中学生になると受験勉強の準備をする学生さんも多くなりますが、その際に悩むことの1つが塾に行くべきかどうかという問題です。
特に小さい頃から受験をしている生徒のなかには、学校の勉強だけでは心もとないと考える方も少なくありません。
こちらの記事では、中学生が塾に行くメリットとデメリットなどについて解説します。
記事の後半では通塾が必要な中学生・必要ない中学生も紹介しているので受験の際などの参考にしてください。
中学生が通塾する理由
中学生が通塾する理由は大きく以下の3つに分けられます。
- 高校受験のための
- 学校の定期試験のため
- 苦手な科目を克服するため
中学生が通塾する大きな理由の1つが、高校受験のためです。
正直なところ、学校の勉強だけでトップクラスの高校に合格することは非常に難しいです。
そのため、得意教科を伸ばしたり、苦手強化を克服したりする目的で通塾するケースもあります。
中学生が塾に行くメリット
中学生になるとおよそ4割の生徒が塾に通うとされていますが、通塾することで主に以下4つのメリットが得られます。
- プロの講師に相談できる
- 勉強に集中できる
- 疑問を解消できる
- 二人三脚で支えてくれる
ここでは、中学生が塾に行く4つのメリットについて解説します。
メリット①プロの講師に相談できる
受験に合格するためには、学校の授業だけでも十分と思われるかもしれません。
しかし、同程度の学力がある中学生でも、同じ高校を受験して合格する生徒と不合格になる生徒が出てきます。
なぜなら、高校受験に合格するためには、学力だけでなくノウハウも必要となるからです。
高校によって試験問題の傾向が異なりますが、プロの講師なら過去の出題例から試験問題の傾向を導き出せます。
つまり、塾に通えば同程度の学力であっても、合格率を何%か上乗せすることが期待できるわけです。
メリット②勉強に集中できる
兄弟がいる中学生など、自宅では勉強に集中できないという生徒も少なくありません。
また、家にいるとリラックスしてしまい、テレビやスマホを見る時間が長くなる生徒もいるでしょう。
そのような生徒にとっては、勉強に集中できる環境が整っている塾に行くことがメリットとなります。
また、ほとんどの塾には自由に使える自習スペースがある点もメリットと言えます。
メリット③疑問を解消できる
学校の授業は多くの生徒を対象としているため、疑問に思ったことがあっても質問できないケースがあります。
しかし、少人数を対象とした塾であれば、疑問に思ったことをすぐに解消することができます。
疑問に思ったタイミングというのは知識を吸収する最適なタイミングでもあるため、積極的に質問できる環境に身を置ける点がメリットと言えます。
メリット④二人三脚で支えてくれる
学校にも熱心な先生はたくさんいますが、数十人から100人以上を相手にしている以上、1人の生徒だけにかまけているわけにはいきません。
しかし、少人数の生徒を対象にした塾であれば、1人ひとりに多くの時間をかけてくれます。
また、個別指導の塾であれば、二人三脚で合格まで生徒を支えてくれる点も大きなメリットです。
受験勉強は孤独なものなので、支えてくれる人がいるのはモチベーション維持のためにも大変重要と言えます。
中学生が塾に行くデメリット
中学生が塾に行くのは上記のように多くのメリットがありますが、一方で以下3つのデメリットがあることも知っておく必要があります。
- お金がかかる
- 今以上に忙しくなる
- 苦手意識が強くなる可能性がある
ここでは、中学生が塾に行く3つのデメリットについて解説します。
デメリット①お金がかかる
中学生が塾に行く場合に当然生じる問題が、授業料が必要になる点です。
大手の予備校であれば年間に40万円〜90万円、個別指導塾であれば100万円以上が必要となるケースも珍しくありません。
そうでなくても中学生になると行動半径や交友関係が広がり、お小遣いなどで消費する金額が増加する可能性もあります。
そのため、塾にかかる費用は大きなデメリットと言えるでしょう。
デメリット②今以上に忙しくなる
中学生が塾に通うと、授業時間はもちろん通塾するための時間も必要となります。
また、学校の宿題に塾での課題が加わると、生徒にとっては大きな負担となります。
部活や行事などに忙しくなる中学生にとって、さらに忙しくなる点はデメリットと言えるでしょう。
塾に通うことの負担が大きくなるようであれば、オンライン塾を利用する方法もあります。
デメリット③苦手意識が強くなる可能性がある
多くの生徒さんは、中学生が塾に通うと頭が良くなると思っているのではないでしょうか。
しかし、塾には多くの生徒が通ってきており、場合によっては頭が良い生徒にコンプレックスを抱かされる可能性もあります。
また、講師の指導によって苦手な点が浮き彫りになると、かえって苦手意識が強くなる可能性もあるため注意が必要です。
そのため、自分のレベルや性格に合った塾を選ぶことが欠かせません。
通塾が必要・必要ない中学生
先ほどご紹介したように、中学生になって塾に通うのは全体のおよそ4割程度です。
ただ、残りの6割が塾に通わなくても学力アップしたり、高校受験に合格したりする訳ではありません。
ここでは、通塾が必要な中学生と必要がない中学生について見ていきたいと思います。
通塾が必要な中学生
通塾が必要な中学生としては、以下の例があげられます。
- 第一志望校が決まっているが学力が足りていない
- 自分で学習計画を立てられない
- 偏差値が低くて悩んでいる
- 勉強を続けられない
第一志望校が決まっており、学力が基準値に足りていない中学生は、塾に通うことがおすすめです。
塾に通えば学力が高まるだけでなく、第一志望校の傾向と対策を学べるためです。
また、自分で学習計画が立てられない生徒やモチベーションの維持が難しい生徒、明らかに偏差値が低い生徒にとっては、塾に通うメリットが大きいと言えます。
通塾の必要がない中学生
通塾の必要がない中学生としては、以下の例があげられます。
- 学習計画を立ててステップアップできる
- 私立高校に通っている
- 勉強する習慣が身についている
自分で学習計画を立ててステップアップできる生徒の場合、塾に行かなくても模擬試験などで自分の立ち位置が確認可能です。
また、私立高校に通っておりカリキュラムがしっかりしているようなら、学校の授業だけでも志望校に合格できる可能性があります。
子どもの頃から勉強する習慣が身についており、親から「勉強しなさい」と言われなくても進んで勉強できる場合は塾に通う必要がないと言えるでしょう。
中学生は塾に行くべきか?まとめ
中学生が塾に行くと、次のようなメリットが得られます。
- プロの講師に相談できる
- 勉強に集中できる
- 疑問を解消できる
- 二人三脚で支えてくれる
ただ、自分で学習計画を立ててステップアップできる生徒や、勉強する習慣が身についている生徒であれば、あえて塾に通わなくても学力を高めることができるでしょう。
小中学生の頃から勉強する習慣を身に付けたいのであれば、トップ講師の授業がオンラインで受けられる学研オンエアがおすすめです。