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オンライン授業の受け方のコツは?効率の良い授業の受け方をご紹介

感染症対策をきっかけに、教育機関で続々とオンライン授業が導入されています。オンライン授業には慣れたものの、上手な受け方がわからない人も多いようです。

また、保護者のなかには、「オンライン授業で本当に集中して勉強できるの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、オンライン授業に不安を抱いている方に向け、効率の良いオンライン授業の受け方や、授業を受ける際のコツ・ポイントを解説していきます。オンライン授業に必要なツールも紹介しております。ぜひ参考にしてください。

オンライン授業を受けるために最低限必要なもの

オンライン授業を受けるための機器 オンライン授業の受け方を説明する前に、まずは必要なものについて解説します。

授業により必要なものは異なりますが、大抵のオンライン授業では、最低限下記が要求されると考えてください。

  • 受講するためのデバイス
  • 通信環境
  • イヤホン、マイクあるいはヘッドセット
  • Webカメラ

受講するためのデバイス

オンライン授業を受けるための端末は必須となります。自分で購入したり自宅にあるものを使用したりするほか、教育機関側から貸与されるケース、指定の機種の購入を指示されるケースもあります。

自分で端末を選ぶ場合には、パソコンやタブレットがおすすめです。スマートフォンでも受講は可能ですが、画面が小さいので板書が見づらくなります。

通信環境

オンラインで映像・音声のやり取りを行うため、ネット環境も必須です。スマホのキャリア回線で授業を受けると、通信量が跳ね上がってしまうため注意が必要です。

オンライン授業の受講には、自宅のインターネット回線を使用しましょう。映像の通信はデータ量が多いため、高速かつ安定した通信環境を整えられるのが望ましいです。

イヤホン、マイク、ヘッドセット

どのような授業形式の場合でも先生の声を聞くツールは必要です。端末のスピーカーよりもイヤホンかヘッドホンを使う方が、授業内容がよく聞こえます。

生徒側も発言を求められる双方向授業の場合、マイクも用意しましょう。スマホなどの内蔵マイクでは口を近づけないと音が拾えないため、オンライン授業には不向きです。イヤホンとマイクがセットになっているものがあると便利です。

Webカメラ

タブレットやスマホで授業を受けるのであれば、インカメラが使用できるため外付けのWebカメラは不要です。パソコンの場合は、製品によってはカメラが内蔵されていないことがあるため、その場合は別途Webカメラを用意してください。

オンライン授業の効率を高めるためにあった方がいいもの

さらに以下のものがあると、より快適かつ効率的にオンライン授業を受けられるかと思います。

  • 大きめのモニタ
  • スタンド類
  • 椅子と机
  • キーボード、マウス

大きめのモニタ

画面の小さい端末では、共有された資料や板書などが読みにくい場合があります。大きめのモニタを端末と接続すれば、画面の小ささにわずらわされることなく、落ち着いて授業が受けられます。

リビングで受講するのであれば、テレビにタブレットやスマホを接続して画面をテレビに表示してもいいかもしれません。

スタンド類

使用する端末が小型ノートパソコンやタブレット類の場合、スタンドの使用をおすすめします。スタンドを使って画面の高さを目線より少し下に固定することで、正しい座り姿勢を維持しやすくなるためです。

椅子と机

オンライン授業は、カメラをオフにすることでベッドに寝転がりながらでも受けられます。しかし、集中して学習するためにはちゃんと机に向かい、椅子に座って受ける必要があります。

キーボード・マウス

オンライン授業ではチャットを使うことがよくあります。そのため、キーボードの操作がちゃんとできる必要があります。タブレットで受講する場合、キーボードやマウスがあるほうが便利です。慣れればオンスクリーンキーボードよりも速くチャットなどの入力ができるようになります。

オンライン授業を効率よく受けるコツ

電球が光るイメージ 必要なものを揃えたら、オンライン授業の効果的な受け方も頭に入れておくことをおすすめします。授業前に準備できることから授業中に心がけておくことまで、オンライン授業の効率を上げる受け方を4点ご紹介します。

受講環境や部屋のレイアウトに注意する

道具だけでなく、オンライン授業を受ける環境にも配慮しましょう。

家族の話し声やテレビの音などが常に聞こえる場所では、授業に集中しにくくなります。きょうだいが騒がしくて先生の声が聞こえない、なんてこともあるでしょう。極力静かな場所で受講するのが理想です。

リビングで受講する場合、テレビなどが視界に入らないように背を向ける、壁の方を向いて座る、卓上衝立を使用するなどの工夫で、比較的集中しやすい環境を整えることができます。

自室で受講する場合、すぐ目に入るところにマンガやゲームなどの娯楽の品があれば、触りたくなるのも無理はありません。授業で使わないものは、近くに置かないようにしましょう。

手書きのノートを作成する

デジタルツールは本当に便利です。オンライン授業の画面をスクリーンショットに撮れば、わざわざ板書をノートに書き写す必要がありません。しかし、授業の内容をしっかり身につけるには、あえて手書きのノートを作成するのも有効です。

何かを覚えるときは、目で見るだけでなく手で書く動作を加えることで、より覚えやすくなると言われています。また、「画面を撮影したから後で見返せる」という安心感で、授業への集中が薄れる可能性も考えられます。

「便利な機能は最大限活用して勉強効率を上げる」というのも有効な受け方ではありますが、思いのほか学習内容が定着しないと感じたら、アナログな手法を取り入れるのもおすすめです。

授業後に必ず復習をする

オンライン授業に限った話ではありませんが、学習効率を上げるためには授業後に復習するようにしましょう。

先生が目の前にいないからと油断して、授業をうっかり聞き流してしまっていないか、理解があいまいなまま何となく先に進んでしまっていないかなどが、復習をすることで見えてきます。

授業後に必ず復習する習慣をつければ、次の授業の内容も理解しやすくなるかと思います。

わからないことはすぐに質問する

授業中や復習中に疑問点を見つけたら、なるべく早く質問しましょう。通学していれば、先生と廊下ですれ違った際などに気軽に聞けることがありますが、オンライン授業では「ばったり」は起こらず、自分から積極的に質問しに行かなくてはなりません。

「今度質問しよう」と後回しにしていると、忘れてしまう可能性があります。分からないことはなるべく早く解決することが大切です。

オンライン授業の受け方|まとめ

オンライン授業の効果的な受け方としては、第一に環境整備が重要です。安定的な通信環境としっかりと授業の内容がわかる端末を用意しましょう。

集中して学習できる環境を整えたら、学んだことが定着しやすくなるよう、ノートをとる、復習する、質問するといった勉強の基本を大切にしてください。

対面授業よりも気軽で便利なオンライン授業ですが、受け方ひとつで学習効率が大きく変わってしまうかもしれません。この記事を参考に、自分に合った受け方を探してみてください。

学研オンラインでは、まるで実際の教室のような双方向オンライン授業で、生徒一人ひとりと向き合える授業を行っております。

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山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。