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お風呂での勉強にメリットは?おすすめの勉強法や勉強グッズを解説

入試まで時間が限られている受験生にとっては、お風呂に入る時間も惜しいと考えている方もいるのではないでしょうか。

そう思った方は、いっそのことお風呂の時間も勉強時間として活用してみてはいかがでしょうか?お風呂での勉強は、お風呂時間を勉強時間にあてられるだけではなく、様々なメリットがあります。

この記事では、お風呂での勉強方法や、お風呂で勉強するのに便利な勉強グッズを紹介します。

お風呂で勉強するメリット

お風呂のイメージ お風呂で勉強をするといっても、お風呂は勉強する場所じゃないし、お風呂で勉強しても意味がなさそうと感じてしまう方もいるでしょう。

しかし、お風呂は意外と勉強をする環境として適しており、時間を無駄にしたくない方以外にもお風呂で勉強をするメリットがあります。

ここでは、お風呂で勉強をする3つのメリットを解説します。

お風呂の時間も勉強時間として確保できる

お風呂で勉強をする直接的なメリットは、お風呂に入っている時間も勉強時間として確保することができる点です。

効率良く勉強をするには、隙間時間をいかに勉強時間として確保するのかが重要です。30分の入浴時間のうち1日20分を勉強にあてれば、1か月で10時間、年間で120時間分の勉強時間を確保することができます。

湯舟につかる半身浴は、副交感神経を優位にして良質な睡眠にも効果があるため、寝る前にお風呂で勉強するのは一石二鳥です。

リラックスして勉強に集中できる

ぬるめのお湯にゆっくりつかると、副交感神経が優位になり、脳内にリラックス効果のある「α波」が発生します。

α波が発生して脳がリラックスしている状態は、記憶力が向上する効果がありますので、暗記をするのに適した環境です。

よりリラックス効果を高めるために、お気に入りの香りの入浴剤などを使って入浴するのも良いでしょう。

集中を妨げられない

お風呂は家の中でプライベートが守られる空間のため、誰にも邪魔されずに勉強できる場所です。

弟や妹がいる方や、家の間取りなどによって勉強に適した環境になっていない方もいるでしょう。自室が勉強に向かない環境でも、お風呂に入っている時間は勉強に集中することができます。

お風呂で歌を歌う方も多いですが、お風呂で教科書を音読する「音読勉強法」などを実践するのも効果的です。先輩の教科書をもらて、早速実践してみてはどうでしょうか。

お風呂で勉強する方法

「お風呂での勉強にメリットがあることはわかったけど、お風呂でどうやって勉強するの?」と悩んでいる方は多いでしょう。

お風呂で勉強をするには、教科書やノートなどの水濡れ対策が必要です。

ここでは、お風呂で勉強する方法と、お風呂での勉強に便利な勉強グッズを紹介します。

防水の勉強グッズを活用する

お風呂で勉強をする際には、教科書や参考書が濡れないように防水グッズを活用するようにしましょう。

  • 防水ブックカバー
  • 防水スマホケース

文具店や雑貨店だけではなく、100円ショップでもお風呂で使える防水グッズは充実しているため、探してみてはいかがでしょうか。

スマホのアプリをお風呂で使う場合には、専用の防水グッズを用意しなくてもスマホをジップロックなどに入れておくだけでも効果的です。

また、教科書や参考書を丸ごと持ち込むのではなく、覚えたい単語をまとめたメモをクリアファイルに入れてお風呂に持ち込むのも良いでしょう。

磁器メモパッドを活用する

暗記科目だけではなく、計算問題など記述が必要な勉強をお風呂でする際には「磁器メモパッド」を活用すると便利です。

磁器メモパッドは、インクではなく磁器の力で文字や絵を書くことができるため、お風呂で水に濡れてもにじんでしまう心配はありません。

磁器メモパッドは、100円ショップなどでも安価で購入できるため、お風呂での勉強グッズとして1つ用意しておくのも良いでしょう。

お風呂での勉強は暗記科目がおすすめ

お風呂での勉強は、暗記がおすすめです。

脳がリラックスした状態では記憶力が高まると言われているため、リラックス効果のあるお風呂は暗記科目を勉強するには最適な環境です。 近年では、水に濡れても問題のない「防水単語カード」なども販売されているため、英単語の暗記などの時間にあてるのも良いですね。

また、髪が長くドライヤーにも時間がかかってしまうという方は、ドライヤーをかけながら単語帳を見るなど、髪を乾かす時間も積極的に活用しましょう。

お風呂で勉強する際の注意点

注意のイメージ お風呂での勉強は、時間を無駄にせずに活用できる効率的な方法ですが、お風呂で勉強する際には知っておかなければならない注意点があります。

ここでは、お風呂で勉強する際の注意点を紹介します。

お風呂がリラックスの時間でなくなる

「お風呂でも勉強しなくては」と思うことで、本来はリラックスの時間となるお風呂の時間がストレスになってしまうこともあります。

勉強中にイライラして集中できない場合、上手に気分転換をすることが重要です。

毎日お風呂で勉強するのではなく、曜日を決めるなどして、お風呂でリラックスする日もつくりましょう。

長風呂になってのぼせてしまう

お風呂で勉強をしていると、時間を忘れて長風呂になってしまい、のぼせてしまう可能性があります。

お風呂では意外なほど大量の汗をかいています。お風呂で勉強をする際には、ペットボトルの水を持ち込むなどして、水分補給も意識しておきましょう。

また、入浴時間が長くなりそうであれば、家族に迷惑をかけないよう最後に入るのがいいかもしれません。

勉強する科目が偏ってしまう

お風呂には持ち込めるものが限られてしまうため、どうしても暗記科目などに勉強する科目が偏ってしまいます。

お風呂で暗記科目を勉強するなら、お風呂上りに計算問題を解くなど、勉強内容が偏らないように注意しましょう。

お風呂での勉強方法|まとめ

1分でも時間を無駄にしたくない受験生にとって、お風呂の時間を勉強時間にあてるのも効率的な方法です。

お風呂にはリラックス効果もあるため、リラックスした状態で暗記科目を勉強するのも効果的です。

お風呂での勉強を始めてみようと思った方は、お風呂で使える勉強グッズを探してみてはいかがでしょうか。

山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。