現代ではスマホやタブレットを使いこなす子供も増加しており、忙しい育児の中で活用している方も多くいらっしゃることでしょう。

中でも動画共有アプリのYouTubeには子供向けの動画も多く投稿されており、子供にとっても欠かせないエンタメとなっているでしょう。

しかし、親御さんの中にはYouTubeを見せることで子供に悪影響が及ぼされないか心配している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、YouTubeを子供に見せることのメリット・デメリットや、快適・安全にみせるための方法5選をご紹介していきます。

YouTubeは子供に悪影響なのか

子育て中、YouTubeを活用することで、親御さんが家事や他の作業をしなければならないシーンでも、集中してタスクをこなすことができます。

しかし、YouTubeは多くのクリエイターが比較的自由に動画を投稿することができるため、場合によっては子供に取って不適切であるコンテンツを見せてしまうこともあるでしょう。

一方、YouTubeの中には学びや発見になる動画も多くあり、子供に対して良い影響を及ぼすことも大いにあります。

そのため、YouTubeは必ずしも子供に悪影響を及ぼすとは言い切れないものです。

子供がYouTubeを見ることのメリット

先述したように、YouTubeは悪影響を及ぼすだけのものではなく、お子さまにとってメリットにつながる使い方もあります。

まずは、子供がYouTubeを視聴することのメリットから見ていきましょう。

好奇心が刺激される

YouTubeには、普段の生活では遭遇できないようなシーンを映したコンテンツが沢山発信されています。

新たな発見に繋がるような投稿も多く、子供の好奇心を刺激することができるでしょう。

中には、YouTubeの投稿をきっかけに新たな趣味を見つけたり、習い事を始めるなど、具体的な行動をするお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

教養が身に付く

YouTubeの投稿の中には、学びに繋がるようなコンテンツも多く配信されています。

学校の先生や専門家による動画など、有料級のコンテンツも存在していることから、教養を身に付ける目的として活用することもできるでしょう。

また、動画で視覚的に解説することができるため、教科書やテキストよりも楽しみながら学習することが可能となるでしょう。

自制心が育まれる

YouTubeはどんどん新しい動画を見たくなるようなプラットフォームであるとも言えます。

上記は大人にとっても同じで、親御さんの中にも、ついついYouTubeの動画を見すぎて何時間も経ってしまったという方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、子供のころからルールや制限の中で娯楽を楽しむという練習をしておくことで、自制心を育むことが出来るようになります。

楽しいものを排除するのではなく、バランスよくとりいれるのが良いでしょう。

子供がYouTubeを見ることのデメリット

メリットについて理解できたところで、子供がYouTubeを見ることのデメリットも確認しておきましょう。

「YouTubeは子供にとって良くない」といわれるのには、どのような背景があるのでしょうか。

睡眠不足に繋がる

子供は刺激的なコンテンツを見すぎると、寝る時間になっても眠くなくなったり、睡眠時間を減らしてでもYouTubeを見ようとしてしまうといった恐れがあります。

上記のような影響はYouTubeに限ったことではなく、スマホやタブレットで行うゲーム・SNS、テレビなどによっても生じることがあります。

幼少期には睡眠時間をしっかりと確保することが成長に大きな影響を及ぼしますので、寝る数時間前までには機器を回収するなどの工夫が必要となるでしょう。

コミュニケーション不足

YouTubeに夢中となるあまりに、家族や友達とのコミュニケーションが減少してしまう可能性も考えられます。

スマホから離れて外で友達と遊んだり親子で会話をする事は人間関係を形成することにおいても非常に重要であり、子供の言語発達に非常に大きな影響を及ぼします。

YouTubeを視聴する時間以外に、コミュニケーションを行う時間もしっかりと設けるようにしましょう。

不適切なコンテンツを見る可能性がある

YouTubeのコンテンツの中には、暴力的であったり性的な描写があるなど、子供にとって不適切なコンテンツが含まれている可能性があります。

近年では、子供向け動画を装いながら、内容は暴力的・性的な描写がある「エルサゲート」も問題となっています。

幼少期に目にしたコンテンツはその後にも影響を及ぼしやすいため、目に触れるコンテンツには注意する必要があるでしょう。

安心して子供にYouTubeを見せるための方法5選

YouTubeを子供に見せることで、メリット・デメリット両方があることが分かりました。

つまり、上手く活用することでYouTubeは子供にとっても良い影響を及ぼすのです。

そこで、本項目では安心して子供にYouTubeを見せるための方法5選をご紹介していきます。

YouTube Kidsの活用

YouTube Kidsは、子供が安全にYouTubeを利用できるよう開発された、無料のYouTube公式のアプリです。

あらかじめコンテンツにフィルタリングをかけると、子どもを不適切な動画から守る働きがあります。

また、時間を制限するためのタイマー機能や、不適切な動画をブロック・報告する機能も存在します。

なお、YouTube Kidsはアプリであるため、ブラウザから見た際には適用されませんのでご注意ください。

時間帯や時間を制限する

先述したように、YouTubeは次から次へと新しい動画を見たくなってしまうプラットフォームであるため、見ていい時間帯や、「１日１時間」などの具体的な時間を決めておくことも有効です。

ルールを守れなかった歳のペナルティや、守ることができた際のご褒美なども、状況に応じて活用していきましょう。

場所を決めて見せる

タブレットやスマホを操作できる場所をリビングに限定するなど、YouTubeを見ることができる場所を限定しておくのも良いでしょう。

上記は、親の目が届くところでのみ視聴させることで、不適切なコンテンツの視聴を防ぐことに繋がります。

加えて、場所を切り替えることで学習や睡眠に切り替えることができるなど、生活に支障を来さないようにする効果もあるでしょう。

YouTube以外の楽しみを提案する

YouTubeは魅力的なコンテンツが多いため、制限されてももっと見たくなってしまって当然です。

そこで、YouTube以外の楽しみを積極的に提案してあげることも効果的です。

子供の趣味や興味関心に合わせて、外での遊びや実際の体験など、手足を使った遊びを教えてあげるのも良いでしょう。

自動再生機能をオフにする

YouTubeには、１つの動画を再生すると、関連動画が自動で再生される機能が存在しています。

近年はYouTubeのアルゴリズムも発達しており、ユーザーにぴったりなおすすめ動画が再生されるようになっているため、動画をストップするのも難しくなるでしょう。

そのため、子供にYouTubeを閲覧させる際には、自動再生機能をオフにしておくことが推奨されます。

YouTubeは子供に悪影響なの？｜まとめ

以上、本記事では、YouTubeを子供に見せることのメリット・デメリットなどや、YouTubeを安心して見せるための方法などを解説いたしました。

YouTubeは良いコンテンツもそうでないコンテンツも発信されていますが、うまく活用することで多くのメリットを得ることができますので、本記事で紹介した方法を行うことで、子育ての上でも上手くYouTubeと付き合っていきましょう。

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