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【必見】英語リスニングの効果的な聞き取り方と勉強方法をご紹介

英語が苦手なわけではないけど、リスニングに苦手意識を持っているという方は多いのではないでしょうか。

暗記である程度対応できるリーディングと違い、聞く力が必要になるリスニングはなかなか点数が伸びにくいものです。しかし、英語はリスニングのコツを掴むことで点数を伸ばすことが可能です。

この記事では、テストでリスニングを受ける際のコツと、リスニングの勉強方法を解説します。

英語はリスニングで得点を伸ばすことができる

リスニングの勉強をする子供 近年では、高校入試でもリスニングの比率が高まっており、リスニングの重要度は高まっています。

改訂されたばかりの学習指導要領でも、英語では「聞く」「話す」力が重視されるようになっており、今後も高校入試・大学入試におけるリスニングの重要度が上がっていくことが予想されます。

入試だけではなく、定期テストでもリスニングの配点は全体の2割〜3割程度を占めています。リスニングが苦手な方には悩ましい部分ですが、逆に考えるとリスニングをしっかり勉強しておけば、テストの得点を伸ばすことにつながるともいえます。

また、リスニングに強くなっておけば、英会話の能力も向上しますので、学校のテストだけではないメリットがありますね。

小学生の英検については以下の記事で解説しておりますので、お時間のある方は是非ご覧ください。 小学生が英検を受けるメリットは?何級を目指すべき?勉強法も解説

テストでのリスニングを受ける際のコツ

テストでのリスニング問題は、コツを押さえておくだけで5点〜10点を加点することができます。

ここでは、テストでリスニングを受ける際の5つのコツを紹介します。

問題文を事前に読み込んでおく

テストのリスニング問題は、問題用紙に記載された問題文を、リスニングの放送を聞いて答えていく形式がほとんどです。

問題文は問題用紙に記載されていますので、リスニングの放送開始前に問題文を読み込んでおくことで、リスニングで聞くべき部分をある程度予想することができます。

例えば、「誰が」という問題なら人物名に注目する、「何を」という問題なら行動に注目するというように、集中して聞くべき部分を絞り込むことが可能です。

聞き取れない所があっても諦めない

リスニングに苦手意識のある方ほど、全て聞き取らなければならないと思ってしまい、聞き取れない所があると諦めてしまいがちです。

しかし、日本語での会話でも、一部を聞き取れなくても全体の流れで理解できるということはありますよね。英語でも、一部が聞き取れなくても、前後の文法や単語で聞き取れなかった部分を予測することは可能です。

聞き取れない部分があっても考えこまずに、流れてくる音を聞き取ることに集中しましょう。

リスニング中に日本語に変換しない

リスニングの内容を頭で理解しようと思うあまり、リスニング中に頭の中で日本語に変換しようと思っていませんか?

しかし、リスニングの放送のスピードは早く、単語や文法を日本語に変換しながら聞いていると、聞き逃しが起こってしまいがちです。考えている間にどこまで聞いたかわからなくなってしまうと、文章の流れもわからなくなってしまいます。

リスニングを聞いている間は、英語のままで聞き取り、解答する際にゆっくりと日本語に変換して考えるようにしましょう。

とにかく最初の単語を聞き取る

英語を聞き取ることが難しく、全体的な文章で捉えることができない場合、とにかく最初の単語を聞き取ることに集中しましょう。

テストで出題される範囲は、授業で習った部分が出題されますので、最初の単語を聞き取ることができれば、その後の流れも予想しやすくなります。

最初の単語を聞き取ることができたら、流れで続く単語も聞き取れる場合もありますので、まずは最初の単語だけ聞き逃さないように集中しましょう。

問題の風景や状況をイメージする

リスニングの一部分だけでも聞き取ることができれば、問題文の風景や状況をイメージしながら聞くだけでも理解が深まります。

例えば、室内なのか屋外なのか、登場人物は何人いるのかをイメージしながら聞くと、英語が自然に頭に入ってきますよ。

おすすめのリスニングの勉強方法

英語学習のイメージ ここでは、おすすめのリスニングの勉強方法を3つ紹介します。

単語と文法を覚えてボキャブラリーを増やす

リスニングした内容を理解するためには、単語と文法を覚えて、英語のボキャブラリーを増やしておく必要があります。

知らない言葉を延々と聞き流していても聞き取れるようにはなりませんが、単語と文法を幅広く覚えておけば、リスニングした内容をイメージしやすく、聞き取りやすくなってきます。

リスニングのテストでは、それほど難しい単語は出てきません。基本的な単語や文法事項を確実に覚えていることが大切です。

また、単語を覚える際には、見たり書いたりするだけではなく、CDやアプリをつかって発声の練習も行いましょう。発音できない単語は聞き取ることはできませんし、ネイティブの声に合わせて発音することで、英語耳ができてきます。

短い文を正確に聞き取るディクテーション

ディクテーションとは、リスニングの内容を短く区切って、内容を書き取る勉強方法です。

いきなり長文をリスニングするのは難しくても、短い単語や文節なら、集中して聞き取ることは難しくありません。

また、ディクテーションでは、リスニングした内容を書き取りますので、聞き取れなかった単語など、自分が苦手な発音を知ることができます。

短い英文を聞いて書きとるというのは簡単に思えるかもしれませんが、意外に難しい。ディクテーションをしてみると、自分がいかに正確に聞き取れていないかがわかります。ディクテーションを行うことで、リスニング力は格段にアップします。

シャドーイング

シャドーイングは、リスニングの内容を追って真似して発音していく勉強方法です。

聞くだけではなく発音することで、より英語の発音に慣れることができ、英語独特のイントネーションや文の区切り方などを覚えることができます。

暗記科目と同様に、聞く・書くだけではなく、発音することで単語や文法が定着しやすくなるメリットもあります。

リスニングの聞き取り方、勉強方法|まとめ

リスニングは、入試や定期テストでも配点の多くを占めており、英語学習におけるリスニングの重要性は高まっています。

テストの受け方のコツを知り、訓練をすることで、リスニングに苦手意識を持っている方でも5点〜10点は加点することが可能です。

また、正しい勉強方法で覚えれば、リスニング力を向上させられますので、自分に合ったリスニング勉強方法を試してみてくださいね。

山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。