自分なりのやり方で勉強を行っているのに、なかなか成績が向上しないという方は多いのではないでしょうか。
同じ時間勉強しても、効率の良い方法で勉強をした方がより成績アップへの近道となります。
この記事では、勉強のやり方がわからない方のために、効率的な勉強方法10選を紹介します。
勉強のやり方がわからない理由
勉強をしようと思っていても、どのように勉強をしたら良いのかわからず、何から手をつければ良いのかわからなくなってしまうという経験をされた方も多くいらっしゃるかと思います。ここでは、勉強のやり方がわからなくて悩んでいる方の主な3つの原因を解説します。
教科書を読んだだけで満足している
教科書を読むことは、どの教科にとっても大切な勉強方法の1つです。
しかし、漫然と教科書を読んだだけでわかっているつもりになっているケースがあります。
本当に教科書の中身を理解できているかを確認するために、演習問題を解いてみるなど、知識の定着具合を確認することをおすすめします。 インプットとアウトプットのバランスを確認しながら学習を進めることが重要です。
得意教科だけを勉強している
得意教科の勉強は問題を解けた時の満足感もあり、勉強に対する苦手意識も比較的少ないのではないでしょうか。
しかし、得意教科だけを勉強していたのでは、不得意な科目の勉強方法が身につきません。
勉強を始めるやる気がおきない
机の前に座ったけど、どうしても教科書を開く気が起きなくて、時間だけが経ってしまったという経験をしたことがある方も多いのではないかと思います。
なかなか勉強を始める気がおきなくて悩んでいる、というケースが勉強に集中して取り組めない一因として挙げられます。
効率の良い勉強の方法10選
勉強のやり方がわからなくて悩んでいる方も、効率的な勉強方法を知れば勉強へのやる気がわいてきます。ここでは、効率の良い勉強の方法10選を紹介します。
①時間帯別勉強法
起きてから3時間は、睡眠によって脳がリセットされるため、数学の計算問題などの集中力や思考力が必要な勉強に向いています。
また、記憶は寝ている間に整理されるため、寝る前の時間に暗記科目の勉強をするのが効率的です。
②音読勉強法
声を発することで脳に刺激を与えることができますので、教科書を音読することで勉強に対するやる気を引き出すことができます。
音読した声を耳から聴くことで、耳からも情報が入ってきますので、暗記科目に向いた勉強方法です。
③文章録音勉強法
教科書を音読した内容をスマホなどで録音しておき、それを通学やお風呂の時間に聞き返して勉強するのも効果的です。
どうしても勉強を始める気が起きないという時も、すぐに勉強を開始できるのが文章録音勉強法のメリットです。
④隙間時間勉強法
通学の時間はもちろん、部活の集合時間までのちょっとした待ち時間など、生活の中には多くの「隙間時間」があります。
暗記したい単語をまとめた単語帳などをポケットに入れておき、隙間時間を無駄にせずに活用することで、勉強時間が取りにくい方にも効果的です。
⑤教科書7回読み勉強法
試験に出題される問題や内容は、基本的に教科書に書かれています。
漫然と教科書を読むだけではなく、3回目までは教科書の内容を読み、4回目〜7回目までは書かれている内容をさらに理解するように合計7回読むことで、教科書に対する理解度を向上させられます。
⑥逆算勉強法
試験の日は前もって決まっています。
テストの日から逆算して計画を立てて、いつからいつまでにどこまで勉強を進めておけば良いかという勉強計画を立てるようにしましょう。
⑦チームメイキング勉強法
1人で勉強するよりも、友達と一緒に「チーム」を作り、励まし合いながら勉強することでモチベーションがアップします。
学校で一緒に勉強する友達が居ない方は、SNSなどで「今日も頑張ろう」と言い合えるフォロワーを作るだけでも効果的です。
⑧ストップウォッチ勉強法
制限時間を設けて勉強するストップウォッチ勉強法を行うことでテスト本番と同じ緊張感で勉強に取り組めます。受験では制限時間内で問題を解く力が求められます。 また、時間をストップウォッチで計り、勉強時間を積み上げていくことで、自分が勉強した時間を見える化すれば大きな自信につながりやすくなります。
⑨ミニマム勉強法
勉強を頑張ろうと思って、たくさんの問題集を買い集めて、それだけで満足したという経験があるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
ミニマム勉強法では、1冊の問題集をまず解答を見ながら解き、解答を見ないと解けなかった問題だけを勉強することで、最小限の時間で勉強する方法です。
⑩ポモドーロテクニック勉強法
人間が高い集中力を維持できるのは、長くても30分程度と言われています。
ポモドーロテクニックという手法では、25分勉強して5分休憩することを細かく繰り返すことで、集中力を継続し続ける効果が期待できます。
効率的な勉強法を実施する際の注意点
勉強のやり方がわからなかった人が、新しい勉強方法を試すのはとても効果的です。
しかし、効率的な勉強法を実施する際には、覚えておかなければならない注意点があります。
自分に合った勉強方法を選ぶ
勉強方法は様々なやり方がありますが、残念ながら100人中100人に効果のある、万能薬のような勉強方法は存在しません。
効率的な勉強方法を試す際には、1つの方法だけを試すのではなく、まずはひと通り試してみて、自分に一番合った勉強方法を選ぶようにしましょう。
睡眠時間は充分に確保する
勉強方法の効率を上げても、睡眠不足で眠い状態が続いていると、学習内容が定着する効率は下がってしまいます。
勉強時間を確保することは重要ですが、一日に必要な睡眠時間は確保しておくようにしましょう。
どうしても眠くなったら15分程度仮眠するのも効果的です。
スマホを机の近くに置かない
勉強時間に気が散ってしまうことは勉強の効率を下げてしまいます。
スマホの着信音は集中力を妨げてしまう原因にもなりますし、手元にスマホを置いているとついついSNSをチェックして時間が経ってしまうこともあります。
勉強中は、スマホを目に見える範囲に置かないようにしておくのがおすすめです。
効率の良い勉強方法10選|まとめ
勉強のやり方がわからない方は、効率の良い勉強方法を知ることで、勉強のやり方を知ることができます。
人間の脳は、新しいことにチャレンジすることで活性化され、やる気をアップさせる効果も期待できます。
様々な勉強方法を試してみて、自分に一番合った効率の良い勉強方法で学習の効率をアップさせましょう。