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記憶力を高める方法は?小- 中学生でもできる方法を紹介!

「もっと記憶力を高めたい」 と、思うことはよくあるのではないでしょうか。

記憶力を高める方法があるなら、子どもが学校に入学する前に、本格的な勉強に携わる前に、色々とやってあげたいと思うのも親心ですよね。

今回は、記憶力を高める方法はあるのか、小中学生でも、家庭でも実践できる記憶力を高める方法を紹介します。

記憶力とは?記憶力を高める方法はある?

脳に水を上げる様子

記憶力を高める方法はあるのでしょうか。 結論から述べると、記憶力を高める方法はあります。

そもそも記憶力とは、 「物事を記憶する能力」 「覚えておくために必要な力」 のことで、暗記力とは異なります。

記憶力と暗記力の違いは、記憶力は1回覚えたものを長期間記憶する能力で、暗記力は新しい物事を覚える能力という点です。

暗記力が高くても記憶力が低いと、なかなか暗記したことを長期間記憶しておくことができず、テスト勉強や受験勉強をしているのになかなか点数につながらないということになります。

記憶力を高める方法を紹介するので、ぜひできることから実践してみてください。

記憶力を高める食べ物も紹介

記憶力を高める食材

記憶力は、食べ物を工夫するだけでも高めることができます。

特に、脳に欠かせない糖分や、糖分の代謝を促すビタミンB1・ビタミンB6などが含まれる食べ物を積極的に摂取することが大切です。

また、DHAやEPAなどは脳の記憶力や学習能力向上の効果が期待されます。

一方、ジャンクフードやカップラーメン・スナック菓子は栄養バランスが偏っているため、これらのものをたくさん食べている方は、栄養素を意識した食事に変えてみましょう。

脳の記憶力を高めるのに効果的と言われている主な食べ物は、以下になります。

  • チョコレート
  • バナナ
  • サバ
  • イワシ
  • サンマ
  • 豚肉
  • 大豆
  • サケ
  • ゴマ

サバやイワシなどの青魚は焼いてしまうとDHAやEPAが失われてしまうので、摂取するのであれば刺身など火を通していないものがおすすめです。

小- 中学生でもできる!記憶力を高める暗記方法

白紙の単語帳 ここからは、記憶力を高める方法を3つ紹介します。

ここで紹介している方法は、小中学生でも簡単に実践できる方法になっているので、記憶力を高めたい!と思っている方はできることから挑戦してみてください。

記憶力を高める方法|暗記する時間帯を工夫

暗記する時間を工夫すると、脳に定着する確率が高まります。

徹夜で勉強をしたり、暗記をする人がいますが、暗記した内容は眠っているあいだに脳に定着するので、記憶力を高めるためには徹夜で勉強をするのはおすすめできません。

眠い目をこすって一生懸命暗記をしても、しっかり睡眠をとらないと記憶として定着しないので、その苦労が無駄になってしまいます。

記憶力を高めるためには、しっかりと睡眠を取ることが大切なので、寝る時間を削らなくてはいけなくなってしまうことがないように、しっかりと計画を立てて勉強するようにしましょう。

また、早朝は頭が一番さえているゴールデンタイムと言われています。

記憶力を高めるためには、就寝前に暗記をし、早朝に前日の夜に暗記したものを復習するとしっかりと脳に定着するので、記憶力が高まります。

記憶力を高める方法|暗記方法を工夫する

暗記をする時間やスケジュールを工夫したら、暗記する方法自体に工夫をしてみましょう。

ただひたすら覚えるという方法もありますが、何かしら印象的な物事があると人間の脳はその印象的な事柄に付随させてさまざまなことを覚えているものです。

例えば、授業中に先生がこの公式を説明してるときに〇〇くんが変なこと言ってみんな笑ってたなぁ、などの思い出があれば、その思い出と共にその時に先生が説明をしていた公式も覚えているものです。

全ての暗記物にこれを当てはめるのは難しいですが、この性質を利用して語呂合わせを作ったり、歌で覚えたり、ストップウォッチを活用してゲーム感覚で覚えるなど、ちょっとした**工夫1つで定着率が高まり、**記憶力アップにつながります。

親御さんは小中学生のころに歌で覚えた県庁所在地名、そういえば今でも歌えるな...なんてことはありませんか。

ただずっと見ているだけで暗記できるという方も中にはいるかもしれませんが、記憶の定着率を高めて記憶力を高めるのであればちょっとした工夫が欠かせません。

もし、工夫するのが難しい!という方は、1番簡単な「声に出して覚える」方法で暗記をしてみてください。

記憶力を高める方法|エビングハウスの忘却曲線

1度は耳にしたことがあるかと思いますが、エビングハウスの忘却曲線を考慮した勉強方法も記憶力を高めるためにおすすめです。

エビングハウスの忘却曲線とは、人が忘却するメカニズムを端的に表したグラフのことだ。ドイツの心理学者である「ヘルマン- エビングハウス」が考案したものであり、現代では主に効果的な学習方法を見極めるために用いられている。
引用:https://the-owner.jp/archives/6006 (opens new window)

上記のように、エビングハウスの忘却曲線とは人が暗記した物を忘れるメカニズムを表したグラフになります。

人が覚えた物事を忘れるメカニズムがわかれば、そのメカニズムを工夫して暗記と復習を繰り返すことで、自然と記憶力を高めることができるようになります。

そもそも人は覚えたものを忘れるようにできている、ということを前提に、1回暗記したら必ず復習するという流れを作ることが大切です。

小- 中学生でもできる記憶力を高める方法|まとめ

今回は、小中学生でも実践できる記憶力を高める方法を紹介しました。

暗記する方法や暗記する時間を工夫したり、人間が覚えた物を忘れるメカニズムをもとに暗記と復習の繰り返しをするなど、ちょっとした工夫をするだけで記憶力の向上が期待できます。

時間をかけて暗記をしたのにも関わらず、暗記したことの多くを忘れてしまっては時間の無駄になってしまい、なかなか点数や成績アップにつながりにくいです。

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山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。