高校や、私立の中学校などで入学前・入学直後に行われるクラス分けテストですが、なぜクラス分けテストを行うのか理由をご存じでしょうか?
また、このクラス分けテストではいい点数を取った方がいいのかいまいちよくわからないという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、入学前・入学直後に行う学校が多いクラス分けテストはどういう意味があるのかを始め、クラス分けテストでいい点数を取った方がいいのか、そしてクラス分けテストの対策方法を解説します。
クラス分けテストで高得点を取って、上のレベルの授業を受けたいと思っている方は、参考にしてください。
クラス分けテストとは?
クラス分けテストとは、入学前・入学直後に授業のクラスを分けるために行う学校が多いです。
習熟度別で授業を行う学校や科目はクラス分けテストの結果をもとにクラスを構成するため、テストの結果次第では同じ学年でも授業によっては別々の授業を受けることになります。
クラス分けテストを行うメリット
クラス分けテストを行うメリットとしては、習熟度別の授業を受けることができるため、自分に合ったレベルの授業を受けることができます。
難しすぎる授業を受けてもあまり身につきませんが、あまりにも簡単すぎても時間がもったいないです。
しかし、自分に最適なレベルの授業を受けることで効率よく学習することができ、着実に学習レベルをあげていくことに繋がるため、習熟度別授業を実施するためにクラス分けテストを行う学校・科目が多いです。
クラス分けテストでは高得点を取った方がいい?
クラス分けテストでは高得点を取った方がいいのか?という疑問ですが、結論から述べると高得点を取れるなら取った方がいいです。
高得点を取るということは、しっかりと理解できているということに繋がります。
しかし、その場しのぎで高得点を取ってしまうと、本当はその実力がないのに高得点を取ってしまったことになり、その後の勉強に支障をきたすことになるため、その場しのぎや上のレベルの授業を受けたいからという理由で高い点数を取ることは危険です。
まぐれで高得点を取ってしまうと、自分の本当の実力以上の授業を受けることになり、次第にレベルの高い授業についていけなくなってしまう可能性があります。
高得点を取って授業のレベルを上げていきたい場合は、自分の実力をしっかりと底上げして高得点を取ることが大事です。
クラス分けテストの対策方法
ここからはクラス分けテストの対策方法を紹介します。
クラス分けテストでしっかりと高得点を取ることができれば、実力もしっかりと身についているということになるので、クラス分けテストに向けて実力の底上げをしていきましょう。
基礎学力をしっかりと固める
クラス分けテストの対策方法1つめは、基礎学力をしっかりと固めることです。
第一に、勉強は基礎が1番大切です。
基礎をしっかりと理解・把握して初めて発展問題や応用問題を解くことができるのですが、基礎学力がないと発展を学んでも問題の根本を理解することが難しく、後に躓いてしまいます。
クラス分けテストで高得点を取るためには学力の底上げをしないといけないので、学力の底上げになる1番の近道である基礎学力をしっかりと身につける、復習するところから始めましょう。
問題の解答を覚えるのではなく、解法を理解する
クラス分けテストの対策方法2つめは、問題の解答を覚えるのではなく、解法を理解することです。
解答や解法を暗記することは誰にでもできます。 しかし、解答や解法を暗記しただけではほかの問題で活用できません。
問題の根本や解法をしっかりと理解することで、ほかの問題でも活用することができ、発展問題でも通用する実力が身につきます。
問題を解く時は、問題の根本に着目するようにしましょう。
復習をしっかりする
クラス分けテストの対策方法3つめは、復習をしっかりすることです。
みなさん、勉強で1番時間をかけているところはどこですか?
問題集を解く時間に1番時間をかけているのか、解説を読む時間・ノートを作る時間に時間をかけているのか、人それぞれ時間配分は異なると思います。
効率よく勉強するためには、丸付けと復習の時間に1番時間をかけましょう。
丸付けではただ〇・✖を付けるのではなく、
- なぜ間違えたのか
- 何が原因で解くことができなかったのか
- 何ができていれば解けた問題だったのか など、1つ1つの問題をしっかりと分析してください。
そして復習の時はただ解法を読むのではなく、なぜこの解法になるのか、なぜこの解き方で解くことができるのかをしっかりと理解することが大切です。
また、1度間違えた問題は印をつけ、自力で解けるようになるまで何度も解き直しましょう。
クラス分けテストとは|まとめ
今回は、クラス分けテストとは何かを始め、
- クラス分けテストを行うメリット
- クラス分けテストでは高得点を取った方がいいのか
- クラス分けテストの対策方法 について解説しました。
クラス分けテストは習熟度別で授業を行う学校や科目で実施している、生徒の学力を把握するためのテストで、クラス分けテストで高得点を取れるということは実力が高いということになります。
実力がしっかりと身についていない方が、まぐれでクラス分けテストで高得点を取ってしまうとその後の授業で躓いてしまう恐れがあります。
クラス分けテストで高得点を取りたい場合は、実力・学力の底上げが欠かせません。
学研オンエアでは自宅での勉強を習慣化することで基礎学力を身につけ実力の底上げのサポートをしています。
自宅で双方向のオンライン授業が受けられるため、自宅での勉強の習慣化にもなり、プロ講師による授業で実力の底上げも可能です。