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【高校受験】併願とは?単願との違いや失敗しない併願校の選び方

「高校受験の『併願』ってどういう意味?」 「第一志望の公立高校を受けるなら、併願校はどう選べばいいの?」

高校受験の準備を始めると必ず耳にする「併願(へいがん)」という言葉。仕組みやルールをよく理解していないと、「行きたい高校が受けられなくなった…」「滑り止め選びで失敗した…」と後悔することになりかねません。

受験戦略を立てる上で、併願の仕組みを正しく知っておくことは合否を分ける非常に重要なポイントです。

本記事では、併願と単願の違い、優遇制度(併願優遇)の仕組み、後悔しない併願校の選び方まで、受験生と保護者が知っておくべき知識を分かりやすく解説します!

1. 併願(へいがん)とは?基本の仕組みと「単願」との違い

合格祈願の絵馬

まずは併願の基本的な意味と、よく比較される「単願」との違いを整理しましょう。

併願とは「複数の高校を受験すること」

併願とは、第一志望の高校(公立または私立)をメインに受験しつつ、万が一に備えて他の高校も受けることを指します。 一般的には、「第一志望:公立高校」で「滑り止め(第二志望):私立高校」という組み合わせで併願する受験生が多く見られます。

「単願(専願)」との最大の違いは「辞退できるかどうか」

高校受験には「併願」のほかに「単願(専願)」という出願方法があります。

・併願: 第一志望校に合格した場合、併願校の合格を辞退(キャンセル)できる。 ・単願(専願): 「合格したら絶対にその高校に入学する」という約束のもとで受験する。辞退は原則不可能。

単願は合格基準が優遇されるメリットがありますが、他の高校を受けられなくなるため、第一志望が固まっている人向けの出願方法です。

2. 知っておくべき「併願優遇制度」の仕組み

外を見ている男子学生

多くの地域では、私立高校の入試で「併願優遇(併願推薦)」という制度が用意されています。

併願優遇とはどのような制度?

併願優遇とは、「公立高校などの第一志望校に落ちてしまった場合、必ずうちの高校に入学します」という条件で出願することで、私立高校の入試で実質的な合格内定や加点措置がもらえる制度です。

併願優遇を利用するための「内申基準」

併願優遇を利用するには、中学校の通知表(内申点)が高校側の提示する「基準値」に達している必要があります。 ・例:「5教科の内申合計が『20以上』であること」など

秋の三者面談までにこの内申基準をクリアしておくことが、安全な併願戦略を立てるための必須条件となります。

3. 失敗しない!良い併願校(滑り止め)の選び方3つのポイント

三つのエクスクラメーションマーク

「滑り止めだからどこでもいいや」と適当に併願校を選んでしまうと、いざ進学することになった時に後悔してしまいます。以下の3ポイントを押さえて選びましょう。

ポイント①:実際に通うことになっても「行きたい」と思えるか

最も重要なのは、「万が一公立に落ちてこの私立高校に通うことになっても、楽しく充実した高校生活が送れるか」という視点です。 校風、部活動、進学実績、校舎のきれいさなど、本人にとって魅力的だと感じられる学校を選びましょう。

ポイント②:通学時間とアクセスに無理がないか

公立高校に比べて私立高校は少し離れた場所にあることも多いです。 毎日の通学時間や満員電車の状況、乗り換えの回数などを考慮し、3年間無理なく通える範囲か確認しておきましょう。

ポイント③:学費や施設準備金などの費用面(保護者向け)

私立高校は公立高校に比べて学費や各種納付金が高くなります。 現在は「高等学校等就学支援金制度」により私立高校の学費負担が軽減されていますが、施設維持費や制服代なども含めて、事前に保護者の方と費用面をしっかり相談しておくことが大切です。

4. 併願校選びでよくある質問と注意点

Q&Aの積み木

受験生や保護者の方が直前に焦りがちな注意点です。

学校見学やオープンキャンパスには絶対行くべき?

必ず一度は足を運ぶことを強くおすすめします。 パンフレットやWebサイトの写真だけでは、学校の雰囲気や生徒の様子、通学路の安全性は分かりません。第一志望校だけでなく、併願候補の私立高校も夏休み〜秋にかけて見学しておきましょう。

入学手続金の「延納手続」を忘れないこと!

併願で私立高校に合格した場合、公立高校の合格発表日まで入学金の支払いを待ってもらう「延納(えんのう)手続」が必要になります。手続期限を1分でも過ぎると合格が取り消されてしまうため、提出書類とスケジュールは保護者と一緒にダブルチェックしておきましょう。

5. まとめ:正しい併願戦略で第一志望校に挑戦しよう!

併願の重要ポイントをおさらいします。

・併願は「他校の合否を見てから辞退できる」出願方法 ・中学校の内申点(通知表)を上げて「併願優遇」を活用するのが安全ルート ・「もし通うことになっても満足できるか」という視点で併願校を選ぶ

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山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。