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高校の志望校の決め方とは?間違えない学校選びの5つのポイント

中学生の後半に差し掛かってくると、考えなくてはいけないのが志望校の決め方ですよね!

そこで「志望校はいつまでに決めておいた方が良いの?」「志望校を決めるポイントは?」などの気になる疑問について、この記事で詳しく説明していきます。

また、志望校の決め方になる5つのポイントもご紹介しますので、間違えない志望校選びにお役立てください。

志望校はいつまでに決めるべき?

校舎と青空

最初に「志望校はいつまでに決めるべき?」について解説していきます。

一般的に、中学3年生の夏頃までには公立か私立どちらかに進むか考えておきたいところですが、遅くても11月頃までに決めておくことが良いでしょう。

なお、最終的に志望校の決め方としての目安としては、中3の12月頃にある三者面談までとなります。

また、具体的な締め切りで言うと公立高校は2月に願書を提出する学校が多いため、1月までに最終的な志望校を決める必要があります。

さらに、私立高校の入試は公立高校よりも早いため、私立単願になると12月頭までには最終的な志望校を決めておかなくてはいけません。

高校の種類を理解する

通学する女子高生

高校にはさまざまな種類があるため、自分のやりたいことなどを総合的に考えて決めると良いでしょう。

高校は大きく分けると、全日制高校・定時制高校・通信制高校の3種類です。

また、運営している主体によって、私立高校・公立高校・国立高校に分けられます。

さらに、高校の学科を大きく分けると、普通科・工専門学科・普通科と専門学科の両方の要素をもつ総合学科があります。

志望校の決め手となる「学習面」と「学習面以外」の内容

野球部の練習

次に、志望校選びの決め手となる「学習面」と「学習面以外」の内容に分けて詳しくご説明します。

志望校を選ぶ際の優先順位も考えながら、確認していきましょう。

【学習面】

  • 高校の雰囲気
  • 自分の模試の結果と照らし合わせる
  • 大学への進学実績

【学習面以外】

  • 部活動
  • 通学の利便性

それぞれの特徴を把握しておきましょう。

学習面①高校の雰囲気

3年間通学する上で自分が思っている雰囲気と、志望校が合っているかは大変重要な要素になります。

そのため、制服の有無や勉強重視など毎日通学したいと感じられる教育方針や校風・学校の雰囲気などについてしっかり整理することが必要です。

また、私立高校に多い要素である宗教や大学附属などの要素も学校の雰囲気に大きな違いが出てくるため、確認事項の1つとして挙げておきましょう。

学習面②自分の模試の結果と偏差値を照らし合わせる

中3で受けた模試の結果を参考にして、志望校の偏差値と照らし合わせることもポイントの1つです。

多くの模試は、点数以外にも合格圏内や安全校なども記載されているため、その結果を参考にしながら志望校を決めることができます。

ただ、模試以降に受験勉強を頑張ることで偏差値が上がることもあるため、偏差値は志望校を決める決定打と言うよりも志望校を決める材料の1つとして捉えておくと良いでしょう。

学習面③大学への進学実績

志望校の決め方では、進学や就職の実績を見ることも重要な要素になります。

しかし、進学実績だけでやりたいことができるとは限らないため、傾向を読み取る材料として参考にする程度で良いでしょう。

また、就職希望の人も近年は高卒で就職する割合は減ってきていますが、就職実績がある高校を選ぶことは選択肢が増える要素になります。

学習面以外①部活動

中学時代にスポーツや競技に打ち込んできた人にとっては、部活の環境や実績を見て志望校を決めることもおすすめです。

例えば、インターハイや全国出場を目指している人は、今までに出場経験のある高校を志望校にすることができそうですね。 また、私立高校のなかでは部活動の実績を評価して入学できる制度もあるため、それらを活用して志望校を決めるのも良いでしょう。

学習面以外②通学の利便性

高校への通学手段や利便性を検討するのは3年間同じ場所に通う上で重要な要素です。

どのような通学手段でどれだけ時間がかかるのかを考慮することは、勉強時間の確保や部活動に励む上でも大切です。

また、電車やバスで通学する場合は、定期券など交通費の金額を確認しておくこともポイントになります。

高校の志望校を決める際の5つのポイント

校舎内にいる男子高校生

次に、実際に高校の志望校を決める際のポイントを5つご紹介します。

  • 焦りで決めない
  • 高校の知名度で判断しない
  • 偏差値だけで決めない
  • 実際に見てみる
  • 将来の自分を想像する

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

ポイント①焦りで決めない

高校受験での志望校を決めるのは早いに越したことはありません。

早ければ早いほど具体的な目標が設定できるため、志望校合格への実力アップの対策も明確になります。

しかし、早めに志望校が決まらないからと言って焦る必要はありません。

焦って志望校を決めてしまうと自分に合わない学校を選んでしまう可能性があるので、まずはいくつかの候補をピックアップした後、優先順位を考えた上で志望校を決める流れが良いでしょう。

ポイント②高校の知名度で判断しない

高校にもさまざまな事情により知名度が高くなっている学校があります。

知名度が高くても自分の理想や目的が合致していないと、入学してから自分のやりたいことができないことになるかも知れません。

逆に、知名度が低くても自分がやりたいことをできるのであれば、自分に一番適している学校と言えます。

ポイント③偏差値だけで決めない

偏差値を参考に選ぶことは志望校の決め方として分かりやすい指針にはなるでしょう。

しかし、偏差値だけで志望校を決めることは自分のやりたいことができる高校とは限りません。

偏差値はあくまで参考資料の1つとしながら、これからの自分を考えた上で志望校を決めていくことが良いでしょう。

ポイント④実際に見てみる

「百聞は一見に如かず」という言葉の通り、自分で足を運び実際に見ることは何よりの情報源になります。

特に、オープンスクールを実施している学校には積極的に参加して、実際の雰囲気を自分の肌で感じてみましょう

また、現段階で志望校が明確でない場合であっても、少しでも興味がある学校であれば実際に見てみることで、自分のなかに新しい目標や基準が生まれるかも知れません。

ポイント⑤将来の自分を想像する

志望校を決める際には高校卒業後のなりたい自分をイメージしながら、何が必要かを明確にしておくことも大切です。

すでに将来の夢や目標がはっきりある場合は、逆算して志望校選びをすることが理想的な志望校の決め方と言えます。

一方、現状将来の夢ややりたいことが見つからない場合は、高校卒業後の進学や就職実績を参考にしながら、在学中に進みたい分野が広がる高校を選ぶと良いでしょう。

志望高校の情報の集め方

スマホで情報を集める学生

次に、志望校の決め方の情報を集める方法についてご紹介します。

  • インターネットやSNS
  • 高校のオープンスクールに参加する
  • 在校生や卒業生に聞く

それぞれの媒体や手段をうまく活用しながら有益になる情報を集めていきましょう。

情報の集め方①インターネットやSNS

現在、各高校に関する情報はインターネットで詳しく確認することができます。

また、SNSや口コミの評判でも志望校の決め方として役に立つ情報が多く載っているため、確認してみましょう。

しかし、口コミの内容がすべて正しいとは限らないことや、あなたに直接当てはまらないこともあるため、あくまでも参考程度にとどめておくと良いでしょう。

情報の集め方②高校のオープンスクールに参加する

高校の情報は、インターネットだけではなかなか理解できないところがあります。

そのため、高校のオープンスクールなどを利用してみて実際の先生や在校生に直接聞いてみることをおすすめします。

ただ、オープンスクールでもすべてが分かるわけではないため、あくまでも学校の雰囲気を見るための参考資料として捉えておくと良いでしょう。

情報の集め方③在校生や卒業生に聞く

もし、あなたが興味ある学校に通っている先輩や卒業生が居る場合は話を聞いてみるのも良いでしょう。

実際に3年間通っている生の声を聞くことができるため、志望校の決め方として大きな資料になることは間違いありません。

しかし、先輩からの情報は貴重な意見として受け止めることは大切ですが、先輩の声も全てではないことに注意してください。

志望校の決め方として一番大切なのは、多くの情報を整理しながら**「最終的には自分自身で間違えない志望校の決め方を身につけること!」**であることを忘れないようにしましょう。

高校の志望校の決め方|まとめ

高校の志望校を決めることは人生の大きな分岐点の1つになるため、簡単には決められないことです。

そのため、今回紹介しました5つのポイントを整理しながら、自分に一番ふさわしい志望校を見つけていきましょう。

また、志望校が既に決まっている人や迷っている人も受験に向けて、学習レベルの向上は必要です。

そして、学習能力を上げていくためには、効率的な勉強方法を手に入れていくことが志望校を決める上でも自信につながります。

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山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。