集中して勉強に取り組みたいけれどなかなか集中力が続かなかったり、集中しようと思うと他のことが気になってしまったりすることは誰にでも経験があるでしょう。
集中力を高めたいと思っていても、どのような方法が効果的なのかわからない方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、勉強がはかどるように集中力を高める方法について紹介していきます。
すぐ実践できる内容ばかりですので、ぜひ最後までご覧いただき、ご自分に合いそうな方法を取り入れてみてください!
人が集中できる時間はどのくらい?
集中力が続かないと悩んでいる場合、そもそも人が集中できる時間はどのくらいなのかを把握していない方も多いかもしれません。
人は長時間物事に集中するのは難しいものです。
一般的に集中力が続く時間は40分〜90分程度といわれることが多く、その中でも最も集中力の高まる時間は15分程度といわれています。
「長時間集中力が続かない」と悩むよりも、短い時間でも集中力を高める方法を身につけたほうが勉強の効率がアップするといえるでしょう。
集中力が続かない原因
やる気があっても、集中できるとき・できないときがあると感じることもあるでしょう。
集中力が続かない場合の原因は以下が考えられます。
- 目的や目標を決めずに始めている
- 周囲に気が散るものが多い
- 長時間同じことをやり続けている
- 身体的・精神的に不調が多い
- やることが多すぎる
具体的に紹介していきます。
目的や目標を決めずに始めている
特に勉強が好きではない場合、具体的な目的や目標がないのに勉強しようと思ってもなかなか集中はできないものです。
なぜ勉強をするのか、どのようなことを目標にするのかを具体的に決めてから始めることで、目指すべきものがはっきりとして集中して取り組めるようになります。
周囲に気が散るものが多い
勉強する場所に、漫画やゲームなどの気が散るものがあると、どうしてもそちらに気を取られてしまいます。
勉強する机の上が散らかっていたり、しっかりとした勉強スペースが確保できていなかったりしても集中を妨げてしまう原因になります。
また、話している人の声や外の雑音に気を取られてしまうこともありますので、できるだけ気が散らないような環境で取り組むことが大切です。
長時間同じことをやり続けている
長時間同じことをやり続けていると、人の集中力はだんだんと下がってきてしまいます。
そもそも人は長時間集中を維持することが難しいため、同じことをやり続けて飽きてしまうとさらに効率は悪くなるのです。
短い時間に区切って取り組んでみたり、場所や環境を変えてみたりするなど、長時間同じことを続けないような工夫が必要です。
身体的・精神的に不調が多い
部活動が忙しくて疲れていたり、友達とうまくいっていなかったりと、身体的な不調や精神的な悩みを抱えているようなときも、集中力は下がってしまいます。
集中して物事に取り組むためには心身ともに安定していることが必要なので、まずはしっかりと睡眠と栄養をとって体調を回復させ、悩み事や困っていることがあれば誰かに話して聞いてもらったりアドバイスをもらったりして早めに解決するようにしましょう。
やることが多すぎる
やらなくてはいけないことが多すぎると、気になることが次々と頭の中に浮かんでしまい、それが自分自身へのプレッシャーとなってしまって目の前のことに集中できなくなってしまいます。
一度にたくさんのことをやろうとするよりも、1つのことに絞って取り組んだほうが集中力を高めることができ、作業効率も上げることができるのです。
集中力を高める方法6選
集中力が続かない原因はさまざまです。
その原因を取り除いて集中力を高めるためにはどのような方法が効果的なのかを紹介していきます。
集中できる環境を整える
まずは集中できるような環境をしっかりと整えることが大切です。
気が散るようなおもちゃや漫画を視界に入るところに置かない、周りの人の声や騒音が気にならないような場所を選ぶなど、集中の妨げになるようなものがない環境で勉強することを意識しましょう。
その時の気分によって場所を変えても集中して取り組めるように、図書館や塾の自習室など、自分が集中しやすい環境をいくつか見つけておくことをおすすめします。
遊びと勉強のメリハリをしっかりとつける
だらだらと長時間勉強をしていても、集中力は続きませんし効率も下がってしまいます。
勉強に集中して取り組む時間と遊ぶ時間を予めしっかりと決めておき、メリハリをつけて取り組むようにしましょう。
頑張った後に楽しみがあると思うとやる気を出すこともできますし、決められた時間だからこそ集中して取り組むことができるようになります。
マルチタスクをやめて1つのことに集中する
いろいろなことを一気にこなそうとせず、1つのことに絞って集中することも大切です。
人は一度にたくさんのことをやろうとするとどうしても気が散ってしまい、集中力が落ちてしまいます。
勉強も一度にさまざまな教科や範囲をこなそうとせず、「今日は算数の計算をやる日」「この30分間は英単語を覚える時間」というように集中して取り組むことを1つに決めておいたほうが効率的に学習を進めることができるでしょう。
集中と休憩をこまめに繰り返す
長時間まとまって勉強するよりも、こまめに休憩時間を取るほうが集中力を高めることができます。
こまめな休憩を取ることで頭をリフレッシュすることができ、集中力の持続に効果的だからです。
おすすめは、25分勉強したら5分休憩するなど、短めのスパンで繰り返すことです。
休憩時間にはスマホで調べ物をしたりするのではなく、外の景色を眺めたり軽い散歩をしたりするなど、気持ちがリフレッシュできるような時間の使い方をしましょう。
良質な睡眠をしっかりとる
睡眠不足で頭がうまく働かない状態では、集中力を高めることはできません。
日頃から、良質な睡眠をしっかりととるように意識しておきましょう。
寝る前にはスマホやゲームなど刺激の多い画面を見ないことや、毎日適度な運動をして体を動かしておくことも、良質な睡眠を取るためには大切です。
集中力を高めるためにとりいれたいアイテム
集中力を高める方法について紹介してきましたが、集中力を高めるためにとりいれると効果的なアイテムもあります。
おすすめのアイテムについて紹介していきます。
タイマー
集中する時間は長すぎず短めに設定しておくことがポイントですが、その時間が可視化できるようにタイマーを使うこともおすすめです。
ゴールを設定しておくことで、その時間まで頑張ろうとモチベーションを上げて取り組むことができるようになります。
好きな音楽や香り
静かすぎる環境だと逆に集中しにくいと感じる方もいるかもしれません。
音楽を聴きながらのほうが集中できる方もいますので、自分が好きな音楽を取り入れてみるのもよいでしょう。
集中力を高めたいときには、クラシック音楽や鳥のさえずりなどの自然音もおすすめです。
また、好きなアロマの香りは気持ちをリフレッシュさせてくれて集中力を高めることに繋がりますので、ぜひ取り入れてみましょう。
適度な糖分
集中して勉強していると脳のエネルギーをたくさん使うため、そのエネルギーをしっかりと補うことが必要です。
エネルギー補給に効果的な栄養素が「ブドウ糖」で、手軽にとれるおやつとしてはラムネや、カフェインが含まれていて眠気にも効果があるチョコレートなどがおすすめです。
ブドウ糖は一気にとりすぎると血液中の糖分濃度の急降下につながり逆効果になってしまうこともあるので、食べ過ぎには注意して適度な量で抑えるようにしましょう。
集中力を高める方法6選|まとめ
集中力を妨げる原因はさまざまですが、自分が集中できる環境を知っておくことがまず大切です。
集中力を高める方法を知っておくことで、効率的に勉強を進められるようになるでしょう。
今回の記事で紹介してきた集中力を高める方法や集中力を高めるために取り入れたいアイテムを参考に、自分に合った集中力を高める方法をぜひ取り入れてみてください。
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