予習と復習は、学校の授業だけでは不安な方や学習理解度を深めていくために効果的な方法です。
しかし、予習と復習が良いとわかっていても続けられない方や、効率的な方法が見つからない方も多いことでしょう。
そこで今回は、予習と復習の効率的なやり方について詳しくご説明します。
ぜひこの記事を参考にしていただき、成績アップにつなげていきましょう。
予習・復習はどちらが重要?
学校や塾・テレビなどでも、予習と復習の大切さについてよく耳にするかと思います。
片方を重点的に行うためにどちらが重要か悩む人も多いようですが、両者は行う目的が違うので予習と復習はどちらも重要です。
両者の違いを深く理解していくことで、今まで以上に予習と復習の効果を高めていくことにつながります。
なお、予習は今までの勉強の定着度がしっかりしていないと理解度が薄れてしまうため、その点で言えば復習の方が重要であるとも考えられます。
予習・復習の目的の違い
次に、予習と復習それぞれの目的の違いを確認していきましょう。
分かりやすく説明すると、予習はその日に受ける授業の内容を事前に理解するために行います。
一方、復習はその日に習った内容の定着度を高めるために行うものです。
そのため、両者には違いがありますが、お互いを関連づけることで学習理解の相乗効果を生み出します。
予習のメリット
予習のメリットは、これから習うべき内容の理解度を高める点にあります。
主に、次のようなメリットがあるため、それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
- 分からない箇所を事前に把握できる
- 授業の理解度スピードが上がる
- 学校の授業内容がより理解できる
- 授業スピードに自信と余裕を持って対応できる
メリット①分からない箇所を事前に把握できる
効率的に学習スピードを止めずに進めていくには、分からない箇所を減らしていくことが重要です。
しかし授業ではどうしても時間が限られてしまうため、すべての内容を理解することは難しいことでしょう。
そこで、特に分からない箇所について事前に予習することで、今から行う授業の全体的内容を理解することができます。
また、その後の復習にあてる時間の短縮にもつながります。
メリット②授業の理解度スピードが上がる
大勢の生徒がいる学校の授業では、各科目ごとに決められた単元を時間内に進めていく必要があります。
そのため、1つの知識を全員が吸収するよりもすべての項目を教えることに比重がかかり、学習の定着が追いつかなくなる場合が起こります。
そこで、予習をすることで1つひとつの知識の吸収スピードが速くなるため、授業内容の理解度を高めることが可能です。
メリット③学校の授業内容がより理解できる
予習をすることは、これから行う授業内容がある程度理解できている場合でも効果的です。
授業中とは違った角度から知識を吸収することで、学習習熟度を高められることが期待できます。
さまざまな知識を紐付けしていく時間としても活用できます。
メリット④授業スピードに自信と余裕を持って対応できる
予習をすることは、学習習熟度のメリットだけではなく精神面にもプラスになります。
授業前に教わる内容に対して準備することは、安心して授業を受けることにつながります。
この安心感を日頃から養うことで、試験特有の雰囲気にものまれることなく、受験日の緊張感にもうまく対応できる様になるでしょう。
復習のメリット
復習を続けていくことは、勉強の理解度を格段に上げることが期待できます。
次の復習のメリットを把握しながら継続して行いましょう。
- 授業の知識の定着率が高くなる
- 予習や授業で分からないところを補える
メリット①授業の知識の定着率が高くなる
授業で習ったことは、内容によってはすぐに理解できないこともあるでしょう。
そして、分からない箇所をそのまま放ってしまうと、その内容が分からなくなるだけではなく、他の授業内容にまで分からないまま知識を広げて間違って理解してしまうおそれがあります。
そのため、復習は授業で一度覚えたことを頭に定着させることやあいまいな情報をしっかり整理するためにも必要になります。
メリット②予習や授業で分からないところを補える
授業は決められた時間で進めていくため、授業で分からない点を復習で補えることは気持ちの安心にもつながります。
また、事前に十分に準備して授業を受けたとしても、まだまだ分からないことがでてくるかも知れません。
そこで、復習の時間を作ることで授業の苦手なところの理解度を高めていき、予習にも効率良くつなげることができます。
予習・復習の効率的な方法
予習と復習をうまく合わせて活用することで、学習習熟度を飛躍的に上げることが期待できます。
次に、両者の効率的な方法を厳選して3つご紹介します。
授業の理解度アップや試験合格に向けてポイントを整理していきましょう。
効率的な方法①予習・授業・復習を1セットに考える
予習や復習は授業とは違い、必ずやらなければならないものではないため「今日はやめとこう」と思うことがあるかも知れません。
しかし、学習定着率を上げるためには「予習・授業・復習」の3つを三位一体として習慣にしていくことが重要です。
三位一体として習慣にすることが出来れば、学習理解の定着度を飛躍的に上げられることが期待できます。
また、常に学習と向き合うことで内容を整理する力も身につきます。
効率的な方法②自分に合った順番で復習・予習をする
復習は早ければ早いほど学習スピードにつながるため、先に進めていくことをおすすめします。
また、宿題がある場合は、復習→宿題→予習の順番が良いでしょう。
しかし、先に予習をした方が効率的に感じる場合もあるため、実際にやってみて自分に合う方法を見つけていくことも必要です。
さらに、勉強の種類を「疲れやすい苦手は勉強」と「疲れにくい得意な勉強」の2種類に分けてみるのも良いです。
疲れやすい苦手な勉強を先にしてしまうと一気に疲れてしまい、その後の勉強ができなくなるおそれがあります。
そのため2種類に分けた後、最初は得意な方の勉強から始めるようにしましょう。
効率的な方法③復習するタイミングに合わせたやり方を習得する
記憶は忘れやすいものであるため、復習は一度ではなく何回かに分けて行うことをおすすめします。
記憶の定着については、1885年にドイツの心理学者エビングハウスが提唱した「エビングハウスの忘却曲線」の考えが参考になります。
この考えでは、人間が知識を覚えていく際、時間の経過とともに覚え直しに時間が長くかかることが判明しました。
そのため、内容ごとに以下のようなタイミングで復習を行うと、頭に長期記憶として定着する確率が高くなることが期待できます。
- 1日後に10分間復習する
- 1週間後に5分間復習する
- 1ヶ月後に2~4分間復習する
予習・復習の効率的な方法|まとめ
予習・復習はどちらも継続的に行うことで授業の理解度アップにつながる大きなメリットがあります。
また、両者をうまく活用しながらインプットをしっかり行うことで、授業だけではなく試験にも安心して臨めることが可能です。
しかし、予習・復習のメリットがあることが理解できたとしても、勉強のモチベーションを維持することが難しいこともあるでしょう。
そのため、勉強のモチベーションを維持しながら効率的に勉強を進めるためには、学習サポートを受けることが効果的です。
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