黙々と勉強していると、小腹が減りますよね。「勉強中は集中!お菓子を食べるなんて!」と我慢していませんか。
実は、勉強中にお菓子を食べることは悪いことではありません。食べるものや食べ方に気をつければ、集中力アップにつながることもあるんですよ。
ここでは、勉強中に食べるおすすめのお菓子を15品をご紹介。気になるものがあったらぜひ、勉強のお供にお試しください。
勉強中におなかが減るのはなぜ?
勉強をしていると、動いていないのに、なぜかいつもよりお腹が空きやすい気がしませんか?これは決して気のせいではありません。
脳は多くのエネルギーを消費します。安静時でさえ、全身で使われるエネルギーの約20%が脳で消費されています。脳の重量は全身の2%程度しかないことを考えると、超大食いと言えますね。
勉強で頭を使っているあいだは、さらにエネルギーが消費されます。勉強中にお腹が空きやすいのは、頭を働かせた結果、いつもよりもエネルギーが不足しているからなのです。
勉強中にお菓子を食べるとどんな効果がある?
「勉強中は飲食禁止!集中して取り組むべき!」と堅苦しく考える必要はありません。適度な間食は、勉強にも以下のようにプラスの効果をもたらします。脳へのエネルギー補充
脳は、ブドウ糖しかエネルギーにすることができません。ブドウ糖は、米やパンなど炭水化物に含まれますので食事からも摂取できる栄養素ですが、より早く吸収されるのは砂糖です。
そのため、砂糖の入ったお菓子は脳への素早い栄養補給に最適です。
集中力アップ
一部のお菓子に含まれる栄養素は、記憶力や認知機能を高める可能性を持っています。さらに、噛むという動作は、脳の働きを活性化させることがわかっています。
つまり、勉強中でも噛むお菓子を食べることで、集中力アップも期待できるのです。同時に、空腹で気が散るのも防げます。
眠気覚まし
お菓子を噛むことで脳が活性化すれば、眠気覚ましにもつながります。
また、お菓子のなかには眠気解消に有効な成分が含まれていたり、メンソールなどの刺激で眠気覚まし効果を狙ったりする商品もあり、手軽に頭をすっきりさせたい時に便利です。
気分転換
あまり根を詰めすぎてしまうと、疲れて勉強の効率も落ちてしまいます。
ときどき美味しいお菓子を食べて一息つくのも、持久力が求められる勉強では大切なことです。甘いものにはリラックス効果があるので利用しましょう。
勉強の味方になるお菓子の種類とおすすめ15選
ここからは、特に勉強中の間食におすすめのお菓子・おやつの種類と、おすすめの商品15選を紹介します。勉強のお供選びの参考にしてください。
ラムネ
脳のエネルギー源であるブドウ糖を、効率的に摂取できるのがラムネ菓子です。
素早く脳にエネルギーを補給できるので、パフォーマンスが落ちてきたな、と感じたらすぐ食べられるよう、常備しておくといいかもしれません。
「ラムネ」(森永)
森永のラムネ菓子はブドウ糖が90%も配合されています。小粒のボトルタイプは机に常備しておくのに最適です。
商品ページ:https://www.morinaga.co.jp/products/detail.php?id=PRD2009-08-0326 (opens new window)
「大粒ラムネ」(森永)
1粒が1.5倍の大きさで、食べ応えがアップしています。かさばらない袋タイプなので、鞄に忍ばせ、疲れた時にさっとつまむのに便利です。
商品ページ:https://www.morinaga.co.jp/products/detail.php?id=PRD2010-02-0001 (opens new window)
チョコレート
チョコレートも、脳への糖分補給に便利です。
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールを摂取すると、脳の血流量および認知機能をアップさせるBDNFという栄養素が増える可能性があることが分かっています。
ストレスも軽減できると言われているため、勉強中の間食に取り入れたいお菓子です。ただし、食べ過ぎには注意。
「チョコレート効果」(明治)
一般的なチョコレートよりも多くのカカオポリフェノールを含む、高カカオチョコレートです。勉強中には、手を汚さず少量ずつ食べられる箱タイプがおすすめです。
商品ページ:https://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/chocokoka/ (opens new window)
「メンタルバランスチョコレートGABA」(グリコ)
ストレス軽減の効果があると言われているGABAを配合したチョコレートです。袋タイプで、ひと口サイズのため、少しだけ食べるのに便利です。
商品ページ:https://www.glico.com/jp/product/chocolate/gaba/37761/ (opens new window)
キャンディ
糖分補給にはキャンディーもおすすめです。舐め終わるのに時間がかかるため、チョコレートのようについ食べ過ぎるといった心配がありません。
勉強中なら、ノンシュガータイプではない飴を、噛まずに舐め続けるようにしましょう。ミントやハッカ風味の飴は、眠気覚ましやリフレッシュ効果も期待できます。
「サクマドロップス」(サクマ製菓)
定番の人気商品ですので、大抵の店で手に入ります。8種類もの味が楽しめるため飽きません。缶の音が気になる人には、袋タイプをおすすめします。
商品ページ:http://www.sakumaseika.com/products/detail/dorops_pack_0901_s15.html (opens new window)
「龍角散ののどすっきり飴」(龍角散)
ハーブのすっきりとした風味で、疲れた気持ちをリフレッシュできます。特に、のどの乾燥が気になる冬場におすすめしたい商品です。
商品ページ:https://www.ryukakusan.co.jp/promotion5 (opens new window)
ガム
噛むという動作は脳の働きを活性化させます。長い時間ずっと嚙み続けられるガムは、勉強中にうってつけのお菓子です。
なかには強い刺激で眠気を覚ませるものもあります。
「フルーティオ アソートファミリーボトル」(ロッテ)
大容量ボトルは、自宅の机に常備しておくのに最適です。優しいフルーツ味のガムですので、強い刺激が苦手な方でも楽しめます。
商品ページ:https://www.lotte.co.jp/products/catalogue/gum/06/detail04.html (opens new window)
「キシリトールガム ブラックミント」(ロッテ)
眠気覚まし効果を求める人には、こちらの強清涼系ガムをおすすめします。キシリトール配合で、虫歯の心配なく食べられるのもうれしいポイントです。
商品ページ:https://lotte-shop.jp/shop/g/g105084 (opens new window)
グミ
「噛む」ことのメリットを得たいのであれば、グミも試してみてください。勉強中に食べるグミなら、硬くて噛み応えがあるハードグミを選びましょう。
優しい味のものから刺激の強いものまで、味の展開も豊富です。
「ゴールドベア」(ハリボー)
ハードグミの定番です。ラインナップが非常に多く、好みの味を選べます。とても歯ごたえがあるグミなので、しっかり脳を活性化できるでしょう。
商品ページ:https://www.haribo.com/ja-jp (opens new window)
「フィットチーネグミ ハードボイルド」(ブルボン)
比較的弾力のあるグミです。様々な味がありますが、中でもコーラ味のハードボイルドは厚みがあり、よりハードな食感ですので、勉強中に噛むならこちらがおすすめです。
商品ページ:https://www.bourbon.co.jp/fettuccinegummi/ (opens new window)
ミントタブレット
小さくて気軽に口にできるミントタブレットは、その清涼感がリフレッシュや眠気覚ましの役に立ちます。
軽い刺激のものから非常に強い刺激のものまで、商品展開も様々です。自分に合った味のものを見つけましょう。
「ミンティア ドライハード」(アサヒグループ食品)
ミンティアのなかでもかなり刺激が強く、カフェインカプセルまで配合されています。とにかく早く眠気を覚ましたい時の味方です。
「フリスク ペパーミント」(クラシエフーズ)
ミントタブレットの定番です。ほどよいミントの刺激と清涼感が頭をすっきりさせてくれます。ミントタブレット初心者はこちらから試してみましょう。
商品ページ:https://www.kracie.co.jp/products/foods/1201549_21123.html (opens new window)
果物
勉強中の間食に果物を取り入れてみるのもおすすめです。糖質以外にも栄養素が含まれており、果物によって疲労回復や貧血防止など、様々な効果が期待できます。
バナナ
バナナは特に勉強中におすすめの果物です。3種類の糖質が含まれており、それぞれ吸収にかかる時間が異なるため、バナナを食べた後しばらくは脳に糖分を贈り続けられるのです。
ドライフルーツ
ドライフルーツによる糖質の摂取もおすすめです。食物繊維が多く噛み応えがあるため、脳の活性化も期待できます。
煮干し
糖質以外の栄養満点の煮干しは、カロリーが少ないので罪悪感なく食べられるおやつです。「頭がよくなる栄養素」としてお馴染みのDHA・EPAを含み、鉄分やカルシウム、ビタミンB群など、頭にうれしい栄養を一度に摂取できます。
アーモンド小魚
集中力を高める効果があるナッツ類と、煮干しを一緒に食べられる優れものです。どちらも歯ごたえがあり、噛むことによる脳の活性化も期待できます。
勉強中の間食で気をつけたいこと
勉強中の間食に様々なメリットがあるとはいえ、無条件に好きなだけ食べていいわけではありません。一歩間違えると、勉強の効率を大きく落とす可能性もあります。
勉強中にお菓子を食べる際は、以下のポイントに注意してください。
食べすぎは逆効果
糖質を摂取すると血糖値が上がりますが、この血糖値の上昇が急すぎると、強い眠気に襲われるようになります。食事の後に眠くなりやすいのはこのためです。
つまり、脳への栄養補給のためだからと甘いお菓子を食べ過ぎると、逆に勉強に集中できなくなってしまいます。
また、糖質の摂りすぎは健康にも良くありません。勉強中にお菓子を食べる際は、食べる量に注意しましょう。
虫歯には要注意
糖質は虫歯菌のエサです。口の中に食べ物が入っている時間が長いほど、虫歯になるリスクも増します。
だらだらとお菓子を食べ続けないように間食の時間を決める、食べた後は歯磨きをするなど、歯の健康にも注意しながらお菓子を楽しみましょう。
勉強中におすすめのお菓子|まとめ
勉強中にお菓子を食べると、脳への栄養補給や噛むことによる脳の活性化、眠気覚ましやリラックス効果など様々なメリットを得られます。食べるお菓子によっては、集中力や認知機能の向上なども期待できます。
ただし、食べ過ぎには要注意です。食べるものや食べ方を工夫しながら、お菓子の持つ力を上手に利用して、勉強に活かしてください。