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お役立ちコラム

これで準備万全!受験に必要なものを全て徹底的に解説します

いよいよ入試当日! 受験会場に着いたところで、もし忘れものに気づいたらどうしますか? 正直、あまり想像したくない場面ですよね。

緊張とプレッシャーの中、実力を出し切らないといけないのが受験本番。そんな大切な日に余計なトラブルが起こらないよう、準備は完璧にしておきたいところです。

今回は、入試当日にあわてなくてすむよう、受験に必要なものを全て徹底的に解説します。 「絶対必要なもの」と「あると便利なもの」に分けてご紹介していますので、荷物づくりの参考にしてください。

入試当日に必ず持っていきたいもの

お守りをもって入試を受けに行く女の子

まずは入試当日に必ず持っていきたいものを解説していきます。

入試当日のときに最低限必要なものは、入試要項にすべて書かれています。そこに書かれた持ちものは、絶対に忘れないようにしましょう。

また、入試要項に書かれているもの以外でも、当日持っていてほしいものがあります。不要な人もいるかもしれませんが、一部の人にとっては必要なもので、ないと困る可能性が高いものです。

ここではそういったものも一緒に紹介していますので、自分に当てはまるものがないか、最後まで目を通してください。

受験票

受験当日、一番必要なものです。 自分が受験者であることを示す大切な書類ですので、絶対に忘れないでください。コピーを取っておくのもいいでしょう。

万が一、忘れたり落としたりしてしまった場合は、すぐに会場にいる係の人に相談すること。学校によっては再発行してくれる可能性があります。 入試会場に向かう途中で忘れたことに気がついた場合は、とりに戻らず、学校の指示にしたがいましょう。

筆記用具

こちらも受験に必要なものの代表格。使い慣れているものを持っていきましょう。

鉛筆や消しゴムは、何個か予備を用意しておくのがおすすめ。万が一壊れたり落としたりしても、替えがあれば安心です。

入試要項にて、試験中に使える文房具の種類をきびしく制限している学校もあります。要項をよく読んで、まずはその指示を優先してください。

腕時計

試験中に時間を確認できるよう、腕時計も持っていきましょう。会場にも壁かけ時計はありますが、手許にあれば安心です。

受験会場に持ち込める時計についても、入試要項で決められています。スマートウォッチや多機能な時計は、持ち込みは禁止です。シンプルなアナログ時計がおすすめです。

上履き・袋

上履きが必要な場合、必ず要項に書いてあります。スリッパの用意がある場合もありますが、忘れただけで心細くなります。必要な場合は、忘れず持参しましょう。

靴を入れるための袋も忘れずに。

もちろん、要項に「上履き等は不要」と書かれているなら、持っていく必要はありません。受験校の指示に従いましょう。

現金・交通系IC

入試当日の朝にあわてなくてすむよう、交通系ICカードには十分な金額をチャージしておきましょう。

もちろん、現金も必要です。

学生証・身分証

学生証は、中学生にとっての身分証です。受験票をなくした場合などに必要となる可能性があるため、必ず持っていきましょう。

学生証に、受験番号や受験校の電話番号などをメモしておきましょ。

ハンカチ、ティッシュ

ハンカチ、ティッシュも必需品。

手を拭く、鼻をかむ以外にも、ちょっと飲み物をこぼしてしまったときなど、サッと拭くのに使えます。まわりに迷惑をかけないためにも持っておきましょう。

飲み物、昼食

休憩中の水分補給に、飲み物が必要です。また、試験が午前・午後の両方で実施される場合は、お昼ごはんも持っていきましょう。

飲み物は、こぼれにくく蓋ができる容器で用意すること。

昼食は、消化にいいものを。 食べ過ぎると眠くなってしまうので、量にも気をつけましょう。

スマートフォン

当日、なにかあった場合にそなえて、スマートフォンをもっている人は忘れずに。 当然のことながら、試験中はスマホは使用できません。学校によっては、試験前に預けることになります。預けない場合も、電源は切ってカバンにしまいましょう。

マスク

コロナがまん延するようになり、マスクなしの外出は考えられなくなりました。 入試シーズンといえば冬。もともとインフルエンザや風邪がはやる時期ですね。入試当日はマスクをつけましょう。

替えのマスクも必要です。

受験校の募集要項

受験校の募集要項や入試要項も、当日持参すると安心です。

要項には受験校の電話番号や住所などが書かれていますので、万が一、受験校に連絡しなくてはならなくなったときに役立ちます。

普段飲んでいる薬

頭痛もちだったり、おなかが弱かったりして、当日の体調に不安がある人もいるかもしれません。そういう人は、痛みどめや下痢どめなどの薬を用意しておきましょう。

初めて使う薬は、効き目の強さや副作用の程度がわからないため要注意。薬を持っていくなら、普段から使っているものが安心です。

メガネ

もともとメガネをかけている人は言わずもがな。問題はコンタクトレンズユーザーです。普段コンタクトを使っている人も、メガネは念のため持参してください。

途中でコンタクトを落としたり、急に目が痛くなってコンタクトを着けていられなくなったりする可能性は、ゼロではありません。

たとえコンタクトが使えなくても、全力で受験に挑めるよう、メガネがあると安心です。

入試当日にあると便利なもの

マスクと消毒液

続いて、入試当日に持っておくと便利なものをご紹介します。

絶対に必要というわけではありませんので、無理にそろえなくて大丈夫です。 「あったらいいかも」と思ったものだけ用意するといいでしょう。

状況や環境、それぞれの事情などを考えて、いるかいらないかを判断してください。

除菌グッズ

感染症が心配な人は、アルコールウェットティッシュなど、除菌グッズがあると安心です。

また、会場に設置されている消毒液などでアレルギー反応を起こす心配がある人は、自分の体質にあったものを用意しておきましょう。

雨具やタオル、替えの靴下など

入試当日の天気予報は念入りにチェックを。降水確率0%でも、折りたたみ傘は準備しておきましょう。

季節は真冬。雨や雪の予報であれば、足元がぬれてしまうと寒いので、タオルや替えの靴下も持っていきたいところです。

防寒グッズや羽織れるものなど

試験会場では、自分の好みで暖房を調整できません。暑がりとか、寒がりだと自覚のある人は、体温調整しやすい服装で挑みましょう。

特に寒がりの人は、カイロなどの防寒グッズやひざ掛け、羽織るものなどがあると快適に過ごせます。ただし、温めすぎて頭がボーっとしないように気をつけて。

おやつ、軽食

おやつや軽食を持ち込むのもおすすめです。特に、砂糖入りのものやブドウ糖配合のものは、脳のエネルギー補給に効果バツグン。 手を汚さず簡単に食べられる、少量食べることが可能なものを選びましょう。

大きめのエコバッグ

冬は、防寒着などでなにかと荷物が多くなりがち。大きめのエコバッグを持っておくと、ごちゃごちゃした荷物をひとまとめにできて便利です。

荷物を置ける場所がなく、床に直接置くのに抵抗があるものなどは、とりあえず大きめのエコバッグに放り込んでおきましょう。

モバイルバッテリー

試験中は使えないものの、行き帰りで地図を見たり、電車の乗り換えを確認したりするときにスマホがあると便利なので、電池切れは避けたいところですね。

充電が持つかどうか自信がない人は、モバイルバッテリーも一緒に持っていくといいでしょう。

地図や乗換案内のコピー

万一スマホが使えなくなった場合に備えて、地図や乗換案内を印刷して、紙で持っておくと安心です。

スマホの電池切れ以外にも、画面が割れるといったトラブルが起こり得ます。 念には念を入れましょう

ヘアゴム、ピンなど

受験本番、緊張するあまり、普段は気にならないはずの髪の毛がうっとうしく感じられることがあります。

ヘアゴムやピンを持っておくと、邪魔な髪がまとめられて便利です。

目薬

普段使っている目薬があれば、それを持っていくとリフレッシュに役立ちます。 目薬をさすと、目の疲れがとれて緊張がほぐれるかもしれませんし、多少は眠気も覚めるでしょう。冬場の乾燥した空気からも目を守れます。

クリアファイル

クリアファイルが1枚あると、なにかと便利です。行きは受験票の折れ曲がり防止に役立ちますし、帰りは問題用紙の持ち帰りに使えます。かさばるものではないので、カバンに入れておきましょう。

参考書

会場に行くまでの時間も含め、おそらく入試当日に勉強する時間はあまりありません。 とはいえ、移動のあいだに勉強しないのは不安な人が多いでしょう。

「移動時間や、休み時間に確認をしないと落ち着かない」という人は、ぜひ持っていきましょう。逆に「へたに参考書を見ると自信をなくしそう」という人は、持って行く必要はありません。

自分の性格と相談して、持っていくかどうかを決めてください。

宿泊する場合は、着替えや洗顔道具など一式

受験のためにホテルなどに泊まる人は、着替えなどの宿泊セットが必要です。健康保険証も持っておきましょう。

ホテルによってはアメニティが十分でない場合もあります。わからなければ、歯ブラシや洗顔剤などは用意しておくとよいですね。

持ち物を準備するときに気をつけたいこと

試験会場の様子

最後に、入試に必要なものを準備するとき、ぜひ気をつけてほしいことについて解説します。

入試本番直前になってあわてなくてすむよう、事前にしっかりと確認しておいてください。

余裕をもって準備を始めよう

荷物の準備は、なるべく余裕をもって始めましょう。たりないものがあった場合、すぐに手に入るとは限りません。通販で買うつもりならなおさら、時間が必要です。

また、直前に荷物を準備すると、忘れものを見落としやすくなります。準備は何日か前に済ませておいて、受験当日までに何度もチェックしましょう。チェックリストを作っておくと、取りこぼしを防げます。

当日お店で買えるとは限らないので要注意

**「たりないものは会場の近くのコンビニで買えばいいや」**なんて油断していませんか?多分、同じことを考えている人がたくさんいます。

会場近くのお店は、当日多くの受験生が利用します。必要なものが売り切れてる可能性もあります。 そもそも、コンビニが入試会場の近くにあるかどうかもわかりません。 同じ理由から、昼食の現地調達もおすすめできません。家から弁当を持参するか、道中で買っておくのが確実です。

入試要項の指示はちゃんと読もう

繰り返しになりますが、持ち込みが禁止されているものや、特別に持ち込みが許可されているものなどは、入試要項にて細かく記されています。

持ち物の準備を始める前に、まず入試要項をしっかりと読みましょう。受験校の指示には必ず従ってください。

わからないことは事前に確認しておこう

もし、いくら入試要項を読んでもわからないことがある場合は、事前に学校に問合せましょう。入試要項に、問い合わせ先や問合せ方法が載っているはずです。

持ち込みOKかわからないものを、とりあえず持っていって、万が一注意されてしまっては大変。問い合わせるのは緊張しますが、勇気を出して質問する方が、試験会場で注意されるよりマシなはずです。

入試当日に必要なもの まとめ

入試当日に必要なものと、あると便利なものを紹介しました。もちろん、これ以外に必要なものがある人は、それも忘れずに。自分用のチェックリストを作っておくと安心です。

基本的には、入試要項に持ち込み可能なもの、禁止のものが書かれているはずですが、もし持っていっていいかわからないものがあったら、事前に受験校に問い合わせましょう

また、準備は時間に余裕をもって行うこと。入試前日に足りないものに気づいても、すぐに買えるとは限りません。当日までに何度も確認して、万全の状態で本番を迎えてください

山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。