小学生の子どもを持つ保護者は、長期休みの過ごし方について悩んでいる方が多いと思います。
当たり前ではありますが、長期休みは学期と学期の間にある休みなので、長期休みの間で次の学期に向けて何かできることはないのかと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、小学生の子どもを持つ保護者に向けて、小学生の冬休みにやっておきたい勉強として、冬休みを有意義に過ごす方法を紹介します。
遊びと勉強を両立して有意義な冬休みを過ごしましょう。
小学生の冬休みに入ったらまずは計画を立てよう
小学生の冬休みは、クリスマスや年末年始などのイベントがあるため、意外と自由な時間が少ない長期休暇です。
宿題を終わらせ、さらに勉強もできるように、まずはしっかりと計画を立てて、冬休みの過ごし方を決めましょう。
また、計画をできるだけ子ども自身に立てさせることで、「自分で決めたことはちゃんと守る」という精神も育ちます。
しかし、小学生の子どもに「計画を立てて」と言っても、やり方がわからなければ難しいため、以下の手順をもとに、一緒に立ててみてください。
①イベントや行事を確認
まずはクリスマスや年末年始、外出の予定などのイベントを確認します。
特に年末年始は、遠方に住んでいる実家で集まったりする家庭も多いのではないでしょうか。
そういった外せない予定を先に書き出しておくことで、どれだけ自由に決められる時間があるのかがわかり、以降の予定が立てやすくなります。
②宿題の計画を立てる
宿題の量を確認し、一日当たりどのくらい進めるのかを決めましょう。
毎日少しずつ取り掛かることで勉強を継続して行うことに繋がるので、一気にまとめて終わらせるのではなく、毎日少しずつの計画を立てるとより良いです。
計画内容はできるだけ具体的に「ドリルを5ページ」 「音読3回」など、何を行うかを決めておくのがおすすめです。
一日の勉強量が少ないと、冬休み中に宿題が終わらなかったり、逆に多く設定しすぎるとやる気が出ずに計画が破綻してしまうため、続けられる量の見極めが重要になります。
また、自由研究など数日かけて行う必要がある宿題も、取り組む期間を前もって決めて計画を立てておきましょう。
絵日記や作文が出されている場合は、イベントや行事の後に入れておくと書く内容に悩みません。
③学習の計画を立てる
宿題の計画が立てられたら、次は学習の計画も立ててみましょう。
宿題以外だけではなく、復習や予習をしておくことで、休み明けの勉強に置いていかれる心配がなくなります。
学習の計画は宿題のように具体的な内容ではなく、「最低15分間勉強する」など、時間で区切るのがおすすめです。
小さいころから学習計画を立て、それにしたがって勉強をしていくものという認識を付けることで、今後の受験勉強の時もスムーズに勉強に取り掛かることができるようになるでしょう。
④好きな予定を入れる
最後に、空いているところに子どものしたい予定を入れましょう。
好きな予定を入れてもいいのですが、ウィンタースポーツやスポーツ観戦など、この時期にしかできない予定を入れるのがおすすめです。
小学生の冬休みにやっておきたい宿題以外の勉強
小学生の冬休みにやっておきたい宿題以外の勉強を紹介します。
全て必須ではありませんが、今まで全く勉強してこなかったという方はできることから始めましょう。
①復習をする
その学期の総復習をするのですが、この時にその学期中に行ったテストを使用することをおすすめします。
テストで出題される問題は、その単元で習った範囲や、今までの知識を必要とする問題になります。
間違えている問題というのは習った内容がしっかりと身についていなかったり、基礎に抜けがあることが多いので、間違えた問題を復習するだけでもかなり意味があるのです。
さらに、その学期で習った範囲のワークや問題集に取り掛かることができるとより良いです。
②苦手範囲をなくす
復習をすると自然と苦手範囲がみえてくるので、苦手範囲の把握ができたら苦手範囲をなくしていきましょう。
苦手範囲にもよりますが、苦手の原因のほとんどは基礎が抜けていることが挙げられます。
苦手範囲を克服するためには、基礎から復習し直す必要も出てきますが、基礎がしっかりと固まっていないと次の学期で習う範囲も曖昧なままになってしまう可能性があるので、冬休みの間に完璧にしておくことが大切です。
③余裕があれば予習もする
最後に余裕のある子どもは予習も行なうといいでしょう。
復習がしっかりとできていないまま予習に取り掛かるのはあまりおすすめできないため、あくまでも復習が完璧にできるようになった子どもだけ取り掛かるようにしてください。
次学期の予習をすることで学校の授業が復習になります。
何度も同じ範囲を習うことで定着度もあがるため、学力を向上させるためにも予習をすることは復習と同じくらい大切なポイントです。
小学生が冬休みを有意義なものにする方法
ここからは、小学生が冬休みを有意義なものにする方法を解説していきます。
どれも保護者の協力が必要になってくるものになるので、できるところから挑戦してみてください。
①自習・家庭学習の習慣を身につける
毎日少しずつでもいいので、必ず毎日自習・家庭学習をするという習慣をつけましょう。
宿題の計画を立てる際に、毎日少しずつの計画を立てるとより良いと説明しましたが、これは毎日勉強する習慣をつけるという目的があります。
毎日勉強する習慣がない子どもの場合、毎日勉強することはなかなか難しいと思うので、最初は5分からでも問題ありません。
「机に座る=勉強する」という風に認識づける方法も有効的なので、様々な方法で挑戦してみてください。 最初は5分や10分などのように短い時間から始め、徐々に時間を伸ばしていきましょう。 最終的に子ども自ら机に向かうようになれると良いです。
②季節のイベントや行事に参加する
冬休みは、クリスマスや大晦日・お正月といった行事が詰まっています。
こういった季節のイベントに家族で参加することで、思い出を作ることができるだけでなく、イベント発祥の国の伝統文化を実際に体験する機会にもなります。
また、冬しか体験できないスポーツなどをしてみるのもおすすめです。
スキーやスノーボードは雪山に行くため、雪を見るだけでもテンションが上がりますし、普段できないスポーツなので、冬休みの宿題にある日記などに書くこともできるでしょう。
③規則正しい生活を送る
最後に、規則正しい生活を送るようにしましょう。
冬休みはお正月やクリスマスなどでつい夜更かしをしたり、朝も遅くまで寝てしまったりとグタグタしてしまいがちですが、有意義に過ごすためには規則正しい生活を送ることが欠かせません。
学校がある時と同じ時間に置き、軽く体を動かしたり、犬を飼っているおうちは朝の散歩に一緒に行ったりと、できるだけグダグダせずに過ごすことを心がけてください。
小学生が冬休みに学習習慣をつける方法
ここまで小学生の冬休みにやっておきたい勉強と、小学生が冬休みを有意義なものにする方法を解説しましたが、なかなか全部に取り掛かることは難しいと思います。
そこで、ここでは小学生が冬休みに学習習慣をつける方法を紹介します。
冬期講習に通う
冬休みに学習習慣をつける方法として有効なのは、冬期講習に通うことです。
塾に通うことで勉強が強制されるので、勉強せざるを得ません。 そのため、塾で勉強するという習慣がつくようになります。
塾に行ったら勉強をしなくてはいけないという認識が身につくので、塾に行くことで勉強をするようになるのです。
しかし、冬期講習に通うという方法は塾で勉強をするという習慣は付きますが、自宅で勉強するという習慣に繋げることは少し難易度が高いです。
自宅で勉強する環境があまり整っていない家庭は塾の活用もおすすめです。
オンライン授業を受ける
2つ目は、オンライン授業の受講になります。
オンライン授業は塾と異なり、自宅で授業を受けることができるため、自宅で勉強をすることになります。
自宅で机に向かったら授業が始まるという習慣から、机に向かったら勉強をするという習慣に繋げやすいので、自宅での学習習慣を身につけたい子どもにはオンライン授業がおすすめです。
また、オンライン授業で懸念されがちな以下の点に関しては、双方向授業のオンライン授業を受講することで解決されます。
- サボってしまう
- 授業に集中できない
- わからないところがあっても質問できない
学研オンエアでは、双方向のオンライン授業を提供しているため、自宅にいながら塾で授業を受けているかのような授業を受けることが可能です。
質問もその場ですることができ、常に講師が子どもを見ている状況になるのでサボろうと思ってもサボることが難しいです。
自宅での学習習慣を身につけながら、復習や予習をして学力の底上げをしたいという方は、1度学研オンエアの双方向オンライン授業をお試しください。
小学生の冬休み|まとめ
今回は、小学生の冬休みについて以下の3つを解説しました。
- 小学生の冬休みにやっておきたい勉強
- 小学生が冬休みを有意義なものにする方法
- 小学生が冬休みに学習習慣をつける方法
小学生の冬休みを有意義なものにするためには、学習計画を立てて、毎日勉強をするという習慣を身につけることが大切です。
また、規則正しい生活を送ることで、時間を有意義に活用することにもつながるので、勉強だけでなく遊びや習い事も上手に両立させることができます。
もし、自宅での学習習慣がないという方や、学習習慣をしっかりと身につけたいという方は自宅にいながら塾にいるかのようなハイクオリティーな双方向の授業を受けることのできる学研オンエアのオンライン授業をご検討ください。