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勉強が続かない原因とは?集中力を保つためのポイントをご紹介

勉強をしなければならないのに、集中力が続かなくて勉強を続けることができないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

自分には集中力がないからと諦めているかもしれませんが、集中力はちょっとした工夫しだいで改善することができます。集中力が続かなくて悩んでいる方も、勉強を習慣化することで集中して勉強に取り組むことができますよ。

この記事では、勉強が続かない原因から、勉強を続けられる方法や勉強を習慣化する方法を解説します。

勉強が続かない原因とは?

勉強に疲れた男の子 勉強が続かない原因には、本人の集中力が足りないだけではなく、勉強のやり方や外部からの影響によるものがあります。

自分の集中力がないから勉強が続けられないだけと諦めてしまうのではなく、自分が勉強が続けられない原因を知ることで、問題解決につながります。

ここでは、勉強が続かない原因として考えられる4点を紹介します。

目標が明確になっていない

勉強には、モチベーションを保つことが大切です。勉強を続けるモチベーションを保てない原因のひとつに、目標が明確になっていないことがあげられます。

漠然と、目標とする高校への合格やテストの点数アップを目標としている方も多いと思いますが、合格そのものを目標とするだけではなく、合格してどのような人生を歩みたいのかまで、勉強をする目標そのものを考えておくことが重要です。

もちろん、短期的な目標として「定期試験で10位以内に入る」などの目標を立てることも大切です。短期・中期・長期にわけて、勉強をする目標を設定しておきましょう。

そのときどきの気分で勉強をしている

気分によって勉強をする・しないを決めてしまっていると、モチベーションが高くない時には勉強が続かなくなってしまいます。

勉強を続けるためには、気分に左右されないように、勉強を習慣化していくことが重要です。

休憩時間を取っていない

勉強を続けなければならないという意識が強すぎると、休憩時間を取らずに延々と勉強してしまうことがあります。

しかし、人間の脳の集中力が続くのは30分程度が限度と言われており、休憩時間を取らずに勉強を続けていると、集中力が切れてしまうのは当然です

30分に1度、1時間に1度など、勉強時間に休憩時間をはさむようにして、集中力の高い状態で勉強を続けられる工夫をしてみましょう。

外部からの要因で、集中力が途切れてしまう

勉強の集中力が途切れてしまう大きな原因が、家族や友人から話しかけられるなど、外部からの要因で勉強が中断されてしまうことです。

また、スマホの着信音も集中力を途切れさせる大きな要因になってしまいます。メッセージなどを受信すると、勉強しているから後で返信をしようと思っていても、頭に「返信しなければ」という意識が残ってしまいますので、集中力が途切れてしまいます。

勉強を続けられる5つの方法をご紹介

勉強を続けるためには、勉強に集中しやすいテクニックを活用することで無理なく勉強を続けることが可能です。

ここでは、集中するのが苦手な方でも勉強を続けられる方法を5つ紹介します。自分に合った勉強方法を見つけるために、それぞれの方法を試してみてくださいね。

1.達成可能な目標設定をする

勉強を続けるためには、毎日必ず達成できる小さな目標を設定することが重要です。

勉強の目標として、定期テストで良い順位を取るという目標設定をすることは大切ですが、目標を達成できなかった時に挫折感を感じてしまい、勉強を続けるモチベーションが下がってしまうことがあります。

毎日必ず5ページは勉強を進めるなど、頑張れば必ず達成できる目標を設定して、小さな達成感を積み上げていくようにしましょう。

2.ポモドーロテクニックを活用する

人間の脳の集中力が続くのは30分程度と言われています。

脳が集中できる時間を最大限に活用して勉強に取り組むテクニックとして「ポモドーロテクニック」というものがあります。

  • 1:25分勉強をする
  • 2:5分休憩する
  • 3:1・2を3セット繰り返したら15分の休憩を取る

勉強を続けるのが苦手な方も、25分程度なら集中して続けやすいですね。

3.朝勉強に切り替える

夜に勉強していて勉強が続かないと思っている方は、朝勉強に切り替えてみるのも効果的です。

朝の時間は誰にも邪魔されずに静かな環境で勉強できます。また、睡眠でしっかり休んだ朝の脳は状態が良く、効率的に学習内容が定着する効果も期待できます

朝の登校前に勉強をする習慣を作れば、その日1日のモチベーションがアップする効果も期待できますね。

4.勉強をする環境を工夫する

外部からの要因で集中力が途切れてしまっている方は、学習環境を工夫することも大切です。

自宅や自室が勉強に集中できる環境でなければ、図書館や学校・塾の自習室などで勉強をするのも効果的です。 また、スマホは集中力にとって大敵となりますので、勉強時間中はスマホを目に見えるところに置かないようにしましょう。

5.あえてキリの悪い所で勉強をやめる

毎日、勉強を続けるにあたって、1日の勉強に取り掛かるのが苦手な方もいるでしょう。

翌日に勉強をスムーズに取り掛かるために、1日の勉強の最後をあえてキリが悪いところで切り上げるのも効果的です。

前日の延長から勉強に取り掛かることができますので、スムーズに勉強に取り掛かることができますよ。

習慣化することで続けられる!勉強を習慣化する方法

スケジュールのイメージ 勉強を続けるためには、勉強そのものを習慣化することが重要です。モチベーションに勉強が左右されてしまうと、モチベーションの低い時には勉強をしない癖がついてしまいます。

ここでは、勉強を習慣化する方法を紹介します。

勉強をする仲間を作る

ひとりで勉強をしていると、どうしてもモチベーションに左右されてしまい、気分の乗らない時には勉強をサボってしまうという可能性があります。

勉強を習慣化するために、勉強をする仲間を作るのは効果的です。

学校の友達はもちろんですが、勉強仲間はSNSなどでも作れますので「これから勉強するよ」「一緒に頑張ろう」など、勉強仲間にメッセージを送ることで、勉強をしなければならないというモチベーションを保つことができます。

また、塾などに通って、一緒に勉強する仲間を作ることも効果的です。

毎日している習慣に紐づける

勉強を習慣化することは難しいという方も、毎朝歯を磨く、顔を洗うなど、毎日行っている行動は自然に習慣化しています。

勉強も、毎日行っている習慣に紐づけることで習慣化することができます。歯を磨いたあとは朝ごはんまで30分勉強する、トイレに行ったら単語帳を読むなど、簡単なことから勉強を習慣化していきましょう

勉強をした記録をつける

勉強を続けられない要因のひとつに、勉強の成果が見えないという点があります。

毎日の勉強した時間を記録しておくことで、自分が実際に勉強をしていた成果を見ることができますので、今日も勉強を続けようというモチベーションを保つことができます。

また、勉強をした記録をつけておけば、試験の本番に望む際にも自信につながりますね。

勉強が続かない原因|まとめ

勉強が続かない原因は、個人の集中力というより、学習環境や普段の勉強習慣である可能性があります。

ですので、集中力が足りないから勉強が続かないと思っている方も、勉強を続けられるテクニックを活用することで、勉強を習慣化することができます。

どの方法が合っているかは一人ひとり異なりますので、いろいろな勉強方法を試して自分に合った勉強方法を身につけましょう。

山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。