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家庭教師と塾の違いは?それぞれに向いているタイプも紹介

「家庭教師と塾って、何が違うの?」 「家庭教師と塾、自分はどっちが合っているんだろう?」 などと、家庭教師と塾のどちらを選べばいいのか悩んでいる人は少なくないと思います。

家庭教師と塾では全く別のサービスなので、その違いをきちんと理解し、比較しながら決めていくことが大切です。

この記事では家庭教師と塾の特徴や違いや、それぞれに向いているタイプについて紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

家庭教師と塾の特徴

1対2で授業を受ける男の子たち

家庭教師と塾の特徴には、何があるのでしょうか。

どちらを選ぶか迷っている方は、自分はどちらが合うのかを考える参考にしてください。

家庭教師の特徴

家庭教師は、生徒個人のレベルやペースに合わせて勉強を進めてもらえるのが最大の特徴になります。また、講師に質問しやすく自分がしっかりと理解するまで徹底的に教えてくれるのが大きな魅力です。

家庭教師は文字通り自分の家に教師が来て勉強を教えてくれるため、塾に足を運ばなくてもいいですし、自宅でリラックスして勉強に取り組むことができるので 「塾の教室は緊張してしまう」という方にはおすすめです。

塾講師よりは身近な存在になるため、勉強以外のプライベートな相談も気軽にできます。

塾の特徴

塾の特徴は学習に特化している場所のため学習環境が整っており、塾に通うことで学習習慣が身に付きます

また、進路に関しても講師が手厚くフォローしてくれるため、中学受験や高校受験で悩んだときにとても心強いです。

塾には様々な指導タイプがありますが、ここでは代表的な集団指導と個別指導の二つについてその特徴を解説します。

集団指導の特徴

集団指導の場合、入試を目標にしてカリキュラムが組まれていて、学校の授業とは異なったペースで授業が進むタイプと、学校の授業に沿って復習や予習をするタイプがあります。

集団指導は文字通り集団で授業を行うため、同じ目標を目指す友だちやライバルが近くにいる環境で勉強できるため、刺激のある環境で成績を伸ばしたい方におすすめです。

反対に、大人数が苦手な方や質問があるときに積極的に手を上げて質疑ができない方はあまりおすすめできません

個別指導の特徴

個別指導塾の特徴は、個々に分けられた部屋や個別ブースで講師と生徒が1:1や1:2で授業を行うことです。

個別指導では、生徒一人ひとりのペースで学習が進められるので、わからないところをしっかり教えてもらうことができます。

講師との距離感が近いため、勉強の内容だけでなく、勉強の仕方や志望校の決め方などの相談も可能です。

塾でありながら家庭教師のように一人ひとりに沿った勉強ができるところが魅力です。

家庭教師と塾の違い

1対1で授業を受ける女子学生 家庭教師と塾の違いは、学習環境や学習ペース、コミュニケーションの違いなどさまざまあります。

ここからは家庭教師と塾の違いを4つご紹介します。

家庭教師と塾の違い①|学習環境

家庭教師と塾の違いの1つめは、学習環境が異なるところです。

家庭教師の場合は、先に紹介した通り講師を自宅に呼んで授業が行われるため、塾に通う必要がなく、通塾についての心配がありません

塾の場合は個別指導、集団授業に関係なく、教室に通わなければなりません。そのため、通塾時間やまわりの治安の良さなども検討をしなければいけません。

家庭教師と塾の違い②|学習ペース

家庭教師と塾の違いの2つめは、学習ペースです。

家庭教師は生徒ひとりに対して講師もひとりの完全マンツーマン授業なので、生徒の理解度に合わせて授業を進めてくれます。

塾の場合、集団指導では同じクラスの学力や理解度にどうしてもばらつきが出るので、本人のペースに合わないこともあるため注意が必要です。

その点、個別指導では、家庭教師と近い学習ペースで進められます。

家庭教師と塾の違い③|コミュニケーションの違い

家庭教師と塾の違いの3つめは、コミュニケーションに大きな違いがあります。

家庭教師では、その講師以外の人とは交流をしない環境で授業が行われます。そのため講師の説明がわかりやすい、宿題が適切、モチベーションが上がるなど、相性が良い講師であれば大きな効果が期待できます。

塾の場合は、教室にほかの生徒がいるので、ほかの学校の友だちができたり、生徒同士お互いに刺激を受ける、ライバル心を抱くなど、高いモチベーションを維持することができます。

家庭教師と塾の違い④|料金

家庭教師と塾の違いの5つめは、料金の違いです。

塾や家庭教師の目安の料金を紹介します。

指導のタイプ 料金(月額)
個別指導塾(週1回) 40,000円前後
集団塾(週3回3教科) 30,000円~40,000円前後
家庭教師派遣センター(週1回1教科) 30,000円~40,000円前後
家庭教師(個人契約)週1回1教科 10,000円~30,000円前後

家庭教師と塾それぞれに向いているタイプ

パパと子供が悩んでいる図

ここまで家庭教師と塾の違いや特徴について解説してきましたが、家庭教師か塾を選ぶ時は上でご紹介した違いを参考に、性格や学習状況を踏まえて選択することをおすすめします。

ここからはどのようなタイプが、家庭教師や塾それぞれに向いているのか紹介します。

家庭教師に向いているタイプ

家庭教師に向いているタイプは、自発的に勉強する習慣が身に付いていない方です。家庭教師に指導してもらうことで自発的に勉強できるようになるため、学習習慣が身に付いていない方がおすすめです。

また、部活や習い事で忙しく余り時間が作れない方にもおすすめです。 家庭教師であれば、生活リズムに合わせて指導日や時間帯がフレキシブルに融通がきくため、部活などに合わせて対応してくれる場所が多いです。

個別指導塾に向いているタイプ

個別指導は、生徒一人ひとりに合わせた独自のカリキュラムで学習を進めていくため、好きな科目を伸ばしたい生徒や苦手科目を克服したいという方に向いています。

集団指導の授業についていけるか不安な場合や、短期間である科目を伸ばしたい、などといった目標がある場合に向いています。

集団塾に向いてるタイプ

集団塾は同じ学年や同じレベルの生徒とクラスになるため、授業中にわからない問題などがあった場合に積極的に手を上げて質問できる生徒やライバルと共に高め合える方におすすめできます。

また、集団指導は学校よりも早めのカリキュラムで授業が行われることが多いため、予習と復習が必要になります。そのため、普段から家で勉強する習慣がある生徒にもおすすめです。

家庭教師と塾の違いは?それぞれに向いているタイプ|まとめ

家庭教師と塾の違いや向いているタイプについて紹介してきました。

家庭教師と塾のどちらが自分に合っているのか悩んでいる方も少なくないと思いますが、本人の性格や学習状況、目的に応じて選ぶようにしましょう。

『Gakken ON AIR』 では、随時無料体験を実施しています。塾や家庭教師選びでお悩みの場合は、選択肢のひとつとして検討いただければと思います。

山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。