中学や高校では、授業で受けた内容がきちんと身についているかを確認するために「定期テスト」が実施されますが、みなさんはいつごろから対策を始めていますか。
なかには定期テスト直前に一夜漬けで勉強しているという方もいるかもしれませんが、良い点を取るためにはしっかりと計画を立てて準備して臨まなければなりません。
この記事では定期テストの勉強はいつから始めるべきなのかや、どれくらいの勉強時間を確保すればいいのかということに加えて、効率的な勉強法について解説していきます。
定期テストの勉強はいつから始めるべき?
定期テストには大きく分けて中間テストと期末テストがあり、今後の進路のことを考えるのであればひとつひとつのテストを大切にしなければなりません。
定期テストで良い点を取るためにはしっかりと勉強計画を立てて取り組むべきですが、具体的にいつからテスト勉強を始めたらいいのかわからないという方もいることでしょう。
まずは定期テストの勉強を始める時期について、中間テストと期末テストに分けて解説していきます。
定期テストの勉強を始める時期|中間テスト
中間テストの勉強を始める時期としては、中学生・高校生ともに2週間前から始めるのが一般的で、これはほとんどの学校でテスト範囲が発表されるのが2週間前だからです。
学校によっては2週間前ではなく10日前に発表するケースもありますが、それでも前回のテスト範囲や現在授業で習っている内容からある程度のテスト範囲の予測はできるため、2週間前を目安に勉強を始めるとよいでしょう。
また定期テストの1週間前になると部活動は休みになることがほとんどのため、1週間前になったら一気に追い込みをかけていきます。
テストに不安がある場合や高得点を狙うという場合は、3週間前から始めるのもよいでしょう。
定期テストの勉強を始める時期|期末テスト
期末テストは、中間テストよりも教科数が増えるため、中間テストと同じ感覚でテスト勉強を始めてしまうと間に合わない可能性があります。
各教科を抜かりなく対策しようと思ったら、期末テストの勉強は中学生・高校生ともに3週間前には取りかかっておきたいところです。
期末テストも中間テスト同様に本番1週間前になると、部活動が休みになって勉強時間を確保しやすくなるため、苦手な科目や難しい問題はしっかりと復習しておくようにしましょう。
定期テストの平均勉強時間
定期テストは大体2〜3週間前に始めるのが一般的という話でしたが、良い点数を取ろうと思ったらどれくらいの勉強時間を確保すれば良いのでしょうか?
ここからは定期テストの平均勉強時間について、中学生・高校生に分けてご紹介していきます。
定期テストの平均勉強時間|中学生
中学生の定期テストの平均勉強時間は平日で2、休日で6時間程度が目安といわれており、学年上位を目指す場合は平日4〜5時間、休日8時間以上を勉強に充てるケースもあります。
しかし長時間勉強し続けると、次第に集中力が低下して勉強内容が頭に入ってこなくなる場合もあるため、1時間勉強したら10〜15分は休憩を取ってリフレッシュさせるなどの工夫をしましょう。
また、定期テストで良い点数を取りたいからといって夜遅くまで勉強して寝不足になってしまうと、次の日に支障をきたすことや眠気で集中できなくなることがあるため、睡眠時間は削らないように計画を立てて勉強を進めることが大切です。
定期テストの平均勉強時間|高校生
高校生の定期テストの平均勉強時間は平日で約2時間、休日で6〜8時間程度が目安ですが、理想をいうとテスト3週間前から平日に4時間ほど確保してコツコツと取り組むのが良いといわれています。 高校生になると中学生のころと比べて科目数や出題範囲も広くなり暗記系も増えるため、日頃から少しずつでも勉強して余裕をもってテスト本番を迎えたいところです。
テスト1週間前の追い込み時期に入ると、平日で4〜5時間、休日で9時間以上の時間を確保して、忘れているところの復習や単語の確認などを行ないましょう。
定期テストの効率のいい勉強法
3週間前に定期テストの勉強を始めればある程度余裕をもってテスト本番に臨めますが、人によっては部活動などで忙しく1週間前まで十分な勉強時間を確保できないこともあるかもしれません。
しかし、勉強法を工夫して取り組めば効率良く勉強をすすめていけるため、勉強時間に限りがあるなかでもしっかりと対策することが可能です。
ここからは、定期テストの効率的な勉強法についてご紹介していきます。
定期テストの勉強法|授業内容をしっかり復習する
定期テストの勉強に取りかかる際は、まずこれまでの授業で配られたプリントや問題集などを見直して、授業で習った範囲を復習するところから始めましょう。
もし学校を休んだことなどが原因でプリントが足りない場合は、先生にお願いしてもう1枚もらうかクラスメイトに頼んでコピーさせてもらうなど早めに用意するようにしてください。
定期テストの勉強法|教科書・ワーク・問題集を何周もする
定期テストで良い点を取るためには、完璧になるまで同じ問題を繰り返し解くことが大切なため、教科書や問題集、プリントなどを何周もしましょう。
1周めはテスト範囲の問題をひと通り解いてみて、2周目にわからなかった箇所や不安要素が残る箇所を重点的に復習するなど、すべて完璧に理解して解けるようになるまで何周もすると良いです。
最終的にすべての問題を解けるようになったら応用問題や別の教科の勉強に移り、ひとつひとつ確実にクリアしていくことをおすすめします。
目安としては、最低でも3周は繰り返し解くことです。
定期テストの勉強法|疑問点は早めに解決する
定期テストの勉強をするなかで自力ではどうしても解けない箇所が出てきた場合は、放置するのではなく学校の先生や塾の講師にアドバイスを仰いでしっかりと解決するようにしましょう。
また一度解決したからといって安心するのではなく、教えてもらった内容を繰り返し復習することや同じ傾向の異なる問題にチャレンジしてきちんとインプットすることが大切です。
定期テストの勉強法|計画的に勉強や暗記をすすめる
定期テスト対策としては、ひとつひとつの問題に対する解き方をしっかりと理解することが大切ですが、科目や問題によっては暗記が必須となるものもあるため計画性をもって取り組む必要があります。
例えば英語なら英単語や文法、数学であれば公式、社会であれば年表といったようにほとんどの科目では暗記しなければならない問題が出てくるはずです。
前日に徹夜して暗記しただけではしっかりと記憶に定着できず、テスト当日に忘れてしまう可能性もあるため、復習する時間も含めて学習計画を立てるようにしましょう。
定期テストで高得点を取るべき理由
中学1年や高校1年の方のなかには、 「定期テストにそれほど力を入れなくてもいいのでは?」 と思っている方もいるかもしれませんが、将来を考えるなら定期テストで高得点を取ることは非常に重要です。 定期テストで高得点を取るべき理由としては、主に以下のようなものが挙げられます。
- 高成績を取ることで進路の選択の幅が広がる
- 高得点を取っていれば推薦の可能性が高くなる
- 高得点を取るために努力したことが将来的に役立つ
定期テストで高得点を取ると学校の成績がアップするため、内申点アップにつながります。 都道府県によっては中学1年からの3年間の成績が高校入試に影響するため、中学1年の段階から定期テストで高得点を取っておけば進路を決める際に選択肢の幅を広げることが可能です。 また、高校受験や大学受験で推薦入試を検討している場合は、学校の評定が重要なポイントになりますが、この評定には定期テストの成績が大きく関係します。
それだけでなく高得点を取るための努力や、努力の結果として高得点を取ったという成功体験が今後社会人になったときにも役立つため、若いときから困難に立ち向かうことに慣れておくと良いです。
定期テストの勉強法と始める時期、勉強時間|まとめ
定期テストの勉強を始めるタイミングとしては、中間テストだとテスト範囲が発表される2週間前、中間テストよりも教科の数が多い期末テストは3週間前が目安といわれています。
中学生は、
平日:2時間
休日:6時間程度
が定期テストに要する推奨勉強時間となっています。
一方で高校生は、
平日:2時間程度
休日:6~8時間程度
程の勉強時間が必要です。
テスト本番直前の1週間前は追い込みをかける時期になるため、上記より長めに勉強時間を確保する必要があるでしょう。
また限られた時間のなかで効率良く勉強をすすめていきたいなら、以下のことを意識して勉強に取り組むことをおすすめします。
- 授業内容をしっかり復習する
- 教科書、問題集、プリントを何周もする
- 疑問点は早めに解決する
- 計画的に勉強や暗記をすすめる
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