お子さんはどれくらいの本を読んでいますか。
まったく本を読まない人もいれば、本が好きで毎日読んでいる人もいます。
小学生の夏休みの宿題に読書感想文があるように、子どもの頃から読書をすることが推奨されていますが、この記事では読書がなぜ大切だと言われているのかを解説していきます。
この記事を読めば読書の重要性が理解でき、読書をする習慣が身につくかもしれません。
本でしか得られない知識がある
読書がなぜ大切なのか。それは「本からでしか得られない内容」があるからです。
今の時代は、ネットで検索すれば知りたい内容をすぐに手に入れることができますが、本からでしか得られないものもがあります。
例えば「人生」をネットで検索すると、人生の言葉の意味や人生をテーマにした名言や人生にまつわるえぴーそど、あるいは人生をイメージした曲の動画などが出てきます。
しかし、本から得られる人生という情報は著者の生き方やその人生をこと細かに書かれた内容であり、自分ではない人の人生を知ることでより多くの大切な情報を得ることができます。こういった内容はネットの検索では見つけられません。
人生の言葉の意味を調べたいなら検索をするのが手っ取り早いですが、人生について深く知りたい場合、本でしか得られない知識や内容があります。
情報収集が必要なこれからの時代こそ本が大切になる
読書がなぜ大切なのか、2つめは「読書によって質のいい情報を得ることができるから」です。
ネットは手軽に情報を得ることが可能ですが、必ずしも正しい情報ではなく、信憑性の問題があります。また、今求めている本当に欲しい情報が得られない場合があります。
しかし、本を読んで自分の目で見て解釈する自分だけの情報は、知りたかった内容をダイレクトに得ることができます。
ネットで知ることができる情報より、本で得られる情報の方が質が高く、これからの情報社会を生き抜くためには「読書」が大切になっていきます。
読書の効果
読書にはさまざまな効果があり、今後の生活に活用できるスキルを得ることもできます。ここからなぜ読書が大切なのかと、読書で得られる効果を7つご紹介します。
読書の大切なメリットを知ることで、本を読み始めるきっかけになればうれしいです。
読書の効果その①|会話力や文章力の向上
読書をする方は頭がいい人が多いですが、なぜ頭が良くなるのか。それは読書によって文章力が向上しているからです。
本の文章を読んでいく中で、上手な言い回しや普段自分が使わないような文章に触れることができるため、自然に文章能力が上がります。
また、文章能力が上がっていくのと同時に言葉の表現が豊かになるため、相手との会話のキャッチボールで自分が伝えたい内容をしっかり伝えることが可能になります。
会話力や文章能力の向上で、大切な友人とのコミュニケーションもより良いものになります。
読書の効果その②|ボキャブラリーが増える
読書をしていると知らなった漢字や言葉出てくることがありますが、そういった単語を調べることで知識が身につくと同時にボキャブラリーが増えていきます。
テレビや家族、友人との会話は伝わりやすい言葉で話すことが多いですが、本の中には難しい言葉や1つの単語からさまざまなことがが想像できる表現豊かな日本語と出会うこともあります。
「伝えたい表現があるのにうまく言葉にできない…」と悩んでいたことが、読書で出会った言葉により解決することもあるでしょう。
読書の効果その③|教養や知識が身につく
読書をすることで、知らなかった知識や教養を芋づる式で身につけることができます。
例えば、野菜の本を読むことで「どんな栄養があって、なぜおいしいのか」がわかるだけでなく、農家さんの苦労や野菜をつくるおもしろさ、野菜が育ちやすい土壌や環境などについて学べることがあり、野菜そのもの以外にも興味がわいてくる可能性があります。
野菜のことを知りたくて読書をしていたら、周辺の知識が増え、興味が広がる可能性があるのが読書の良いところです。
普通に生活しているなかでは出会うことの少ない教養や知識を、読書をすることで知ることができたら、自分の生き方が変わるきっかけになるかもしれません。
読書の効果その④|想像力が豊かになる
本の中には挿絵が入っている物もありますが、基本的には文章や単語から本の情景や背景、登場人物の感情や思考を想像することになります。
「この人物は今どういった心情なんだろう」や「なぜ筆者はこの本を書いたのか」、「どういった思いを伝えたかったのか」と想像力を働かせることになります。
その経験が、日常でも相手のことを考えて寄り添い、共感することにつながるのが読書のメリットです。
読書の効果その⑤|アイデアが得られる
本の中には、実際には体験するが叶わない夢のような世界が広がっていたり、過去や未来の様子を覗くことができます。
自分だったら考えられないアイデアや想像が本の中には詰まっており、生活や人生の中で大きなヒントになるかもしれません。
自分の考えにばかり固執していては斬新なアイデアが出てこないものです。 読書は、自分の世界を広げられる手っ取り早い方法の1つです。
読書の効果その⑥|色々な話題を話せる
読書をすることで得た多様な知識は、友人との会話の話題の1つとして取りあげることができるようになります。
本から得られる知識や内容、情報は興味深いものが多く、会話の中での相手との情報交換や意見を知ることで新しい発見ができます。
「なぜこの場面でこういったことをしたのか」や「この部分はすごく共感した」と本について語り合うことで話が盛り上がります。
読んだ本について語り合えるような人は、きっと貴重な存在になります。
読書の効果その⑦|ストレス解消
読書にはストレス解消の効果もあり、散歩をしたりコーヒーを飲んでひと息ついたりするよりも、大きなリフレッシュ効果が期待できます。
短い時間の読書でもリラックス効果を得ることができます。
読書習慣をつけたい方は、短時間でもいいので勉強のあと、あるいは寝る前に、毎日読書をしてみてはどうでしょうか。
音読がもたらす効果については以下の記事で解説しておりますので、お時間のある方は是非ご覧ください。 音読で得られる効果は?音読が宿題に出される理由と保護者の対応
読書の効果を高めるコツ
読書をすることで得られる効果にはさまざまなものがありますが、読書の効果をさらに高めるコツをご紹介します。コツを利用して、読書から得られる情報をしっかり身につけられるようにしましょう。
読書の効果を高めるコツその①|目標を立てる
読書によってかなえたい目標を1つつくることで、読書の効果をより高めることができます。
その目標を達成するためにどんな本を読めばいいのか、あるいは読書によって自分はどのようになりたいのか、などを考えたうえで本を選べば、なりたい自分に近づくことができます。
本から欲しい情報を明確にして、人生の目標達成に役立てましょう。
読書の効果を高めるコツその②|繰り返し読む
1つの本を読み終わった後、同じ本を繰り返し読むことで1回目に得られなかった内容や情報に気づくことがあります。繰り返し読むことによって、その本の内容をしっかりインプットすることができます。
筆者や訳者による解説やあとがきも、くり返し読むことで最初は気づかなかったことを発見することもあり、繰り返し読むのは非常におすすめです。
読書の効果を高めるコツその③|メモを取る
読書で知った大事な情報や感動した文章などをメモにしておけば、より効果を高めることができます。
また、あとからしっかり調べたい単語や言い回しをメモしておくことも有益です。
読書をしながらのメモは面倒、ということであれば、あとからまとめられるように大事な所に付箋を貼ったり、線をひくだけでもよいでしょう。
どれくらい読めばいい?
読書の効果がなぜ大切なのかをご紹介しましたが、1か月に何冊読めば読書の効果が得られるのでしょうか。まずは1か月に3冊を目標に
一般に、本が好きという方は1か月に5冊以上読む方が多いようです。1週間に1冊強のペースになります。
1年で60冊~70冊読めば読書の効果を得ることが可能です。 人それぞれ本を読むペースは異なるため、最初のうちは自分のペースで読み進め、まずは1か月に3冊を目標にしてはどうでしょうか。
1か月に7冊読めれば上出来
東大生は、小学生の時に、1か月に7冊強読んでいたというデータがあります。
1か月に7冊読めれば本のメリットを十分受け取ることができ、文章力や語彙力、読解力も十分にアップするのではないでしょうか。しっかりした文章力や読解力をつけるために、1か月に7冊の読書を目標にしてもいいかもしれません。
3年で300冊読む頃には、身になってくる
毎日の読書で3年目、300冊程読んだあたりから自分の身になって読書の内容が言葉になると言われています。
1ヶ月で8冊~9冊のペースで読み進めると1年で100冊超えることができます。
本の中にも、比較的簡単に読める本もあれば、何日もかかる本もあります。いろいろな情報を得たり、あるいは自分の創造力を働かせるするために幅広く読んでいきましょう。
3年も読書をする習慣をつけていれば、本を読むスピードも上がり、難しいものも読めるようになってくるでしょう。
読書により、どんどん自分が成長するようになっていると思います。
読書はなぜ大切?読書の効果を紹介|まとめ
この記事では読書がなぜ大切なのかを紹介しました。 読書によって得られるメリットは多く、自分の成長に大きく貢献します。
読書の習慣があまりない方は、まずはぱぱっと目を通すだけの乱読からでもいいかもしれません。 好きな本にぱぱっと目を通すだけでも読書の効果を得ることができ、読書の習慣を始める大きなきっかけになります。
最初から難しい本を読むことは読書をすぐに諦めてしまう原因にもなるため、自分が興味のある本や読みやすい本から始めてみましょう。
1冊の本を読むのに疲れてしまったら、ほかの本を読み始めても大丈夫。読書を毎日継続することが大切です。
読書が楽しくなってきたら友人に読書がなぜ大切なのかを紹介して、読書の輪を広げてみるのもいいかもしれませんね。
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