電車通学のみなさんは、電車の中で勉強をしていますか? 勉強をしていないのは、とてももったいないです。
片道10分〜30分だとしても電車に乗っている隙間時間に勉強することで暗記やノートを見返して復習することもできます。
しかし、電車内は勉強する環境が備わっていないため、勉強をすることが難しいと思ってしまう学生も少なくはありませんが、そんな環境の中でこそ勉強をすることができたのであれば、間違いなく将来の役に立ったり今の自分のタメになります。
この記事では電車の中で勉強するメリットや電車内の勉強方法・科目ごとの勉強方法についてくわしく解説します
電車での通学時間は勉強すべき?
電車内で勉強はするべきなのでしょうか?勉強するのならばどの程度やればいいのか難しいところですよね。電車で通学している小学生と中学生の平均通学時間(2020年)を見てみましょう。 引用/参考資料:[NHK放送文化研究所が2021年5月21日に発表した2020年国民生活時間調査](http://www.garbagenews.net/archives/1755244.html) 小学生は平均52分、中学生は平均51分となっており、電車に乗っている時間を有効に利用し、電車で勉強できることは電車でするのが効率がいいと言えます。また、毎日1時間も勉強する時間が確保できれば学力アップは間違いなくでき、友達に差をつけることや苦手克服が可能になります。
学校に着くまでの時間は脳が目覚めたばかりで疲れが脳に溜まっておらず、記憶力に優れているため暗記の効率が良くなります。
通学時間で勉強するメリット
通学時間中に勉強するメリットはたくさんあり、毎日続けることで必ず実力になっていきます。ここでは通学時間中に電車で勉強することのメリットについてご紹介します。
メリット①|どんな環境でも集中できるようになる
電車の中は、揺れていたり混んでいたりザワついていたりして集中することがなかなかできないと思いますが、その中で集中して勉強できるスキルが身についていればどんな環境の中でも集中できるスキルが身につきます。
最初は慣れないと思いますが、毎日繰り返して行うことでどんな環境でも対応できるようになっています。
メリット②|将来に役立つ
もし、高校や大学・専門学校に通うことになるとアルバイトや友人関係の都合で勉強する時間が減ってしまう可能性があります。
そうなってしまうと成績が落ちてしまい、留年してしまう場合もあるので今のうちに少しでも空いている時間で勉強できる習慣を身につけることで、単位取得や進級に悩むことはありません。
また、友人関係も保てて成績も上がり一石二鳥ですね。
さらに、社会に出てからも自分のキャリアアップするために読者は大切になってきます。
メリット③|勉強の効率が良くなる
電車やバスという限られた時間の中、乗り過ごさないように勉強をすると自己管理能力も得られるため効率の良い勉強方法が思いつきます。
スキマ時間を活用するということは「10分でも空いている時間があれば復習ができる」と考えることができるため、身につけておいて損はないスキルです。
電車内環境に合わせた勉強方法
ここまでは通学中に勉強をすることでのメリットについて述べてきましたが、電車の中はなかなか集中できるものではありません。そこで電車の環境に合わせた効率の良い勉強方法についてご紹介するため、ぜひ試してみてください。
座れた場合
朝の電車は満員電車で座れたときはラッキーと思いそのまま携帯でSNSをしたり動画を見てしまいがちですが、勉強をするにはうってつけの環境です。
もし、朝電車で座れたときは両手が使える状態のため大判のテキストやノートを広げて前日の内容を復習したり、以前に解いた問題を解きなおすのがおすすめです。
また、参考書や単語帳などを持って赤シートを使い暗記系の勉強をすることも可能です。
座れない日はスマホで勉強
座れない日はどちらかの手はつりかわにつかまっているため、片手でできる勉強をやりましょう。
参考書などで勉強している学生やノートを復習したいと思っている学生は電車に乗る前に携帯のカメラで写真をとったりするなどの事前準備をしておくと良いでしょう。
また、問題を解くアプリなどをダウンロードして片手で解けるようなアプリを準備しておくこともおすすめです。登校中に解けなかった問題は学校や下校中、自宅で復習するようにして、しっかりと間違えた内容を克服しましょう。
乗り換えで勉強科目を変える
電車に乗っていて乗り換えのときが1番バタバタして集中が切れてしまったり、人の出入りで単語帳やテキストを読んでいるときに通行人とぶつかってしまう可能性があります。
そして、1度切れてしまった集中力は戻るまで時間がかかってしまうため、そんなときは通学中の乗り換えのときに勉強する科目を変えてみるのもおすすめです。
満員の場合
朝の電車で1番多いのが手が使えないくらいの満員電車ですが、そんな状況でも勉強する方法があり、それはリスニングです。
リスニング問題のアプリやソフトを事前にダウンロードしたり、暗記項目をボイスレコードに録音しておいたりするのがおすすめです。
英語のヒアリングは何回も聞き、耳に慣らすことがとても大切になってきます。
通学時間中科目ごとの勉強法
電車で通学中はどの科目をどのように勉強したらいいのか悩んでしまう時がありますよね。ここでは科目別のおすすめの勉強法について詳しくご紹介するため、上述した電車内の環境に合わせた勉強法と照らし合わせて効率的な勉強ができるように心がけてみてください。
英語
電車内での勉強で一番多いのは英語の勉強で、勉強方法としては英単語を暗記する・リスニング対策・長文読解になります。
英単語の暗記は英語の成績を伸ばすのにはとても重要で、通学時間で5、6単語は覚えられると思います。
ここでの注意点としてはただボーっと単語帳を眺めているのではなく、頭の中で読み上げながら何度も反復することが重要になってきます。
リスニング対策に関しては、実際にリスニングをやってみると電車の車輪の音などがうるさくて聞きにくいといったことがあるため、音量を上げるなどの工夫をして対策するようにしましょう。
長文読解は文字が多すぎて電車酔いしてしまう学生も少なくはないと思うので、気分が悪くなってしまった場合はすぐに中止するようにしましょう。
数学・算数
「電車の中で数学や算数は勉強できるの?」「暗算はできない」と思う学生も少なくはないと思います。
数学・算数のおすすめ勉強方法としてはノートを見ながら授業の復習・教科書や参考書を見て予習することがおすすめです。
ノートを見ながら復習することで実際には解いていないけれども、その問題の解く流れや公式などは把握できるようになります。
国語
電車内の勉強に一番向いているのは英語だけとは限りません。現代文や古文、漢文字も暗記することが多く、それをどのように学習するのかは英語の英単語を覚えることと同じです。
現代文では、漢字の勉強が重要ですが漢字を覚えるのは英語のスぺルを覚える時とは違い書いて覚える方が記憶しやすいです。
しかし、電車内は机やペンはないため脳内でイメージして書くことをおすすめします。また、イメージをしにくい学生には指で漢字をなぞって見るのもおすすめです。
電車で通学しているときのおすすめ勉強方法|まとめ
この記事では電車の中で勉強するメリットや電車内の勉強方法・科目ごとの勉強方法についてくわしく解説してきました。
電車に乗っているときに動画を見たりSNSを見たりすることが多いですが、電車で勉強することは将来にも役に立ち、今の自分のためにもなるので少しずつでも始めてはどうでしょうか。
小さな積み重ねでも、あきらめずにやり続けることでライバルとも大きな差になります。