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中間テストは最初が肝心!誰でもできる勉強法と推奨勉強時間

中学、高校では「中間テスト」があります。 入学間もない時期にある中学1年と高校1年の中間テストは本当に大切です。 まずは、最初の中間テストに全力で臨みましょう

定期テストで問われる内容は、受験の基礎力になります。また、定期テストの成績が通知表の評定に大きく影響します。1回目の中間テストからきちんと対策して良い点数を取っておくことがとても大切です。

そこでこの記事では、中間テストは初めが肝心な理由や中間テスト対策の勉強法に加えて、推奨勉強時間などについてご紹介していきます。

中間テストは始めが肝心!

中間テストの勉強をする学生

中間テストは2学期制・3学期制ともに年2回実施されるのが一般的で、3年間の学校生活でいえば合計で6回実施される定期テストです。 ※3学期には実施されない場合あり

中学1年や高校1年のうちは、中間テストにそれほど力を入れなくてもいいのではと考えている方もいるようですが、実際は最初の中間テストからしっかりと対策して良い点数を取ることが大切です。

ではなぜ中間テストは始めが肝心なのかという点について、中学生と高校生に分けて解説していきたいと思います。

中間テストは始めが肝心!【中学生】

中学1年の中間テストは、初めての定期テストになるため、最初の中間テストで良い点を取っておけば今後3年間の勉強に対するモチベーションを上げることができるでしょう。

中学生になると勉強内容も小学生より少しレベルアップしており、小学生のころにはなかった中間テストを受けることになるため、しっかりと勉強時間を設けて対策する必要があります。

また最初のころは、出題範囲もそれほど広くなく難易度も高くないことから高得点を取りやすい傾向にあり、中学3年間の学力や内申点アップにもつながるため確実に高得点を狙っておきたいテストです。

中間テストは始めが肝心!【高校生】

高校の定期テストも、中学同様重要です。

特に、推薦での大学進学を考えている場合はもちろん、総合型選抜の場合も、評定(通知表の成績)はよいほうが好ましいためには毎回の定期テストでいい点数をとる必要があります。

高校に入ると、同じ教科でも中学のときと比べ、学習する内容がぐっと難しくなります。比較的範囲が狭く、レベルもそれほど難しくなっていない1学期の中間テストではしっかりと対策をすれば高得点を取れます。計画性を持ってコツコツとしっかり勉強をしましょう。

もし最初の中間テストでつまずいてしまうと、今後範囲が広くなった時や内容が難しくなった場合に「点数が取れるのか」「勉強についていけるのか」と不安になることも考えられます。

また高校1年の中間テストで出題される範囲は、高校の最初ということで基礎的な内容が中心です。しかし、この基礎は応用を含むどんな問題にも必要になってくる部分です。

範囲が狭く比較的簡単な問題が多いからといって油断せず、しっかりと基礎を身につけるようにしましょう。

誰でもできる中間テスト対策の勉強法

中間テストの勉強をする学生の手元

ここからは実際に中間テストに臨むにあたって、具体的にどのように対策していけばいいのかといった点や、誰でも実践できる勉強法について紹介していきます。

中間テスト対策・勉強法①勉強は遅くても2週間前から

一般的に中間テストの勉強を始める時期としては、テスト範囲が発表される2週間前といわれています。部活動がたいへんでテスト1週間前までしっかり時間が確保できないという場合は、3週間前ほどから少しずつコツコツ勉強し始めると良いです。

学校によってはテストが始まるギリギリまでテスト範囲の授業を行っている学校もあり、それを理由に直前までテスト勉強を始めない人もいるようです。

しかし、最初のほうに習ったテスト範囲であれば手をつけられるはずのため、できるところから勉強を始めておけば焦ることなく対策できるでしょう。

また、毎回の授業内容をしっかりとその都度その都度復習を行なっていれば、テスト勉強を始めたときも比較的容易に勉強を進めることができるので、テスト前だけに限らず、日頃からしっかりと勉強することも大切です。

中間テスト対策・勉強法②適切なスケジュールを立て、従う

中間テストに限らずほとんどのテスト勉強では暗記が必須となります。 記憶は寝ている間に定着すると言われているため、前日に付け焼き刃で覚えるだけでは記憶に定着しません。

確実に得点を取るためには、スケジュールを立てて暗記することが大切です。

また、覚えたと思っていても翌日には忘れている可能性があるため、繰り返し復習してできるだけ完璧な状態に近づけておきましょう。

さらに定期的にスケジュール通りに勉強をすすめられているか確認して、予定より先に進んでいる場合も、もし遅れている場合でも都度スケジュールを組み直すようにしてください。

中間テスト対策・勉強法③授業内容は完璧にして繰り返し学習

中間テストで出題される範囲は基本的に授業で習った内容のため、教科書や配られたプリントなどを見返して完璧に理解するようにしましょう。

また、ワークや問題集に関しても最低3周は繰り返し解くことを心がけて、問題の解答を覚えるのではなく根本的な問題の解き方を身につけると良いです。

1周目はすべての問題を解き切って2周目では間違った問題や時間がかかった問題を重点的に復習し、3周目で完璧にするといったようにすれば、確実に力がつきます。とにかく、3回やるようにスケジューリングをしましょう。

中間テスト対策・勉強法④講座受講で実力試し

中間テストでは効率良く自学自習をすすめていくことが大切ですが、自力では解けない箇所やなぜ間違っているのかわからない箇所もでてくるかもしれません。

そういったときは、特定の学校の中間対策テスト講座などを実施している塾を利用すれば、ひとつひとつの問題の解き方をしっかりと理解しながら勉強をすすめていくことが可能です。

中間テスト対策講座を実施している塾であれば、過去問をもとに出題傾向を絞った問題用紙をもらえる場合もあり、実際に点数アップにつながる内容の講座を受けられます。

しかし、講座を受けたからといって満足するのではなく、講座の内容・結果をもとに自分自身でも復習を行なって勉強していくことが大切です。

中間テスト勉強の推奨勉強時間は?

勉強スケジュールと時計

中間テストの勉強を始める場合は、時間管理をしながらすすめていくと良いですが、ただ時間だけを見て勉強しても内容が身につかないことがあるため注意しなければいけません。

勉強時間が長すぎると中だるみして勉強のモチベーションが下がってしまう可能性があり、反対に短すぎると十分な対策ができないままテスト本番を迎えることになるでしょう。

そのため時間はあくまでも目安として考え、時間よりも勉強の質を意識して取り組むようにしてください。

ここからは、中間テスト勉強の推奨勉強時間について中学生と高校生に分けてご紹介していきます。

中間テスト勉強の推奨勉強時間|中学生

中学生が中間テストの勉強に費やす平均勉強時間は平日で約2時間、休日で6時間といわれていますが、学年が上がるにつれて勉強時間は長くなります。

もし学年上位を目指したい場合や高得点を狙いたい場合は、さらに勉強時間を確保する必要があるため、平日3時間、休日8時間程度は勉強に充てるとよいでしょう。

しかし中学生が集中して机に向かえる時間は長くて40〜50分といわれているため、1時間に1回は10〜15分の休憩を取ると勉強がはかどるようになります。

中間テスト勉強の推奨勉強時間|高校生

高校生が中間テストの勉強に費やす勉強時間としては、平日が2〜3時間で休日で6〜8時間が平均となっており、中学生と比べるとより多くの勉強時間を確保しなければなりません。

中学生のころよりも出題範囲が広く問題の難易度も上がっているため、復習する時間も加味して勉強スケジュールを立てるようにしましょう。

中間テスト1週間前になると追い込みをかけていく必要があり、上記の勉強時間からさらに1〜2時間ほどプラスして勉強に取り組み万全の態勢で本番に臨むことをおすすめします。

中間テストの勉強法・推奨勉強時間|まとめ

中間テストの結果は内申点に反映されるため、進学・推薦入試などを意識しているのであれば中学1年、高校1年の段階から良い点を取ることを目標にしましょう。

特に中学校・高校の最初の中間テストは範囲も狭く高得点を狙いやすい傾向にあるため、初めに良い点を取ってその後の勉強に勢いをつけたいところです。

中間テスト対策を行なう際、効率的に勉強をすすめていきたいなら以下を参考にして取り組んでみてください。

  • 勉強は遅くても2週間前から
  • 適切なスケジュールを立て、従う
  • 授業内容は完璧にして繰り返し学習
  • 講座受講で実力試し

また中学生・高校生それぞれの中間テスト勉強の推奨勉強時間は、以下のようになっています。

中学生:平日約2時間・休日6時間程度

高校生:平日2~3時間・休日6~8時間

しかし「学年上位の成績を目指したい・高得点を取りたい」と考えている方は上記よりも多めに勉強時間を確保して、勉強を始める時期も余裕をもって3週間前には取りかかっておくとよいでしょう。

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山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。