中学受験や高校受験に備えて進学塾を利用する方もいれば、オンライン授業を選択される方も増加傾向にあります。
しかし、オンライン授業を検討している方のなかには、**「wi-fiがない」「どの回線がいいかわからない」**などのお悩みをお持ちの方もいるでしょう。
本記事ではオンライン授業を受ける方法や、利用する際の注意点について解説します。
オンライン授業にwi-fiは必要?

オンライン授業を受ける際にwi-fiがあると便利ですが、マストアイテムという訳ではありません。
そもそもwi-fiは無線通信する際の手段の一つです。
自宅にインターネット環境があれば、wi-fiがなくてもオンライン授業は受講可能です。
インターネット環境…インターネットに接続して利用できる状況
wi-fi…無線で(ケーブルを利用せずに)インターネットを利用できる状況
wi-fiがない場合にオンライン授業を受ける方法

総務省の調べによると2022年(令和4年)の段階で世帯単位でのスマホの保有率は9割を超えており、個人での所有もおよそ77%に達しています。
その反面、固定のインターネット回線を利用しない家庭が増えているのも事実です。
スマホの機能が充実しており、固定のインターネット回線が不要と考える方が増加傾向にあるためと考えられます。
固定のインターネット回線がなければ、wi-fiの利用も不可能です。
しかし、wi-fiがなくても以下の方法でオンライン授業を受けることが可能です。
スマホやタブレットを利用する
テザリング機能を活用する
wi-fiをレンタルする
それぞれについて解説します。
wi-fiがない場合にオンライン授業を受ける方法①スマホやタブレットを利用する
wi-fiがなくてもスマホやタブレットを利用すれば、オンライン授業が受けられます。
スマホやタブレットがあれば、固定のインターネット回線がなくてもオンラインに接続できるためです。
スマホやタブレットは持ち運び可能なため、場所を選ばずにオンライン授業を受けられる点もメリットの1つです。
ただし、スマホでオンライン授業を受ける場合、音声の聞き取りには苦労しませんが、画面が見づらいデメリットがあります。
また、スマホの料金プランによってはオンライン授業を受けるために十分な通信容量が得られないリスクもあるでしょう。
wi-fiがない場合にオンライン授業を受ける方法②テザリング機能を活用する
wi-fiなしでオンライン授業を受ける際に、スマホのテザリング機能を利用する方法があります。
テザリングはスマホをルーターとして利用し、パソコンやタブレットなどの機器をオンラインに接続する手法です。
スマホで通信できるエリアであれば、どこでもオンライン授業を受けられる点がメリットの1つです。
一方、通信料が増える点や親機のバッテリーの消耗が早い点などがデメリットとなっています。
また、テザリングを利用する際は、料金プランの変更が必要なケースもあります。
wi-fiがない場合にオンライン授業を受ける方法③wi-fiをレンタルする
自宅にインターネット回線を引いていない方でも、wi-fiをレンタルしてオンライン授業を受ける方法があります。
以下に該当する方は、wi-fiのレンタルを検討してみてはいかがでしょうか。
オンライン授業以外に使用しないため、自宅に固定のインターネット回線を導入したくない
フリーwi-fiはセキュリティの面で不安
テザリングだとスマホの通信容量が足りない
wi-fiをレンタルする方法については次項で詳しく解説します。
wi-fiをレンタルしてオンライン授業を受ける方法

wi-fiをレンタルしてオンライン授業を受ける場合、以下2つの方法があります。
ポケットタイプのwi-fiルーターをレンタルする
ホームルータータイプのwi-fiルーターをレンタルする
ポケットタイプのwi-fiルーターは軽量でコンパクトなため、どこにでも持ち運んで利用できる点がメリットの1つです。
ホームルータータイプはLANケーブルでの接続も可能で、安定した通信が特徴です。
レンタルのwi-fiにはパスワードが設定されているため、不正アクセスのリスクが低い点もメリットとなっています。
オンライン授業の方法により必要なデータ容量が異なるため、大容量・無制限のプランを選ぶのがおすすめです。
フリーwi-fiでオンライン授業を受けられる?

ファーストフード店やデパート、公共交通機関などでは、フリーWi-Fiが利用できるケースがあります。
オンライン授業も、フリーwi-fiを利用して受講可能です。
しかし、フリーwi-fiは一般的に多くの方が利用する環境で提供されているため、オンライン授業に集中できない可能性があります。
また、不正アクセスなどセキュリティの面でも不安があり、場合によっては個人情報が流出したり、ウイルスに感染したりするリスクがあります。
快適・安全にオンライン授業を受けるためには、フリーwi-fiは避けた方が無難と言えるでしょう。
wi-fiでオンライン授業を受ける際の注意点

wi-fiを利用してオンライン授業を受ける際、以下の4点に注意する必要があります。
通信速度
データ容量
セキュリティ
ルーターの設置場所
それぞれについて解説します。
wi-fiでオンライン授業を受ける際の注意点①通信速度
オンライン授業を受ける際では、一定の通信速度が求められます。
通信速度が遅いとオンライン授業の映像が途中で途切れたり、サイトの表示が遅くなったりする恐れがあります。
基本的にwi-fiは、LANケーブルを用いた通信に比べると速度の面で劣る点が特徴です。
オンライン授業を快適に受けるためには、下り10Mbps・上り5Mbpsは必要と覚えておきましょう。
wi-fiでオンライン授業を受ける際の注意点②データ容量
wi-fiでオンライン授業を受ける際には、データ容量にも注意する必要があります。
オンライン授業では多くのデータ容量が必要です。
たとえばZoomを利用してオンライン授業を受ける場合、45分の授業で500MB〜600MBのデータ容量が必要です。
授業を2回受けると1GB以上のデータ容量を消費するため、スマホのプランによっては通信制限に引っかかる恐れがあります。
格安の料金プランでは快適にオンライン授業を受けるのが難しいため、あらかじめ無制限にデータ容量を使用できるプランに変更する必要があるでしょう。
wi-fiでオンライン授業を受ける際の注意点③セキュリティ
wi-fiでオンライン授業を受ける際には、セキュリティにも注意しなければなりません。
一般的に無線通信のwi-fiは、LANケーブルを用いた有線通信に比べ、セキュリティの面で劣る傾向にあります。
場合によっては不正アクセスを受けたり、ウイルスに感染したりする恐れがあります。
とくに多くの方が利用する無料wi-fiは個人情報流出などのリスクがあるため、オンライン授業を受ける際には避けた方がよいでしょう。
wi-fiでオンライン授業を受ける際の注意点④ルーターの設置場所
wi-fiでオンライン塾を受ける際には、ルーターの設置場所にも注意する必要があります。
LANケーブルを用いた有線通信と異なり、wi-fiは基本的に電波が届く範囲でしか通信できません。
通信速度を安定させるためには、ルーターを床から1〜2mの高さに設置するのがおすすめです。
また、wi-fiの電波はルーターを中心として放出されるため、部屋の中心部に設置するのが最適とされています。
wi-fiを利用したオンライン授業なら学研オンエアがおすすめ

wi-fiを利用したオンライン授業を検討している方には、学研オンエアがおすすめです。
学研オンエアでは双方向のライブ授業を行っており、実際に塾で講義を受けているかのような臨場感・緊張感で学習が進められます。
定期的な習熟度テストで自分の苦手分野をピックアップし、集中的な取り組みで克服できる点もメリットの1つです。
無料で自習室を利用できるため、仲間とコミュニケーションを取ったり、切磋琢磨したりしながら学習を進められます。
オンライン授業にwi-fiは必要?利用する際の注意点もご紹介|まとめ
オンライン授業にはインターネット環境が必要ですが、wi-fiが必須という訳ではありません。
しかし、wi-fiがあれば電波の届く範囲で場所を選ばずにオンライン授業を受けられる点がメリットとなっています。
wi-fiで快適にオンライン授業を受けるためには、十分な通信速度やデータ容量が求められます。
オンライン授業をwi-fiで受ける方には、一人ひとりに適した演習問題をAIが出題してくれる学研オンエアがおすすめです。
苦手分野を克服すると、定期テストや受験で大幅な得点アップが期待できます。
初月は無料で体験できるため、オンライン授業を検討している方はぜひ一度お試しください。