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中学生が家庭学習が必要な理由と習慣づける4つのコツをご紹介!

「小学校の間は成績が良かったのに、中学校に入ると成績が落ちてきた」 という子どもは珍しくありません。

中学生になると授業内容が難しくなるうえ、部活などに時間を割かれるため家庭学習の習慣が重要です。

こちらの記事では、中学生が家庭学習を習慣づける必要性、およびおすすめの学習法について解説しています。

記事の後半では、家庭学習を習慣づけるための4つのコツも紹介しているので参考にしてください。

なぜ中学生が家庭学習を習慣づける必要があるの?

自宅で勉強する中学生

中学生にとって家庭学習の習慣が必要なのは、主に以下3つの理由からです。

  • 授業の難易度が上がるため
  • 予習・復習が必要なため
  • 内申点を上げるため
  • 自由な時間が減るため

ここでは、中学生に家庭学習が必要な4つの理由について解説します。

中学生に家庭学習が必要な理由①授業の難易度が上がるため

小学生の間は担任の先生がほぼすべての教科を担当しますが、中学生になるとそれぞれの教科・科目を専門の教師が担当します。

その分だけ、各教科・科目の専門性が増し、授業の難易度が上がる傾向にあります。

また、小学生の間は分からない生徒がいることを前提に授業が進められますが、中学生になると学習カリキュラムの消化を優先することが一般的です。

そのため、家庭学習をしないと授業の進行速度に付いていけない可能性が出てきます。

中学生に家庭学習が必要な理由②予習・復習が必要なため

中学生になると、小学生の頃と比べて授業の進行速度が格段に早くなります。

なかには板書をノートに書き写すことで精一杯だった経験をお持ちの親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

授業の内容をしっかりと定着させるためにも、ノートに書きとった内容を家庭で復習して、改めて脳にインプットすることが欠かせません。

また、家庭で予習をしておけば授業の進行速度に付いていきやすくなります。

中学生に家庭学習が必要な理由③内申点を上げるため

中学生になると中間・期末と定期試験があり、その結果が進路を選択する際に重要な指標や内申点となります。

高校では入学試験の結果に内申点を加味して合否判定を下すことが多いです。

地域によっては内申点を2倍換算して合否判定をするケースもあります。

そのため、家庭学習で授業内容の習熟度を高め、定期テストの結果に反映させる必要があるのです。

中学生におすすめの家庭学習法

自宅学習する中学生

中学生が家庭学習を行う際に、抑えておくべきポイントの1つが時間配分です。

中学1年生と2年生とでは家庭学習での時間配分が異なるうえ、3年生になると受験にも備えなければなりません。

そこで、中学1年生・2年生・3年生に分けておすすめの家庭学習法を紹介します。

中学生におすすめの家庭学習法【1年生】

中学1年生はなにより家庭学習を習慣づけることが最重要課題です。

小学生とは異なり学習教科や科目が増えるため、時間を割いて予習・復習を行う必要があります。

また、中学生になると定期試験があるため、日々の学習に加えて試験対策も行わなければなりません。

そのため、中学1年生はまず1日1時間は勉強する時間を確保するようにしましょう。

毎日19時から20時を家庭学習の時間にするなど、自分なりのルールを決めると習慣化しやすいです。

中学生におすすめの家庭学習法【2年生】

中学2年生の間は40分を学校の宿題に充て、20分を標準問題に充てることがおすすめです。

標準問題は基礎問題よりも少し難易度が上がった中級レベルの問題で、公立入試や基礎にプラスαした問題が出題されます。

宿題と標準問題に慣れてきたら、定期テストの対策を重点的に行いましょう。

定期テストの対策を行うことでテストに慣れ、3年生になったときスムーズに受験勉強を始めることができます。

中学生におすすめの家庭学習法【3年生】

中学3年生になると受験勉強に備える必要があるため、毎日2時間は家庭学習をするのがおすすめです。

特に定期試験の前や受験前には、3時間以上の学習時間を確保するとよいでしょう。

3年生の夏になって部活がなくなると、17時頃には帰宅できるようになります。

例えばお風呂と食事を済ませたら19時から22時まで勉強し、8時間睡眠をとって6時に起きるという生活だとリズムが整いやすいでしょう。

中学生の家庭学習方法

カレンダー

中学生になるとやることが増えるため、家庭学習も効率的に行う必要があります。

受験勉強対策のためにも、以下の点を意識して5つの強化に取り組むのがおすすめです。

  • 英語…長文読解に取り組む
  • 国語…読解力を高める
  • 数学…文字式に慣れる
  • 社会…全体の流れをつかむ
  • 理科…暗記と計算をバランスよく行う

ここでは、5教科の家庭学習スケジュールについて詳しく解説します。

中学生の家庭学習方法【英語】

英語は高校だけでなく大学入試でも必要となるため、中学生のうちに長文読解に取り組むことがおすすめです。

長文読解に取り組むと文法について理解しやすくなるうえ、文脈を読み解く力が付いていきます。

テスト対策では英単語を覚えることを重視しがちですが、長い目で見ると余り効率が良いとは言えません。

長文がスラスラ読めるようになるころには、自然と英単語も多く覚えていることでしょう。

中学生の家庭学習方法【国語】

英単語を覚えるように、漢字の習得に時間を割くと短期間で点数アップにつなげられます。

しかし、いくら漢字をたくさん覚えても配点は限られるため、国語の家庭学習は読解力の向上に努めることがおすすめです。

すぐには効果があらわれませんが、多くの本やテキストをこなすうちに自然と読解力は上がってくるものです。

試験で誤答があった場合は、正答とどこが違うのかを理解することで国語力アップにつながります。

中学生の家庭学習方法【数学】

中学生になると算数ではなく数学の授業が始まり、文字式を多く使うようになります。

そのうちに方程式や比例・因数分解などを学びますが、文字式を理解していない傾向にある生徒の多くがつまづいてしまいます。

方程式のルールを丸暗記しても、文字式の基礎ができていないと正答に至らず、苦手意識を抱きがちです。

そのため、家庭では分からないところまでさかのぼって勉強をしてもかまわないので文字式の基礎をしっかり習得しておきましょう。

中学生の家庭学習方法【社会】

中学生が苦手な教科といえば英語や数学をイメージしがちですが、社会を苦手とする生徒も少なくありません。

また、2020年の学習指導要領改訂により、社会でも思考力や判断力を問われる問題が増えています

そのため、社会を暗記科目だと思っていると、定期テストや入試で点数を取りにくくなります。

社会の学習では早めに全体の流れをつかみ、授業の復習や問題集に取り組むのがおすすめです。

中学生の家庭学習方法【理科】

小学生の理科は暗記すれば何とかなる項目が多いのですが、中学生になると理科でも計算が必要となります。

そのため、家庭学習でも暗記問題と計算問題にバランスよく取り組むことが重要です。

漠然とした概念が理解しにくい場合は、インターネット動画などを利用する方法もあります。

また、5教科すべてに共通することですが、定期テストの復習は必ず行いましょう。

中学生が家庭学習を習慣づける4つのコツ

自宅で勉強する男の子

毎日の予習・復習のためにも、定期テストでよい点数を取るためにも、普段から以下のような点を意識して家庭学習を習慣づけることが重要です。

  • 教科書やノートを開く
  • 完璧主義を避ける
  • 集中できる環境を整える
  • メリハリをつける

ここでは、中学生が家庭学習を習慣づける4つのコツについて解説します。

中学生が家庭学習を習慣づけるコツ①教科書やノートを開く

ダイエットのためにジョギングを始めたけど続かないという男性に、専門家は「とりあえず外に出なさい」というアドバイスをしました。

家庭学習も一緒で「勉強しなきゃな」「面倒だな」と考えている間に無駄な時間が過ぎていきます。

そのため、とりあえず机に向かい教科書やノートを開いてみましょう

脳研究者のなかにも「やる気を出してから行動するのではなく、行動することでやる気を出す」と考える方もいます。

中学生が家庭学習を習慣づけるコツ②完璧主義を避ける

中学生の家庭学習であれ、ダイエットであれ、運動であれ無理な計画を立てるのはNGです。

家庭学習の習慣がないのにいきなり「1日3時間勉強しよう」と目標を立てても、達成できずにやめてしまう例が少なくありません。

まずは現実的な目標を立て、1つずつクリアしていくことが重要です。

最初は「やらないよりマシ」程度の緩い目標でも構いません。

先述のように人間は行動してからやる気を出す傾向があるため、続けるうちにコツが掴めてくるでしょう。

中学生が家庭学習を習慣づけるコツ③集中できる環境を整える

昔と比べて現代の中学生には家庭学習を妨げるさまざまな誘惑があります。

特に問題とされているのが、スマホを利用したSNSやゲームなどです。

家庭学習に取り組んでいても、ラインの着信が気になると集中して勉強を続けられなくなってしまいます。

そのため、家庭学習に取り組んでいる時間は、スマホの電源を切っておくなど工夫するとよいでしょう。

中学生が家庭学習を習慣づけるコツ④メリハリをつける

子どもに限った話ではありませんが、人間の集中力はそれほど長い間持続しません。

小中学校での授業が1コマ45~50分に設定されているのもそのためです。

家庭学習をする際にも45分程度集中して取り組み、少し休んでから再開するとよいでしょう。

また、英語なら英語だけを集中的に勉強するのではなく、次は数学、その次は社会というように、教科を切り替えるのもおすすめです。

脳に異なる刺激を与えると効率よく学習できます。

中学生の家庭学習なら「学研オンエア」がおすすめ

自宅でタブレットを使って勉強する子供

「中学生の子どもがなかなか家庭学習に取り組んでくれない」 そんな方には、家にいながらトップ講師の授業が受けられる学研オンエアがおすすめです。

演習問題が13万問以上あるので授業についていくのはもちろん、受験対策にも十分対応できます。

初月は無料で利用できるので、家庭学習を始めるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

中学生が家庭学習を習慣づける4つのコツをご紹介!|まとめ

中学生が家庭学習を習慣づけるためには、以下の点を重視すると良いことが分かりました。

  • 教科書やノートを開く
  • 完璧主義を避ける
  • 集中できる環境を整える
  • メリハリをつける

最初は短い時間からでも構わないので、机に向かい集中する習慣を少しずつ身につけるとよいでしょう。

標準問題に取り組みたい中学生には13万問以上の演習問題があり、自宅でトップ講師の授業を受けられる学研オンエアがおすすめです。

中学生になると授業の時間が長くなるため、終業時刻が16時を過ぎることが一般的です。

また、中学生になって部活に所属すると、帰宅時間が18時から19時になることも珍しくありません。

そのため、家庭学習を習慣づけて効率よく予習・復習を行うのがポイントです。

山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。