題が多いですが単語を覚えるだけでなく、その単語の意味や背景などもきちんと覚えることで得点アップにつながります。歴史の年号などは、語呂合わせを使って覚えると脳に定着しやすいです。まずは、全体の流れを把握してから一つ一つを暗記していきましょう。 |
副教科 | 副教科は基本的に暗記問題が多いですが、前日に付け焼き刃で覚えても期末テスト本番では忘れてしまっているケースも少なくありません。しっかりとスケジュールを立てて計画性をもって勉強しましょう。 |
また、期末テストは中間テストと比較して出題範囲が広いため、時間が足りず十分な対策ができなかったということにならないように3週間前にはテスト勉強を始めましょう。
特に期末テスト直前の1週間前は追い込みをかける時期になるため、1週間前までにはある程度の勉強を済ませ、1週間前からは復習そしてさらなる演習をするなど、1日単位で勉強スケジュールを組んで十分な勉強時間を確保し効率良く勉強を進めていきましょう。
1日あたりに確保しておきたい勉強時間は、**「平日1日3時間」「休日1日6〜8時間」**を目安にして、細かく時間割を作るなど常に時間と勉強の質を意識して勉強に臨めば、限られた時間のなかでしっかりと対策していくことができるはずです。
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