小学2年生ごろから反抗期が始まり、お子さまとの向き合い方に悩んでしまう保護者の方は多くいらっしゃいます。
宿題をしなかったり、保護者の言うことを聞かずにトラブルを起こしてしまうなど、小学生の反抗期は多くの保護者の方が悩む時期です。
今回は、小学生の反抗期は一般的にいつからいつまでなのか、反抗期中の保護者の方の向き合い方などについてご紹介します。
小学生の反抗期とは?

小学生の反抗期は、子供の成長過程の一環として現れるものです。この時期には、親や周囲の大人に対して否定的な態度を示したり、自分の意見を主張することが増えます。
これは、子供が自己を確立し始める重要なステップでもあります。
保護者の方にとっては悩みの種になってしまうことが多い時期ですが、心が成長していくうえでの大切な時期であることをまず知っておくと、向き合い方も変わってくるかもしれません。
小学生の反抗期はいつからいつまで続く?
小学生の反抗期は、一般的に8~11歳頃に見られることが多いです。早ければ低学年から始まる子もいらっしゃいますし、高学年や中学生になってから現れる子もいます。
お子さまの成長によって始まる反抗期は個人差が大きく、一概に期間を決めるのは難しいですが、小学校卒業とともに徐々に落ち着いてくるのが一般的です。
なぜ反抗するのか?
反抗期には、子供の心と体の成長が背景にあります。この時期、子供は「自分らしさ」を模索し始めます。
そのため、自立心が強まり、親や大人の指示や価値観に反発するようになります。
また、社会的な人間関係の中で自分の立場を築こうとする過程で、感情の起伏が激しくなることも少なくありません。
態度や行動の特徴は?
小学生の反抗期には、以下のような態度や行動が見られることがあります。
- 親の言うことに反論する
- 指示を無視したり、嫌がったりする
- 一人で過ごす時間を好むようになる
- 感情的になりやすく、些細なことで怒りやすい
これらの行動は、子供が成長している証拠でもありますが、親にとっては試練の時期とも言えるでしょう。
反抗期の子供に保護者はどう接すればいい?

反抗期のお子さまに対しては、保護者の方の接し方が非常に重要になります。
反抗期の期間をうまく乗り越えるためには、子供の気持ちに寄り添いながら接することが大切です。
ここでは、反抗期が始まったお子さまに保護者の方がどのように接していくべきかについて解説します。
反抗期の接し方1.子供の意見にしっかり耳を傾ける
子供が何かを主張したり不満を訴えたりしたとき、その意見に真摯に耳を傾けることが重要です。子供は自分の考えを認めてもらえると感じると、親との信頼関係が深まります。
反抗期だからと構え過ぎず、今まで通りにやさしく接してあげることで、お子さまも安心して保護者の方とコミュニケーションをとってくれるようになるでしょう。
反抗期の接し方2.感情的に怒らない
反抗的な態度に直面すると、親も感情的になってしまいがちですが、感情に任せて怒ると子供との関係が悪化する可能性があります。
保護者の方が冷静に対応することで、子供も安心感を持つことができます。 理不尽な発言にも感情的になりすぎず、保護者の方がお子さまにどんな風に接してほしいのかをしっかりと伝え、暴言などに対しての注意にも感情的になりすぎないようにしましょう。
反抗期の接し方3.子供の言うことを否定しない
たとえ子供の意見が間違っているように思えても、まずは受け入れることが大切です。
「それは違う」と否定するよりも、「どうしてそう思うの?」と問いかけて、子供の考えを聞いてあげましょう。
反抗期の接し方4.あんまり干渉しすぎない
反抗期の子供は、自立したいという気持ちが強くなる傾向があります。そのため、過度に干渉すると反発心がさらに強くなってしまい、保護者の方との関係が逆に悪くなったりしてしまうこともあります。
反抗期のお子さまには適度な距離を保ちつつ、見守る姿勢を心がけましょう。
反抗期で勉強しない子供にどう声をかける?
反抗期の子供は勉強への意欲が低下することがあります。このような場合には、親の働きかけ方が鍵となります。
ここでは、反抗期でお子さまが勉強をしなくなってしまった場合に、保護者の方がどのように接していくべきかについてご紹介します。
子供のペースを尊重する
無理に勉強をさせようとすると、子供の反発心を煽るだけです。
子供自身のペースを尊重しながら、「今日はここまでやってみよう」といった具体的な提案をすると良いでしょう。
褒めて励ます
小さな努力でもしっかりと褒めてあげることで、子供のやる気を引き出せます。 「こんなに頑張っていてすごいね」とポジティブな言葉をかけるようにしましょう。
勉強のやり方を一緒に考えてあげる
勉強が苦手な子には、一緒に解決策を考えてあげることが大切です。
例えば、「どうやったら覚えやすい?」と相談したり、楽しい方法を提案するなど、親子で協力する姿勢を見せましょう。
反抗期で勉強しなくなったときにどんなサポートができる?

反抗期がきっかけで勉強をしなくなってしまうお子さまに悩まれてしまう保護者の方は多いはず。
「反抗期で勉強をしなくなってしまった」 「家でもゲームばかりしていて成績が心配…」 このような状態になってしまうと、ご家庭だけで解決をするのが難しいと感じてしまうかもしれません。
ここでは、反抗期で勉強をしなくなったときに、家庭外でどんなサポートができるのかについてご紹介します。
信頼できる人に頼ってみる
親ではない他の大人の方、例えば親戚や学校の先生に相談してみるのも効果的です。
お子さまの性格によっては、保護者の方に心を開くのがなんとなく恥ずかしいと感じていたり、反抗期の中で保護者の方とのコミュニケーションを取りたくないと感じてしまう場合もあるかもしれません。
そんなときは、保護者の方以外の大人の方とコミュニケーションをとってみることで、勉強などの姿勢が変わってくるかもしれません。
保護者の方もご家庭の中だけで悩まずに、他の方の力を借りてみましょう。
家庭での勉強方法を見直す
反抗期の時期はお子さまがゲームなどに夢中になり、なかなか勉強に取り組まないと悩んでしまう保護者の方も多いです。
そんなときは、家庭での勉強方法を見直してみましょう。
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小学生の反抗期にどう対応すればいいのか?|まとめ

小学生の反抗期は子供の成長に欠かせない大切な時期です。親としては、子供の感情や意見を尊重し、適切に対応することが求められます。
反抗的な態度に過敏に反応せず、子供と穏やかに接することで、より良い親子関係を築くことができるでしょう。
また、必要に応じて第三者の力を借りることも視野に入れながら、無理のない形でこの時期を乗り越えましょう。