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中学生の偏差値を上げる方法|科目別の勉強方法についても解説!

高校受験を控えている中学生のお子さんや親御さんの中には、偏差値を上げるにはどうしたら良いのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

「なかなか偏差値が上がらない...」
「偏差値を上げる良い方法を知りたい」

このように、偏差値を上げたいと思っていても、正しく偏差値を上げる方法を理解している人は少ないでしょう。

そこで今回の記事では、中学生の偏差値を上げる方法と、科目別の勉強方法について解説していきます。

ぜひ最後までご覧いただき、今後の受験勉強の参考にしてください。

偏差値を上げるために必要な勉強時間

時間を計りながら勉強する様子

高校受験で合格を勝ち取るためには、どのぐらいの勉強時間が必要なのか気になる方も多いのではないでしょうか。

偏差値を上げるために必要な勉強時間は、学年によって異なります。

それぞれの必要な勉強時間について見ていきましょう。

中学1・2年生

中学1・2年生の頃は、まだ受験をあまり意識していない人も多いでしょう。

しかし、この時期から学習習慣をしっかりとつけておき、基礎固めをしておくことはとても大切です。

普段の平日は、最低でも1日1時間は勉強時間を確保し、毎日の授業の復習や宿題、予習にあてるようにしましょう。

毎日1時間机に向かう習慣ができていれば、その後の受験勉強が本格化する時期にも抵抗なく学習時間を増やしていけるようになります。

また、推薦入試や内申点が必要な場合には、中学1・2年生の頃のテスト結果もとても重要です。

後から後悔することのないように、早めに学習習慣を確立させておくようにしましょう。

中学3年生

いよいよ受験直前となる中学3年生は、学期ごとに学習に充てられる時間や必要な学習時間が変わってきます。

1学期の頃はまだ部活動も行われている学校が多く、まとまった時間を確保することが難しい場合も多いですが、1日2時間程度は勉強時間を確保したいところです。

夏休みに入ると、本格的に受験対策に取り組んでいく必要があります。

夏休み以降は、部活動も引退したり、学校行事も落ち着いてきたりするため、まとまった時間を確保しやすくなります。

休日は1日5時間以上、平日でも1日4時間程度は勉強時間にあてましょう。

また、志望校が具体的に決まってきたら、合格に必要な偏差値によって学習時間を伸ばしていく必要もあります。

勉強時間の目安は、時期やその子の目指す偏差値によっても異なってきますが、試験直前には1日8時間程度の勉強が必要になってきます。

自分に必要な勉強時間の目安を具体的に知りたい場合には、学校の先生や塾で相談してみると良いでしょう。

偏差値を10上げるための勉強方法

勉強している女子学生

「偏差値をあと10上げたい」と思っても、効果的な勉強方法がわかっていないとなかなか難しいものです。

偏差値を10上げるための勉強方法を具体的に紹介していきます。

早めに勉強を習慣化しておく

いざ受験勉強を頑張ろうと思っていても、それまで勉強する習慣がなかった人にとってはいきなり長時間机に向かうことは難しいと感じるでしょう。

中学1・2年生の早めの時期から勉強を習慣化しておくことが大切です。

最初は1日1時間程度でも良いので、毎日机に向かって勉強をする時間を確保して、習慣化しましょう。

目標設定をする

勉強の方向性を明確にして、モチベーションを上げるために、目標設定をしておくことは大切です。

目標設定するときのポイントは、「成績を上げる」といった漠然とした目標を立てるのではなく、「次のテストで◯点を取る」「国語の偏差値を5上げる」といった具体的な数字で設定することです。

また、いきなりレベルの高すぎる目標を設定してしまうと、達成できなかったときにモチベーションが一気に下がってしまうこともあるため、自分の達成可能な期間と数字を意識して設定するようにしましょう。

具体的な目標が決まったら、その目標を達成するための行動計画も立てておくと良いでしょう。

毎日の勉強時間の中で、どの科目を何時間勉強するのか、1週間で参考書をどこまで進めるのか、といった具体的な計画を立てておくことで、目標を達成しやすくなり、自己肯定感も高めることができます。

基礎を固める

偏差値を上げたいと思ったときに、まずやるべき勉強は基礎をしっかりと固めることです。

難しい問題が解けないと偏差値が上がらないのではないかと思う人も多いですが、基礎がしっかりとできていないと、どれだけ応用問題に取り組んでも解けるようにはなりません

基礎を固めるためには、まずは教科書の内容をしっかりと理解し、基本問題を確実にスラスラと解けるようにしておくことが大切です。

また、基本的な単語や公式などは繰り返し反復練習を行い、応用問題でも確実に使いこなせるようにしておきましょう。

問題集を繰り返し解く

基礎が固まってきたら、問題集を繰り返し解いていきましょう。

身につけた知識を問題に活かしていくためには、何度も問題を繰り返し解いていくことが重要です。

問題集や参考書は、最初は難易度の低い問題や解説の詳しいものから始めて、スラスラ解けるようになったら徐々に難易度の高いものを選んでいきましょう。

問題集は、解いて終わりではなく、解説までしっかり読むことで応用力も身につき、同じ間違いを繰り返さないようになります。

また、徐々に過去問も活用していくようにしましょう。

過去問を解くことで、出題傾向を掴むことができ、頻出問題も把握することができるようになります。

塾を活用する

正しい勉強法を続けていてもなかなか偏差値が上がらない場合には、塾や家庭教師などを活用して、プロの指導を受けるようにしましょう。

自分に合った勉強法をアドバイスしてもらえたり、わからないところをすぐに相談できたりする環境があると、効率的に学習を進めることができます。

また、一緒に切磋琢磨して頑張る仲間の存在や、集中できる自習室など、塾の環境で活用できるものは徹底的に活用していくようにすると良いでしょう。

偏差値を上げるために親ができること

勉強を教えている親

お子さんの偏差値がなかなか上がらないと、親御さんも不安になるものです。

中学生の偏差値を上げるために親ができることを具体的に紹介していきます。

学習環境を整える

受験生にとって、家庭での学習環境がしっかりと整っていることはとても大切です。

塾や学校で勉強をする時間も確かにありますが、中学生の受験勉強はまだまだ自宅ですることが多いため、自宅で勉強に集中できる環境が整っているかを再度確認してみましょう。

特に、子ども部屋ではなくリビング学習をしている家庭では、兄弟や家族の過ごし方も大きな影響を与えます。

子どもが勉強している間は静かに集中できる環境を用意してあげられるように、工夫して整えるようにしましょう。

休憩や息抜きの時間を作る

特に受験直前になると、長時間の勉強で心身ともに疲れを感じてくるものです。

適度な休息や息抜きができるように工夫して、リフレッシュできる時間を作ってあげるようにしましょう。

特に、適度に体を動かすことは脳を活性化させたり、ストレス発散になったりするため、積極的に運動に誘ってみたり、一緒に散歩をしてみたりすると良いでしょう。

生活習慣を見直す

長く大変な受験期を乗り越えるためには、体調管理がとても重要です。

肝心なときに体調を崩してしまうことがないように、生活習慣をしっかりと見直して整えておきましょう。

勉強に追われるあまり睡眠時間が不足していたり、食事が疎かになっているようなことがないように、早寝早起きの習慣をつけて、3食健康的な食事を取れるようにサポートしてあげることが大切です。

中学生が偏差値を上げる科目別学習方法

山積みになった教科書やノート

中学生が偏差値を上げるためには、科目別に効果的な学習方法が異なります。

科目別の学習方法について紹介していきます。

国語

中学生が国語の偏差値を上げるためには、まずは漢字を完璧に覚えることと、読解力と語彙力を強化することが重要です。

現代文の対策のためには、教科書の教材だけではなく、新聞や評論文などさまざまな文章を読む習慣をつけることで、読解力や論理的思考力を鍛えることができるため、文章問題で高得点を狙えるようになります。

また、古文漢文は暗記事項も少なく、比較的すぐに点数を上げられる分野のため、基本的な単語や文法は早めにしっかりと暗記して、問題集で実践を繰り返しましょう。

数学

中学生が数学の偏差値を上げるためには、まずは基本的な公式や定理をしっかりと理解して覚えておくことが大切です。

教科書や参考書を使って重要な公式や定理を覚えたら、問題を解く数をこなしていきましょう。

問題集を解くときは、ただ解いて終わりにするのではなく、解説までしっかりと読み込むことが重要です。

間違えたところはなぜ間違えたのか、応用問題はどのように解くのかまで考えることで、実力を上げていくことができます。

数学はある程度の数をこなすことで問題に慣れることも多いため、計画的に問題集を進めるようにしましょう。

英語

中学生が英語の偏差値を上げるためには、まずは単語と文法を完璧に覚える必要があります。

特に単語は、中1から中3まで習う単語をひとつ残らず暗記するつもりで頑張りましょう。

単語と文法の暗記と並行して、リーディングスキルを向上させるために英語の文章をたくさん読んだり、リスニングスキルの向上のために英語の音声教材を聞いたりすることを習慣化しましょう。

ライティングの問題が出題されることもあるため、レポートなどを英語の文章で書き、それを添削してもらうことも効果的です。

理科

中学生が理科の偏差値を上げるためには、物理・化学・生物、それぞれの分野における基本的な概念や法則をしっかりと理解することが大切です。

例えば、物理の力や運動、化学の元素や化合物、生物の特性や生態系など、重要ポイントを体系的に理解し、暗記しておくことが必要です。

また、実際の実験や観察から結果を分析する力も必要となるため、参考書や教材を活用して思考力を養っていきましょう。

社会

中学生が社会の偏差値を上げるためには、歴史・地理・政治・経済など幅広い分野を効率的にカバーしていくことが大切です。

基本的な暗記事項は完璧に覚えるようにしたうえで、地図やグラフなどから情報を読み取る力も必要となるため、問題集や参考書を活用してさまざまな問題に慣れるようにしていきましょう。

また、時事問題や社会問題にも目を向けておく必要もあるため、普段からニュースや新聞などで情報を取り入れ、その問題について自分の考えをまとめる習慣をつけておくことも大切です。

中学生の偏差値を上げる方法|まとめ

今回の記事では、中学生の偏差値を上げる方法について解説してきました。

中学生が受験に向けて偏差値を上げるためには、勉強量を増やすことと、正しい方法で勉強することが大切です。

自分だけで頑張って勉強していてもなかなか偏差値が上がらないときは、早めに先生や塾に相談してみることをおすすめします。

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林大介
林大介

教務担当。講師歴22年。生徒が躓きやすい箇所を押さえて、差がつくポイントを徹底指導。なぜ?を大切に考える授業を展開します。教室長、エリア責任者、オンライン事業部責任者を経て、現在は学研にてオンライン学習塾の教務を担当。