Gakken ON AIR

お役立ちコラム

中学生が勉強しない6つの理由とは?意欲を高める6つの方法を紹介

中学生になると交友関係や行動範囲が広がり、小学生の時に比べると家庭での学習時間が減少する傾向にあります。

親御さんのなかには中学生の子どもが勉強しないとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

本記事では中学生が勉強しない6つの理由や、意欲を高める6つの方法について解説します。

中学生が勉強しない6つの理由

バスケットボールをする男子学生 中学生の子どもが勉強しないとお困りの親御さんは、以下の6つに該当しないか確認してみましょう。
  • 授業についていけない
  • 反抗期
  • 過信
  • 時間を上手に作れない
  • 学習環境が整っていない
  • 家庭学習の習慣が身に付いていない
  • スマホに夢中など生活習慣が乱れている

はじめに、中学生が勉強しない際に考えられる6つの理由について解説します。

中学生が勉強しない理由①授業についていけない

中学生の子どもが勉強しないのは、授業についていけていないからかもしれません。

小学生のときと比べ、中学生になると教科書が分厚くなり、学ぶべき教科の数も増えます。

いったん遅れが生じると、どんどん授業についていけなくなり、学ぶ意欲を失ってしまうケースも少なくありません。

対処が遅くなればなるほど追いつくのに時間がかかるため、早い段階でわかる場所まで戻ってやり直すことが大切です。

中学生が勉強しない理由②反抗期

思春期にあたる中学生の年代は、第二次反抗期を迎える時期でもあります。

ホルモンバランスや身体が大きく変化するこの時期には、情緒が不安定になり些細なことにイライラするのが特徴です。

機嫌が悪い時に「勉強しなさい」といわれると、かえって反発して勉強しなくなるケースが多く見られます。

親御さんにとっては悩ましい問題ですが、成長の一過程なので過度に心配する必要はありません。

中学生が勉強しない理由③過信

小学校のうちから学習塾に通っていると、中学校に上がっても余裕で勉強についていける子どもがいます。

授業に遅れずについていけると、なかには「勉強しなくても余裕」と感じる子どももあらわれます。

しかし、貯金を食いつぶすようなもので、最初は余裕でも次第にわからない箇所が増えていくものです。

自分は勉強しなくても頭がいいから大丈夫と過信していると、取り返しのつかない事態に陥る恐れもあるため注意が必要です。

中学生が勉強しない理由④時間を上手に作れない

中学生になると学校で学ぶべき内容が増えるうえ部活が始まるなどして、帰りが遅くなる日が増える傾向にあります。

小学生のうちは帰宅してから遊んでも十分に勉強する時間があった子どもでも、中学生になると思うように勉強の時間が取れなくなることも珍しくありません。

これまでと同じようにマンガやゲームに時間を費やしていると、次第に勉強がおろそかになり授業についていけなくなります。

授業についていけなくなると楽しくないので、さらに勉強しないといった悪循環に陥りがちです。

中学生が勉強しない理由⑤学習環境が整っていない

中学生の子どもが勉強しない場合、学習環境が整っているか確認してみましょう。

勉強机の上や周りにマンガやゲームなど、子どもの集中を妨げる物が置かれていないでしょうか。

子どもが勉強しようとしているのに、親御さんが話しかけたりテレビを見たりしていませんか。

集中力が持続しない子どもこそ、学習環境を整えてあげることが重要です。

中学生が勉強しない理由⑥家庭学習の習慣が身に付いていない

中学生が勉強しないのは、単に家庭学習の習慣が身に付いていないのかもしれません。

家庭学習の習慣は一朝一夕で身に付くものではないため、日々の努力の蓄積で少しずつ獲得していく必要があります。

小学生の時に全く家庭学習の習慣がなかった子どもに、いきなり勉強するよう指導しても難しいでしょう。

家庭学習の習慣ができるまでは通信教材や塾を利用する方法もあります。

中学生が勉強しない理由⑥スマホに夢中など生活習慣が乱れている

昨今では、中学生がスマートフォンを持つことが当たり前になってきました。

そのため、自宅ではスマートフォンを触っている時間が多い中学生も多いかと思います。

スマートフォンに夢中になってしまい、睡眠不足になってしまったり、通知が気になって勉強に集中できないなど、スマートフォンに夢中になってしまうと生活習慣が乱れ、勉強に集中できない体になってしまう中学生も少なくありません。

中学生が勉強しないデメリット

悩んでいる女子学生 中学生が勉強しないと、以下3つのデメリットが生じます。
  • 成績が下がる
  • 勉強が楽しくなくなる
  • 進学・就職に不利になる

それぞれについて解説します。

中学生が勉強しないデメリット①成績が下がる

中学生になって勉強しない時間が増えると、次第に成績が下がる傾向にあります。

小学校の間は授業の復習・予習で対応できていた生徒も、中学生になると授業についていけなくなる可能性があります。

小学生の間に塾に通っていた生徒であれば、最初のうちは「貯金」で対応できるかもしれません。

しかし、中学生になり塾に通わなくなると、次第に成績が下がり始めるケースもあるため、成績の変化に注意しましょう。

中学生が勉強しないデメリット②勉強が楽しくなくなる

中学生になり勉強しない時間が増えると、次第に授業についていけなくなります。

授業についていけないと成績が下がるのはもちろん、勉強が楽しくなくなるデメリットも生じます。

勉強が楽しくなるとさらに授業についていけなくなり、気が付いたら周囲に取り残されているケースも珍しくありません。

勉強が楽しくなくなると、不登校にもつながりかねないため注意が必要です。

中学生が勉強しないデメリット③進学・就職に不利になる

中学になり勉強しなくなると、授業について行けず試験で良い点数が取れなくなります。

定期テストの結果は内申点に直結するため、高校入試の際に受験できる学校の選択肢が狭くなるデメリットがあります。

現代社会では学歴が重視されるため、進学する高校・大学によっては就職の際も不利にはたらくでしょう。

中学により内申の基準は異なりますが、3年間一定の成績を収められるよう、1年生のうちからコツコツ勉強に取り組むことが大切です。

中学生の学習意欲を高める方法

ガッツボーズをする男女 中学生の学習意欲を高めたい方は、以下6つの方法を試してみましょう。
  • 学習の意味を一緒に考える
  • 目標設定と適切な声掛け
  • わからない点があれば質問させる
  • 上手にほめる
  • 学習環境を整える
  • 親が努力する姿を見せる

それぞれについて解説します。

中学生の学習意欲を高める方法①学習の意味を一緒に考える

勉強しない中学生をお持ちの親御さんは、子どもと一緒に学習の意味を考えてあげましょう。

学習に意味が見いだせないと、勉強に身が入らないのも仕方がありません。

親御さんのなかにも学生の頃「こんな勉強が将来何の役に立つのか」疑問に思われた方もいるでしょう。

自分の経験も活かしながら、お子さんと一緒に学習の意味を考え、日々の勉強へのモチベーションアップに努めましょう。

中学生の学習意欲を高める方法②目標設定と適切な声掛け

中学生の学習意欲を高めるためには、目標設定と適切な声掛けが必要です。

大人もそうですが、中学生にとっても目標もなく努力を続けるのは至難の業です。

  • 定期テストで良い点数を取る
  • 通知表の成績オール4以上を目指す
  • ○○高校に合格する

など、学習へのモチベーションにつながる適切な目標を設定し、実現に向けて適切な声掛けをしてあげましょう。

中学生の学習意欲を高める方法③わからない点があれば質問させる

中学生が勉強しなくなる単純な理由の1つが、授業や宿題の内容がわからないことです。

家庭での学習習慣を身につけるためにも、わからない点があれば親御さんに質問させるようにしましょう。

反抗期になると親との会話を避ける子どもが増えますが、勉強を教える過程でコミュニケーションが取りやすくなるメリットもあります。

親御さんにも難しい問題がある際は、どちらが先に解けるか競争するのもよいでしょう。

中学生の学習意欲を高める方法④上手にほめる

中学生の学習意欲を高めるためには、上手にほめることも重要です。

親御さんはどうしても定期テストや通知表の成績で評価を下しがちですが、そこに至るまでの家庭を見逃さないことが重要です。

テストは人間性を強化するものではなく、現在のポジションをあらわす指標に過ぎません。

努力して定期テストの点数や成績が上がったのであれば、努力した姿を上手にほめるようにしましょう。

仮に成績が上がらなくても、学習に取り組んだことは決して無駄にはならないと伝えてあげてください。

中学生の学習意欲を高める方法⑤学習環境を整える

中学生になると交友関係が広がり、ラインのグループがたくさんできるケースが少なくありません。

同じクラスや部活でも複数のライングループができると、メッセージを確認するだけで膨大な時間がかかります。

学習意欲の妨げにならないよう、スマホの使い方には一定のルールを設けるようにしましょう。

また、親御さんや兄弟が協力して、中学生が学習に集中できる環境を整えてあげることも大切です。

中学生の学習意欲を高める方法⑥親が努力する姿を見せる

反抗期の中学生は口で注意しても反発する傾向にあります。

まして親御さんがテレビを見ているのに、子どもに勉強しなさいと言っても「何で自分だけ」と不満を抱いてしまうでしょう。

中学生の学習意欲を高めたいのであれば、子どもに親御さんの努力を知ってもらうことが大切です。

子どもが勉強するタイミングで家計簿を付けたり、残っている仕事を終わらせたりする姿を見せてみましょう。

勉強しない中学生には学研オンエアがおすすめ

中学生の子どもが勉強しないとお困りの方には、学研オンエアがおすすめです。

学研オンエアではトップ講師の講義をオンラインで受けられるため、家庭学習の習慣が身につけやすくなります。

自習ではAIが13万題から適切な問題を出題してくれるため、苦手分野の強化にももってこいです。

無料で利用できる自習室では同年代の子どもとコミュニケーションが取れるため、学習に対するモチベーションを維持しやすい点もメリットの1つです。

中学生が勉強しない6つの理由とは?|まとめ

中学生が勉強しない理由は個人によりさまざまなため、原因を知ったうえで適切に対処する必要があります。

勉強しない時間が増えると授業についていけなくなり、取り戻すために多大な時間が必要なため、放置するのは禁物です。

親御さんの対応だけでは不十分であれば、学研オンエアを利用するのがおすすめです。

初月は無料で体験できるので、勉強の楽しさを知りたいお子さん・教えたい親御さんは検討してみてはいかがでしょうか。

齋藤徹也
齋藤徹也

首都圏の学習塾で20年以上の講師歴があり、現在は学研オンエアの算数・理科担当。小学生の理科実験から早慶附属高校合格者を排出するクラスまで、幅広い指導経験あり。オンライン授業でも、目の前にいるような元気いっぱいの授業が魅力。授業の合言葉は「必ず数学嫌いを克服させます!」