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中1の期末テストに向けた勉強法!|やってはいけない3つのこととは?

中学校のなかには中間試験を行わず、期末テストだけで学期の成績を評価する学校が増えており、期末テストの重要性が高くなる傾向にあります。

中1の方にとっては期末テストが初めての定期テストのケースもあり、どのように対策すればいいのか分からない方もいるでしょう。

本記事では期末テストまでの流れや重要性、高得点を取るための勉強法、およびやってはいけない3つのことについて解説します。

定期テストに向けた勉強法を知りたい中1の方は参考にしてください。

中1の期末テストが重要な理由

テストを受ける生徒

中1の期末テストが重要な主な理由は以下の3つです。

  • 内申点に影響するケースがある
  • 比較的高得点を取りやすい
  • 家庭での学習習慣を身につけるチャンス

それぞれについて詳しく解説します。

中1の期末テストが重要な理由➀内申点に影響するケースがある

中1の期末テストは内申点に影響するケースがあるため、都道府県ごとの内申点の付け方についてチェックしておきましょう。

例えば関東地方では、千葉県や埼玉県が中1の定期テストを内申点をつける際の基準の1つにしています。

神奈川県では中学2年生から、東京都では中学3年生の定期テストの結果が、内申点に反映されます。

ただし、中2もしくは中3の定期テストの結果から内申点に反映されるからといって、中1の期末テストをおろそかにして良い理由にはなりません。

中1の段階で授業の理解が追い付いていなければ、後々に悪影響を及ぼすことは明白です。

中1の期末テストが重要な理由②比較的高得点を取りやすい

中1の期末テストは中2・中3に比べると出題される範囲が狭く、比較的高得点を取りやすい傾向にあります。

中2・中3と学年が上がるにつれ出題範囲が広くなり応用問題も増えるため、高得点が狙いにくくなります。

期末テストで高得点を取れば通知表の成績が良くなるのはもちろん、日々の学習の結果が出たことに対する自信が得られる点もメリットの1つです。

中1の期末テストで高得点を重ねると勉強に対して前向きになれるため、受験勉強の際も有利にはたらくでしょう。

ただし、9科目のテストがまとめて実施されるケースもあるため油断は禁物です。

また、初めての定期テストで高得点を取れても、好成績を維持するためには継続的な学習が欠かせません。

中1の期末テストが重要な理由③家庭での学習習慣を身につけるチャンス

中1になると期末テストなど定期テストが実施される期間は部活動が休止となり、勉強に集中しやすくなります。

期末テストのタイミングでこれまで学んだ授業内容の復習にしっかりと取り組むと、試験結果が良くなるだけでなく、家庭での学習習慣が身に付きやすくなります。

家庭での学習習慣は期末テストだけでなく、入試対策の際にも非常に重要です。

小学生のうちに家庭での学習習慣が身に付かなかった生徒は、期末テストのタイミングをチャンスと考えて取り組みましょう。

中1の期末テストまでの流れと勉強法

カレンダー

中1の期末テストの実施期間の目安は以下のとおりです。

  • 1学期…6月下旬~7月上旬
  • 2学期…11月下旬~12月上旬
  • 3学期…2月下旬~3月上旬

(※前期後期制を取り入れている学校は日程が異なるため注意してください)

ここでは期末テストまでの流れ、および1ヶ月前からの勉強法について解説します。

中1の期末テストまでの流れと勉強法①1ヶ月前

中1の期末テストが実施される1ヶ月前には、試験に向けた勉強を始めるのがおすすめです。

まずは主要5教科と技能教科のバランスを考えて、無理のない学習計画を立てましょう。

1ヶ月前の早い段階で学習計画を立てると、試験直前になってから慌てる必要がありません。

期末テストは試験範囲が広いため、これまで習った学習内容はもちろん、試験までに習う内容も先取りで予習しておきましょう。

中1の期末テストまでの流れと勉強法②3週間前

テストの1ヶ月前から3週間前にかけて、主要5教科のうち苦手な分野を重点的に取り組みましょう。

苦手な分野を後にまわすと学習に対するモチベーションが低下する恐れがあります。

得意な分野よりも苦手な分野の方が上積みが期待できるため、早めに対策を講じるのがおすすめです。

復習に取り組む際は「どこが解けないか」チェックし、解説を見るなどして理解するよう努めましょう。

中1の期末テストまでの流れと勉強法③2週間前

期末試験の2週間前には主要5教科をいったん置いておき、技能教科の復習に取り組みましょう。

2週間前には期末テストの範囲が発表されるケースが多いため、試験範囲を確認して効率よく学習を進めるのがおすすめです。

技能教科は主要5教科に比べて問題が易しいケースが多いため、確実に高得点を取れるようにしておきましょう。

中1の成績を内申点に反映する地域では、技能教科の評価点が主要5教科の2倍になる都道府県もあるため、確実に高得点を取ることが大切です。

中1の期末テストまでの流れと勉強法④1週間前

期末試験の1週間前になったら、再び主要5教科の復習に取り組みましょう。

3週間前までに学習して「解けない問題」をあぶり出し、理解できるまで徹底的に取り組むのがポイントです。

問題を理解できているか確認する際に、親御さんに出題してもらう方法もあります。

一問一答形式の問題に取り組んだり、単語カードを繰り返し説いたりするのも効果的です。

中1の期末テストまでの流れと勉強法⑤期末テスト直前

期末試験の直前は分かっている分野の確認ではなく、解けていない分野の克服に取り組むのがおすすめです。

分かっている分野の問題を何度解いても、得点アップにはつながらないケースが多いためです。

反対に、分からない分野を1つでも克服すると、得点アップにつながりやすいメリットがあります。

試験前日は十分な睡眠をとり、翌日の試験中に眠くならないよう気をつけましょう。

中1の期末テストに向けた勉強法のポイント

テスト勉強をする生徒

中1の期末テストに向けた勉強のポイントは以下のとおりです。

  • 試験範囲を確認する
  • 勉強スケジュールを立てる
  • スケジュールに沿って学習を進める

それぞれについて解説します。

中1の期末テストで押さえておくべきポイント➀試験範囲を確認する

中1の期末テストに際して、押さえておくべきポイントの1つが試験範囲の確認です。

試験範囲を確認せずにやみくもに勉強しても効率が悪い上、試験当日までに全範囲をカバーできない恐れがあります。

技能教科は暗記が中心となるため、試験範囲を確認したら単語カードを利用し、覚えるまで繰り返し学習に取り組みましょう。

期末テストの試験範囲は2週間前に発表されるケースが多いため、2週間前から学習のアクセルを踏み込む準備をしておきましょう。

中1の期末テストで押さえておくべきポイント②勉強スケジュールを立てる

中1の期末テストに臨む際は、1ヶ月前から勉強スケジュールを立てるのがポイントです。

試験範囲が発表されるのは2週間前頃ですが、2週間前にスケジュールを立てても全てこなせない可能性があります。

試験の1ヶ月前から2週間前にかけては、これまで習った内容の復習を中心にスケジュールを立てましょう。

試験の2週間から前日までは発表された試験範囲を踏まえ、効率的に学習を進めるのがおすすめです。

中1の期末テストで押さえておくべきポイント③スケジュールに沿って学習を進める

試験前に勉強スケジュールを立てたら、スケジュールに沿って学習を進めましょう。

スケジュールを立てただけで安心していては、期末テストで高得点を取ることは望めません。

学習を進めるうえでスケジュールに無理が生じたら、早い段階で修正を加えることが大切です。

余裕を持ったスケジュールを立てて前倒しで学習を進め、試験前には最終チェックで済むようにしておきましょう。

中1の期末テストで避けるべきこと

勉強につかれた人

中1の期末テストに臨む、避けるべきことは以下の4つです。

  • 一夜漬け
  • 得意教科に絞った勉強
  • 教科書やノートを見るだけ
  • 副教科を後回しにする

期末テストで高得点を取るためにも、避けるべきことを理解して効率よく学習を進めましょう。

中1の期末テストで避けるべきこと➀一夜漬け

中1の期末テストに限らず、試験の前日に一夜漬けで集中的に学習するのはおすすめできません。

一夜漬けで得た知識はすぐに忘れてしまうため、長い目で見ると学力アップにつながらないためです。

また、一夜漬けで勉強すると睡眠時間が減るため、試験の際に集中力が続かなくなる恐れがあります。

学習した内容を定着させるためには良質の睡眠が欠かせません。

日頃から自宅で学習する習慣を身につけ、試験前になって慌てないようにすることが今後も生きてくると覚えておきましょう。

中1の期末テストで避けるべきこと②得意教科に絞った勉強

得意教科に絞った勉強は得点アップにつながりそうに思えますが、平均点アップにつながらないケースが多いです。

例えば90点は取れる自信がある得意教科の勉強にいくら取り組んでも、上積みは10点しかありません。

一方、50〜60点しかとる自信が無い苦手教科に取り組むと、40〜50点の上積みが期待できます。

苦手分野を後回しにせず、早めに克服することが平均点アップのポイントです。

中1の期末テストで避けるべきこと③教科書やノートを見るだけ

教科書やノートを見るだけの学習は、勉強した「つもり」になるだけで効率的な学習法とは言えません。

記憶は教科書やノートを見ることだけでなく、文字を書くことやページをめくることでも強化されます。

マーカーをひく方法も一見効率的に思えますが、アウトプットを怠ると効率よく記憶を定着させられません。

学習効率を高めるためには教科書やノートを見たうえで、分からない部分をノートに書き出して確認するのがポイントです。

中1の期末テストで避けるべきこと④副教科を後回しにする

中1に限らず期末テストの際は主要5教科を重点的に取り組む方が多いですが、副教科を後回しにすると損をする可能性があります。

都道府県により内申点の算出法はさまざまですが、多くのケースで技能教科が1.5〜2.0倍で計算されるためです。

また、技能教科は暗記が中心となるため、論理的思考が必要な主要5教科に比べて高得点を取りやすい傾向にあります。

試験2週間前にはいったん技能教科中心の学習に切り替え、取りこぼしがないようにしましょう。

中1の期末テストに向けた勉強なら学研オンエアがおすすめ!

中1の期末テストで高得点を取るためには、家庭学習の習慣を身につけることが大切です。

自宅での学習の進め方がわからない方には、学研オンエアがおすすめです。

学研オンエアではトップ講師の授業がオンラインで受けられるため、家庭での学習習慣が身につきやすくなります。

AIが自分の苦手な分野を重点的に出題してくれるため、期末テストの得点アップも期待できます。

中1の期末テストに向けた勉強法|まとめ

中1の期末テストは中2・中3に比べると高得点を取りやすい傾向にあります。

中1の成績も内申点の対象となる地域では、より一層中1の期末テストの結果が重要視されます。

今回紹介した方法を参考に効率よく学習を進め、期末テストの得点アップを目指しましょう。

家庭での学習の進め方がわからない方には、トップ講師の授業がリアルタイムで受けられる学研オンエアがおすすめです。

林大介
林大介

教務担当。講師歴22年。生徒が躓きやすい箇所を押さえて、差がつくポイントを徹底指導。なぜ?を大切に考える授業を展開します。教室長、エリア責任者、オンライン事業部責任者を経て、現在は学研にてオンライン学習塾の教務を担当。