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集中して勉強できる勉強場所とは?おすすめの勉強場所を解説

勉強をしたいのになかなか集中できないと感じている方は、勉強場所を変えてみることで集中力をアップできる可能性があります。

しかし、みんなはどんな場所で勉強しているのかを聞いてみたことがある方は少ないでしょう。中学生の場合、やはり自室やリビングなど、自宅で勉強している方の割合が多くなっていますが、自宅以外にも様々な勉強場所を活用しています。

この記事では、おすすめの勉強場所から、自宅以外で勉強をする場合の注意点を解説します。

みんなはどんな場所で勉強しているの?

勉強する女の人

まずは、みんなはどんな場所で勉強しているのかを調べてみましょう。

東京ガス都市生活研究所の調査によると、中学生が試験勉強や受験勉強をすることが最も多い場所の割合は以下のようになっています。

受験期の中学生が勉強する場所(自宅内) |自室(本人の部屋)|55.3%| |リビング・ダイニング|40.4%| |その他|2.8%| |行わない|1.4%| 東京ガス都市生活研究所 (opens new window)

中学生では、半数を超える方が自室で勉強をしていますが、4割の方がリビングで勉強をしています。

また、自宅外で勉強することがある場所として、以下のような場所が挙げられます。

-塾や予備校の自習室 -学校の自習室 -図書館 -友人の家 -カフェやファストフードなどの飲食店

ほかの人がどんな場所で勉強しているかを参考にして、自分に合った勉強場所を見つけてみましょう。

おすすめの勉強場所5選

カフェ店内の様子

中学生が主に勉強をする場所は、自室やリビング・ダイニングなどの自宅ですが、自宅外でも勉強場所を見つけて活用しています。

ここでは、中学生でも使いやすい、おすすめの勉強場所5選を紹介します。

自室

最も手軽で、かつ勉強場所として適した空間が、自室(自分の部屋)です。

勉強のために移動する必要がなく、教科書や参考書なども予め用意されているため、思い立った時にすぐ勉強を始めることが可能です。

自室は、一人の空間として勉強に集中できるほか、勉強に集中しやすいように環境をカスタマイズすることができます。

ただし、スマホや漫画など、自室には勉強以外の誘惑も多いため、スマホを目に見えない所に遠ざけておくなどの工夫が必要ですね。

リビングやダイニング

中学生の4割が、リビングやダイニングで勉強をしています。

リビングで学習するメリットは、自室での勉強とは違い家族の目があるため、集中して勉強できる点です。また、全くの無音よりもある程度の雑音があった方が集中しやすいと言われており、家族の生活音のあるリビング、ダイニングは勉強場所としてもおすすめです。

また、家族の空間での勉強は、わからないことがあったらすぐに親に聞くことができますので、家族で勉強への興味を共有することができます。

ただし、小さな兄弟姉妹がいる方などの場合、勉強を邪魔されてしまわないように家族に協力してもらうようにしましょう。

塾や予備校の自習室

塾や予備校に通っている方の場合、自習室での勉強も効率的です。

自習室は勉強をするための空間として提供されている空間なので、勉強に集中しやすい環境となっています。 また、塾・予備校の友人と一緒に勉強することができますので、勉強に対するモチベーションも高く保つことができます

分からないことがあれば、すぐに講師に質問をしに行くことができるのもメリットですね。

図書室・図書館

学校の図書室や地域の図書館も、中学生が勉強をする際に選びやすい勉強場所です。

図書室・図書館は静かで落ち着いた環境で勉強をすることができます。さらに空調も適温に保たれているので、真夏や真冬でも快適な空間で勉強できますね。

また、図書館によっては、無料開放の自習室が設置されている場合もありますので、塾や予備校に通っていない方でも自習室を使えるのはうれしいですね。

飲食店

カフェやファーストフード店も、勉強をする場所として人気の空間です。

適度な雑音がある方が集中力は高くなると言われていますので、人によっては自習室や図書館などよりも飲食店の方が集中しやすいという方も多いでしょう。

また、眠気に襲われてしまった際にコーヒーを飲んでカフェインを摂取できますので、気分転換がしやすいのもメリットですね。

自室以外で勉強する場合の注意点

カフェで勉強する女の子

自室での勉強で集中力が途切れてしまったら、勉強場所を変えて気分転換をするのも効果的です。

ただし、自室以外で勉強をする際には、知っておくべき注意点があります。

リビングは家族の協力も必要

リビング、ダイニングで勉強をする場合には、ある程度家族にも協力してもらうことが必要です。

家族の目があり、ある程度の雑音で集中効果が期待できるリビング学習ですが、家族が話しかけてきたり、あまりにも大音量でテレビを見ていたりすると、どうしても集中力は途切れてしまいます。

しかし、リビングやダイニングは家族の団らんの場所でもありますので、妥協点を家族と話し合っておく必要がありますね。

勉強場所の席を確保する必要がある

塾や予備校の自習室、または図書館の自習室は人気なため、テスト週間や受験の時期になると席が埋まってしまいます。

せっかく、勉強しようと思って塾や予備校に来たのに、席があいていなくて勉強できなかったら移動時間が無駄になってしまいますね。

混み合う時期には、早めに出かけて席を確保するなどの工夫が必要です。

勉強場所によってはお金がかかってしまう

カフェやファーストフード店など、飲食店で勉強をする場合には、お金がかかってしまう点に注意が必要です。

ワンドリンクなら500円以下で注文することができますが、毎日通うとなると出費が負担になってしまいます。

中学生のお小遣いだけでは賄いきれませんので、勉強のための必要経費として保護者に相談してみても良いかも知れませんね。

おすすめの勉強場所|まとめ

自室やリビング、ダイニング以外にも、自習室や飲食店など、様々な場所で勉強をすることができます。

勉強に集中するためには、集中できる環境が大切ですので、いろいろな選択肢の中から自分に合った勉強場所を探してみましょう。

集中力が途切れてしまった場合、勉強場所を変えたら気分転換になって勉強を持続できるケースもありますので、お気に入りの勉強場所を複数見つけておくのも良いですね。

山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。