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公立高校の学費は安い?入学から卒業するまでにかかる費用を解説!

ご存じのように、高校にも「国立高校」「公立高校」「私立高校」があります。

その中でも公立高校は学費が安いと言われており、親御さんには魅力的だと思います。

そこで今回は、公立高校の学費は本当に安いのか、そして公立高校にかかる学費や私立高校の学費と比較を紹介します。

記事の後半では公立高校の難易度を私立高校の入試と比較して解説しているので、公立高校と私立高校で悩んでいる方は参考にしてください。

公立高校と私立高校の学費

電卓と机と椅子

公立高校の学費は安いと言われてますが、どれくらい安いのでしょうか。

公立高校の1年間の平均学費総額は457,380円で、3年間だと平均総額は1,372,140円になります。 私立高校の場合、1年間で平均969,911円、3年間では平均2,909,733円となり、公立高校よりも1,537,593円高くなります。

参考:公立高校でかかる学費はいくら?

ちなみに、受験料は、私立高校では平均22,000円ですが、公立高校は全国一律で2,200円です。

公立高校にかかる学費

教室

学費や受験料が圧倒的に公立高校の方が安いことがわかりましたが、それ以外にかかる 学費は何があるのでしょうか。

ここでは、公立高校にかかる学費を各項目で紹介します。

公立高校にかかる学費|入学金

まず、高校に入学する時に必ず必要になる入学金ですが、公立高校の場合は全国統一で5,650円と定められており、鳥取県・福岡県・佐賀県・長崎県のみ5,500円となっています。

文部科学省による令和元年度の調査では、私立高校の入学金平均は163,362円となっているので、私立高校と比べると公立高校の方が15万2円ほど安いです。

公立高校にかかる学費|制服・体操服

制服のある公立高校は制服・体操服代もかかります。

制服・体操服代は学校によって異なりますが、制服代としては夏服・冬服合わせて5万円前後、体操服代として2万円前後はかかると思っておくと良いでしょう。

公立高校にかかる学費|授業料

公立高校の授業料は25,378円が平均と言われています。

公立高校の授業料無償化により条件を満たしている生徒は年間11,8800円が付与されるため、授業料が大幅に安くなる可能性もありますが、この無償化を使用するためにはいくつかの条件があるため、あらかじめ確認することがおすすめです。

公立高校にかかる学費|旅行積立金

公立高校でも修学旅行に行くため、修学旅行を見据えた旅行積立金も必要になります。

修学旅行に行く旅行先によっても異なりますが、月に10,000円〜30,000円ほどかかると思っておくと良いでしょう。

また、この積立金の返金は不可能にしている高校が多いです。

公立高校にかかる学費|教材費

私立高校でも公立高校でも必ず教材費がかかります。

中学校までは義務教育だったため教材費は無料でしたが、高校からは必要です。

41,258円が平均と言われており、2年生・3年生と学年が上がるにつれて教材費は減っていく傾向になります。

公立高校にかかる学費|通学費

市立の中学とは異なり通学費がかかります。

電車やバスを利用して通う場合は定期代がかかり、自転車を利用する場合は学校に駐輪場がなければ駐輪場代などもかかってきます。

また、自転車で通学する場合は自転車保険などへの加入も推奨されているため、もしもの時に備えて加入しておくことがおすすめです。

公立高校にかかる学費|PTA会費・学校納付金

次にPTA会費・学校納付金も必要です。

こちらも学校によって異なりますが平均金額は55,360円と言われており、私立高校の場合はここに施設費なども含まれているのでもう少し高くなります。

公立高校は難しい?公立高校の難易度

入試の答案用紙

私立高校よりもかかる費用が安い公立高校は、難易度も高いのではないかと思う保護者もいると思います。

しかし、実際は地域や高校のレベルによって異なるため、一概にどっちの方が難しい・簡単とは言えませんが、公立高校と私立高校では入試の形式と科目が異なります

公立高校は受験科目が多く、高校によって異なりますが主に教科書から出題される問題になっており、中学3年間で学んだ内容をいかに理解できているかを問われる問題がメインです。

一方で私立高校は公立高校より科目数は少ないものの 、基礎学力を理解した上でいかに応用問題に活用することができるかどうかを問われた問題になっており、教科書レベルを超えた難易度の高い問題が出題される高校もあります。

公立高校の学費は安い?入学から卒業にかかる費用|まとめ

今回は、公立高校の学費について私立高校と比較しながら解説しました。

公立高校の3年間の平均総額は1,372,140円、私立高校の3年間の平均総額は2,909,733円と私立高校よりも公立高校の方が1,537,593円も安いことがわかりました。

公立高校は難易度が高いと言われることがありますが、実際のところ学校によって難易度は異なります。

公立高校は入試科目が多いものの、教科書の内容をしっかりと理解していれば解ける問題が多いですが、私立高校は基礎を理解した上でその学力をいかに応用問題に活用できるかが問われ、時には教科書を超える難易度の問題が出題されることもあります。

高校受験では、公立高校・私立高校共に基礎学力は必要不可欠となっています。

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山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。