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小学生が勉強しないのはなぜ?主な原因と具体的な対策を解説!

「何度言っても子どもが勉強しない」
「いつまでもテレビやゲームばかりしている」

小学生のお子さんをお持ちの親御さんの中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

小学生の子どもが勉強するようになるには、親の積極的なサポートが必要になってきます。

今回の記事では、小学生が勉強しない主な原因と、具体的な対策について詳しく解説していきます。

小学生のお子さんが自分から勉強するようになるために、記事の内容をぜひ参考にしてみてください。

小学生が勉強しない主な原因

小学生が勉強しない原因は、どのようなことが考えられるのでしょうか。

子どもの性格や家庭状況によっても異なりますが、勉強しない理由として多くあげられる原因を紹介していきます。

お子さんに当てはまるものがあるか確認してみましょう。

勉強が難しく感じる

子どもが勉強しないのは、勉強が難しく感じていてやる気を失っている可能性もあります。

やってもわからなかったり、よく理解できなかったりすることに取り組むのは、大人でも嫌だと思ってしまうものでしょう。

授業をきちんと聞けていなかったり、復習ができていないためにすぐに内容を忘れてしまったりしていると、どんどん授業についていけなくなってしまい、勉強が難しく感じてしまう原因となります。

お子さんがなぜ勉強を難しいと感じているのか、その原因を探してフォローしてあげることが必要です。

集中力が続かない

小学生のうちは、大人に比べて集中力を維持することが難しいものです。

低学年であれば30分程度、高学年でも45分程度しか集中力が続かないことが多いのです。

集中して勉強に取り組むためには、30分ごとに少しの休憩を挟むなど、長時間ダラダラと続けないことがポイントです。

また、勉強する部屋に漫画やゲームなどの気が散るものがあると、集中力を妨げる原因となるため、勉強する部屋の環境を整えることも大切です。

遊びやゲームへの興味が強い

勉強をする気はあっても、遊びやゲームの後にやろうと思っていると、つい楽しいことに集中してしまい勉強する時間がなくなってしまいます。

遊びやゲームへの興味が強い子は、途中で切り上げることが難しくなりがちなため、先に勉強をすませてから遊んだりゲームをしたりするように習慣づける必要があります。

勉強する習慣や環境が整っていない

勉強する部屋で兄弟が騒いでいたり、毎日のスケジュールの中に勉強時間がしっかりと組み込まれていなかったりすると、なかなか自分から勉強に取り組むことは難しいでしょう。

勉強する部屋は、しっかりと集中できる環境が整っているかを確認してみましょう。

また、勉強時間にはみんなで静かに過ごすようにするなど、家族みんなが協力できるように話し合うことも大切です。

習い事が忙しい

最近の小学生は、勉強以外にもさまざまな習い事をしているケースも多いでしょう。

学校が終わった後に習い事に行って疲れてしまい、勉強する気力を失ってしまっている可能性もあります。

ある程度勉強を頑張る必要があるときは、習い事が本当に必要なものなのか、一度整理してみることも必要でしょう。

本人がどうしても続けたいと思っている習い事だけに絞ってみたり、通う曜日を週末に変更してみたりするなど、工夫してみましょう。

親から勉強を強制される

子どもがなかなか勉強をしない様子を見ると、親はつい「勉強しなさい!」と言いたくなりますが、親から勉強を強制されればされるほど、反発心から勉強したくなくなる子もいます。

無理やり勉強させるのではなく、あくまでも子どもが自分から勉強しようと思えるようにフォローしてあげることが重要です。

小学生が勉強するために親ができること

小学生が勉強するようになるためには、習慣づけや環境作りなど親のフォローが重要です。

小学生が勉強するために親ができることを紹介していきますので、できることから取り入れてみてください。

勉強に適した環境を用意する

まずは、勉強に集中して取り組める環境を整えることが重要です。

小学生はまだ自分の部屋ではなくリビング学習をしている子も多いため、必ずしも勉強部屋を用意する必要はありません。

勉強に取り組む部屋に、しっかりと集中できる机と椅子を用意し、気が散るようなおもちゃやゲームが散らかっていないようにしましょう。

勉強すると決めた時間は、兄弟やペットなどが騒がないように他の部屋に行ってもらうなど、静かに取り組める環境を整えることが大切です。

子どもとしっかり話し合う

子どもがなぜ勉強したくないのか、その原因を把握するためには、子どもとしっかり話し合うことが大切です。

小学生になると、自分から親に気持ちを伝えるのが恥ずかしいと思う子も増えてくるため、じっくりと子どもと向き合って話を聞く時間を確保することで、今まで親が気づいていなかった原因が見つかることもあります。

子どもが勉強したくないと思っている原因によって必要なサポートも異なってくるため、親の思い込みで行動する前に、しっかりとお子さんの話を聞いてあげましょう。

1日の中に勉強時間を組み込む

毎日の予定の中でうまく勉強時間が取れていない場合には、あらかじめ1日のスケジュールに勉強時間を組み込んでしまいましょう。

「毎日17:00〜18:00は勉強時間、その後は好きなことをして過ごす」といったように決めておくことで、その時間は勉強をする習慣をつけることができます

そして、勉強を頑張った後の楽しみも意識することで、やる気を出すことにつながるでしょう。

一緒に勉強する

子どもが1人で勉強する気にならないときは、親も机に向かい、読書や資格の勉強など何かに取り組むようにしてみましょう。

一緒に勉強に取り組むことで、勉強を頑張っているのは自分だけではなく、みんなで頑張っているから自分も頑張ろうというやる気アップにつながります。

子どもに勉強させるだけではなく、親も常に学び続けている姿勢を見せることで、お子さんにとって良いお手本を見せることができるでしょう。

小学生がどうしても勉強しないときの対策

いろいろと工夫をしてみても、子どもがどうしても勉強しないと困り果ててしまう親御さんもいるかもしれません。

小学生がどうしても勉強しないときにやってみたい対策について紹介していきます。

短時間だけでも机に向かう習慣をつける

長時間勉強することが難しい場合には、まずは5分だけでも良いので毎日机に向かう習慣をつけましょう。

5分の中で、単語を10個だけ覚える、問題集を1ページだけやる、といったように小さな目標を達成することを繰り返し、慣れてきたら徐々に時間と量を増やしていきましょう。

習慣化に大切なことは、時間の長さではなく、毎日繰り返し行うことです。

勉強は子どもに負担のない短時間から始めると良いでしょう。

ゲーム形式や漫画の教材を利用する

学校の教科書や問題集に抵抗があって取り組みたがらない子には、ゲーム形式や漫画の教材を利用してみることがおすすめです。

最近はスマホやゲーム機を活用した学習教材も増えており、子どもに人気のキャラクターと一緒に問題を解いていくようなものも増えています。

お子さんの好きなキャラクターや漫画の教材を取り入れてみることで、勉強への抵抗感が少なく取り組めるようになることもあります。

子どもにあった塾に通う

家庭学習だけではなかなか勉強ができない場合には、子どもにあった塾でプロの指導を受けることが効果的です。

特に、夏休みや冬休みなどの長期休暇に入ると勉強しなくなってしまうケースも多いため、塾の短期講習などをうまく活用することで学習習慣が崩れることを防ぐこともできます。

子どもの性格に合った塾を選ぶことで、勉強を習慣化して継続していけるようになるでしょう。

小学生が勉強しないときに塾が効果的な理由

小学生が勉強しないときに塾に通うことが効果的であることを紹介しましたが、塾に通うとどのような効果があるのでしょうか。

小学生が塾に通うメリットについて具体的に解説していきます。

定期的に勉強する習慣がつく

定期的に塾に通うことで、その時間は必ず勉強するという習慣づけができるようになります。

塾で宿題が出ることもあるため、必然的に自宅でも勉強に取り組む時間を確保するようになります。

塾に通ってやるべきことが明確になることで、勉強に取り組む必要性を実感できるようにもなるでしょう。

勉強の習慣化がなかなかできないと感じている場合には、低学年のうちから塾に通うことを検討してみることをおすすめします。

自習室を活用できる

塾には自習室が用意されていることも多く、自宅ではなかなか集中して勉強に取り組めない子どもでも、周りの目がある自習室に行くことで集中できる場合もあります。

周りに頑張っている友達がいると思うとモチベーションもあがりますし、わからないことがあればすぐ先生に質問しに行けることもメリットといえるでしょう。

子どもの理解度に合わせて指導してもらえる

塾に通うことで、子どもの理解度や進捗に合わせた指導をしてくれるため、効率的に学習を進めることができます。

プロの先生やアドバイザーは生徒1人ひとりの学習状況に合わせた適切なアドバイスや指導をしてくれるため、独学で自宅学習を進めるよりも回り道をせずに勉強を進めることができるのです。

わからないところもすぐに質問できたり教えてもらえたりすることで、子どものやる気を失わずに勉強を継続できるようになるでしょう。

学習の進度に不安がある場合には、1人ひとりのペースに合わせて進めることができる個別指導塾やオンライン塾を検討してみるとよいでしょう。

小学生が勉強しないのはなぜ?|まとめ

今回の記事では、小学生が勉強しない主な原因と、具体的な対策について詳しく解説していきます。

お子さんがなかなか勉強しないと焦ってしまうこともあるかもしれません。

しかし、1人ひとり性格やペースが異なりますので、他の子どもと比較する必要はありません。

今回の記事を参考にして、お子さんに合った方法で勉強習慣を身につけていけるようにサポートしていきましょう。

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林大介
林大介

教務担当。講師歴22年。生徒が躓きやすい箇所を押さえて、差がつくポイントを徹底指導。なぜ?を大切に考える授業を展開します。教室長、エリア責任者、オンライン事業部責任者を経て、現在は学研にてオンライン学習塾の教務を担当。