「最近授業についていけないと感じることが多い」
「授業についていけなくて困っているけれど、どうしたらよいかわからない」
このような悩みを抱えているお子さんも多いのではないでしょうか。
中学生になると授業の内容がどんどん難しくなり、進むスピードも早くなっていきます。
そして、部活動が忙しくなったり、友達と遊ぶ時間も増えたりすると、勉強する時間がなかなかとれなくてますます授業についていけないと感じているかもしれません。
今回の記事では、授業についていけない原因と対処法についてもわかりやすく解説していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、授業についていけないと感じたときに参考にしてみてください。
授業についていけない原因は?
授業についていけないと感じるのはなぜなのでしょうか?
考えられる原因について紹介していきますので、当てはまることがあるか考えてみてください。
授業内容が難しくなった
中学校の授業は、小学校の頃に比べると格段に内容が難しくなっていく科目が多く、学年が上がるにつれて学習範囲も広がっていきます。
特に英語や数学は、基礎段階の理解が不十分だと解けないような問題も増えてくることから、基礎知識の時点でつまずいたまま放置してしまうと授業内容がますますわからなくなっていってしまうのです。
一度苦手意識をもってしまうと勉強に対するモチベーションはどんどん下がってしまうため、しっかりと対策を取らないと授業についていくことは難しくなる一方です。
勉強以外にやることが多い
中学生は、部活動や習い事、生徒会活動や友達との遊びなど、勉強以外にもやりたいことはたくさんあるものです。
勉強以外にやることが多かったり、勉強以外の悩み事や考え事が多かったりすると授業以外での学習時間が不足してしまい、授業内容が十分に理解できなくなってしまうこともあるのです。
学生時代だからこそできる活動もとても貴重なものですが、日々の授業はどんどん進んでいってしまうため、しっかりと授業についていくためには学校以外で学習時間もしっかりと確保する必要があります。
分からないまま放置している
学校の授業は、今までの学習内容をしっかりと理解したうえで、その知識を応用して新しい知識を積み上げていきます。
例えば、数学で数式を学んだ場合、その数式の使い方や意味をしっかりと理解できていないと、数式を使った応用問題を解くことはできません。
このように、授業で分からないことがあったときにそのまま放置していると、その先の学習内容や応用問題が理解できなくなってしまい、授業についていけなくなってしまうのです。
勉強方法が効率的ではない
勉強方法が効率的ではない場合、学習内容の理解に時間がかかってしまい、授業についていけなくなってしまうこともあります。
ひたすら単語や数式ばかりを覚え続けたり、やみくもに練習問題ばかり解いたりしていても、なかなか学習内容の理解は進みません。
せっかく時間を割いて勉強をしていてもなかなか成績が上がらないと、勉強自体のモチベーションも下がってしまいます。
目的や目標がなくやる気がでない
勉強に限らず、人は目的や目標がないことに対して頑張ることは難しいです。
学校での学習内容が難しくなればなるほど、授業中の集中力や日々の予習復習も必要になってくるため、授業についていく努力をするためにはしっかりと目的や目標を設定しておくことが大切なのです。
「この学校に絶対合格したい」 「今度のテストで◯点を取りたい」
といったような具体的な目的や目標があると、それに向けて努力しようと前向きに思えるようになるでしょう。
授業についていけないときの対処法
授業についていけないと感じるときは、どのように対処したらよいのでしょうか。
取り入れてみるとよい対処法を具体的に紹介していきます。
分かるところまで戻って基礎を見直す
授業がどんどん進んでしまうと、追いつこうと焦る気持ちもあるかもしれませんが、まずはしっかりと基礎を固めることが大切です。
自分がどこまで分かっていてどこから分からないのか、しっかりと振り返り、分からないところまで戻って理解を深めるようにしましょう。
学校や塾の先生に相談する
なぜ授業についていけないのか自分ではわからないようなときは、学校や塾の先生に相談してみましょう。
授業についていけない原因や、集中的に取り組んだほうが良い範囲などを客観的にみてアドバイスしてもらえるでしょう。
自分では気がついていなかったような改善点を見つけてもらえたり、効果的な勉強方法を教えてもらえたりしますので、1人で悩まず積極的に相談してみるとよいですね。
塾を変えてみる
現在集団型の塾に通っていて進むペースが早いと感じる場合には、個別指導型の塾など一人ひとりのペースに合わせて指導をしてくれる塾のほうが向いているかもしれません。
また、塾の友達と仲が良くなかったり、講師の先生との相性が悪かったりといった人間関係の悩みから勉強に集中できなくなっている可能性もあります。
今の塾が合っていないかもしれないと感じるときは、自分のレベルに合った授業を受けられているか、フォロー体制が充実しているかどうかをポイントに、今の自分に合っている塾への変更を検討してみましょう。
親身になって一緒に学習計画を立ててくれるような塾を選ぶと、安心して勉強を進めていけるようになるでしょう。
授業についていくために意識したいこと
授業にしっかりとついていくためには、意識しておくべきポイントがいくつかあります。
具体的に紹介していきますので、ぜひ日々の学習に取り入れてみてください。
勉強の目的や目標を明確に設定する
まずは勉強する目的や目標を明確に設定しましょう。
目標設定は長期目標と短期目標をそれぞれ決めておくと、具体的にやるべきことが明確になって取り組みやすくなります。
例えば、希望している高校に合格することが長期目標だとすると、短期目標としては受験までに定期テストや模試で何点をとっておく必要があるのかを決めてみましょう。
具体的な目標があることで、それを達成するために日々の勉強をどれぐらい頑張ったら良いのか、どの程度のペースで進んだら良いのかがわかりやすくなり、勉強するモチベーションを上げて取り組むことができるようになります。
分からないことはすぐに調べるか質問する
授業中にわからないことがあったら、後で確認しようと後回しにしたりせず、すぐに解決するように心がけましょう。
後でやろうとしても調べることを忘れてしまったり、そもそも何が分からなかったのかを忘れてしまうこともあります。
分からないことがあったらすぐにテキストや辞書を調べたり、先生に質問したりしてその場で解決するようにしましょう。
すぐに質問ができないようなときは、分からなかったことに◯などの印をつけておき、授業後に先生や友達に聞くようにするとよいですね。
家での予習復習を習慣づける
授業で学習した知識を定着させるためには、家での予習復習がとても大切です。
予習をしておくことで、自分がわかる部分と分からない部分をあらかじめ把握してから授業に臨むことができるため、授業での学習効率がアップします。
また、学習した内容を復習することで、本当に授業内容を理解できたかを振り返って知識を定着させることにつながります。
家での予習復習を習慣づけることで、授業の内容をスムーズに理解できるようになっていくでしょう。
できなかった問題は繰り返し復習する
できなかった問題や難しいと感じた問題は、繰り返し間違ってしまう傾向があります。
そのような問題は、何度も繰り返し復習して間違った原因や大事なポイントを理解し、知識を定着させるようにしましょう。
できない問題と同じ知識を使う応用問題にも挑戦してみて、確実に解けるようになっていれば知識が習得できているといえるでしょう。
勉強した記録を残してやる気アップにつなげる
必死に勉強をしていても、なかなか目に見える成果が出ないとモチベーションを維持することは難しいかもしれません。
毎日どれぐらい勉強に取り組んでいるのかを可視化できるように記録を残しておくことで、日々の頑張りを自分で認めてあげられるようになり、辛いときでも「もうちょっと頑張ってみよう」とやる気アップにつなげることができるでしょう。
授業についていけないと感じたら?|まとめ
授業についていけないと感じる原因は、お子さんによってさまざまです。
その子にあった対処法を実践し、授業についていくために意識すべきポイントをしっかりと押さえて学習していくことが大切です。
それでも授業についていくことが難しいと感じたら、完全オンラインで一人ひとりに合わせて学習を進めることができる学研オンエアをぜひ試してみてください。
学研オンエアは、授業についていけないとお悩みのお子さんでもその子のペースや理解スピードに合わせて受講ができるので、苦手分野の克服にもとても効果的です。
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