塾に通っているのにもかかわらず成績が伸び悩んでいて、学校の授業についていけてない様子を見て、塾の掛け持ちを考える保護者は多いようです。
塾の掛け持ちって効果があるのでしょうか。 塾の掛け持ちの効果や、メリット、デメリットを紹介します。
塾の掛け持ちってありなの?
塾の掛け持ちは、実際には「あり」です。
実は、塾の掛け持ちをしている子供は多く、塾に通う子供の40%以上が塾の掛け持ちを行っていると言われています。
併塾によってそれぞれの塾の特徴を上手く取り入れることが可能なため、塾の掛け持ちを採用する家庭が多いです。
塾掛け持ちのメリットを紹介
塾の掛け持ちは、効率良く活用することで恩恵を取り入れることができます。ここからは塾の掛け持ちによるメリットを紹介します。
運塾掛け持ちのメリットその①|勉強時間を確保出来る
塾の掛け持ちのメリット1つ目は「勉強時間を確保できる」ことです。
複数の塾に通って学習の指導を受けるため、塾1つに絞って学習を行うより勉強時間が増えていきます。
また、それぞれの塾から出た宿題や課題に取り組む時間も同じように増えていくため、学習習慣をつけることもできます。
確保された勉強時間を有効に活用して、効率よく成績アップを狙っていきましょう。 ▷勉強が続かない原因とは?集中力を保つためのポイントをご紹介 (opens new window)
塾掛け持ちのメリットその②|合う講師と出会える可能性が上がる
塾の掛け持ちのメリット2つ目は「指導方法が合う講師と出会える可能性が上がる」ことです。
塾の掛け持ちをすることで、あらゆる指導方法や講師に出会うことが可能で、子供の成績が向上するかは塾の指導方法や講師によって変わっていきます。
そのため、子供に合う講師や指導方法を見つけることが重要になりますが、1つの塾に絞って指導を受けている場合、指導方法や講師との出会いもその塾1本に限られてしまいます。
しかし、塾の掛け持ちを行うことで片方の塾が合わない時も、もう一方の塾で子供に合う指導方法や講師と出会う可能性があるため、成績が大幅に向上する確率が上がります。
塾の講師によって子供の学習効率やモチベーションも変わってくるため、大事なポイントの1つになります。
塾掛け持ちのメリットその③|情報やアドバイスが多く手に入る
塾の掛け持ちのメリット3つ目は「情報やアドバイスが多く手に入る」ことです。
塾では、志望校の情報や入試傾向、今自分が通っている学校の定期テストの傾向などの情報を所持していることが多く、その情報によってテスト対策や入試対策を行うことが塾の大きなメリットです。
塾によってはもっている学校の情報が違うため、学校選びや受験を行う際に複数の塾から情報を得ることは有効です。
ただし、さまざまな情報を得ることで混乱が起きないようにしっかり整理して吟味しましょう。
塾掛け持ちのデメリットを紹介
塾の掛け持ちには大きな効果がありますが、併塾しているのにも関わらず複数の塾で同じ内容の授業を受けているのはあまり効率的とはいえません。
塾の掛け持ちを上手に活用していくために、併塾のデメリットも合わせて知っておきましょう。
塾掛け持ちのデメリットその①|指導内容の違いに混乱する
塾の掛け持ちのデメリット1つ目は「指導内容の違いに混乱してしまう」ことです。
塾にはそれぞれの特徴や指導方法がありますが、複数の塾に通うことで異なる指導方法や授業を同時に受けることになり、内容の違いや指導の違いによって混乱が生じる可能性があります。
同じ教科を複数の塾で指導を受けたら問題の解き方が違うといったケースや、勉強方法が違う指導を受けることがあるため、混乱が起きないために対策が必要になっていきます。
塾掛け持ちのデメリットその②|ストレスを感じることがある
塾の掛け持ちのデメリット2つ目は「ストレスを感じる」ことが挙げられます
塾の掛け持ちをすることによって勉強時間が増えることは大きなメリットの1つですが、勉強時間が増えると同時に勉強以外の時間が削られることになります。
また、塾の掛け持ちによって多くの講師や生徒さんとの交流ができることもメリットの1つに挙げられますが、複数の塾での人間関係の構築や新しい環境に慣れていくことが子供によってはストレスを感じる原因になる可能性があります。
塾へ通うことで生じる拘束時間や、上述の指導内容の混乱でもストレスを感じる要因なため、注意が必要です。
塾掛け持ちのデメリットその③|経済的に負担がかかる
塾の掛け持ちのデメリット3つ目は「経済的負担が大きい」ことです。
保護者にとっては塾の掛け持ちによって子供の成績が上がるのは喜ばしいことですが、それに伴い複数の塾にかかる費用を払う必要があります。
毎月の授業料はもちろんのこと、交通費なども併塾しているだけ毎月かかってくるため、経済的な負担が大きくかかることになります。
また、塾によっては入塾金やテキスト購入などの初期費用がさらにかかる可能性も視野に入れておく必要があります。
塾の掛け持ちを成功させるための秘訣
塾の掛け持ちには、メリットとデメリットが多く存在します。「子供の成績が上がらないから、複数の塾に通わせたい」という保護者の方の不安感から塾の掛け持ちを検討しているケースが多く見られますが、不安を紛らわすために併塾を行ってもかえって逆効果になり、塾の掛け持ちに失敗してしまいます。
塾の掛け持ちを成功させるための秘訣は、「それぞれの塾のいいとこ取り」をすることです。
塾の掛け持ちが必要だと判断された場合は、塾の掛け持ちによる学習効果を効率良く得るために、併塾の成功の秘訣を押さえておきましょう。
掛け持ちをする意味やそれぞれの塾に求める目的を明確に
塾の掛け持ちを行う際は、「それぞれの塾に求める目的を明確にしておく」ことが大切になります。
上述の通り「子供の成績を上げたい」や「優秀な子はみんな塾の掛け持ちをしているから」という不明瞭な目的だと、塾の掛け持ちによるメリットを受けることが難しくなります。
「子供の苦手科目をA塾でカバーしてもらい、B塾では得意科目を含めた全体の学習をサポートしてもらう」というように、それぞれの塾に求める目的を明確にしておくことで、効率よく学習を進めることができるようになります。
どういった目的で塾の掛け持ちをしたいのかを明瞭にしておくことが塾の掛け持ちを成功させる1番の秘訣です。
学校の授業もしっかり受ける
塾の掛け持ちを行っていると、学校で行う授業の内容を前もって指導してもらえるため、「塾で習ったから受ける必要がない」と学校で直接受ける授業をないがしろにしてしまいがちです。
志望校に合格するという目標をかかげている場合は、学校の授業態度が影響してくる「内申点」も受験に大きく関わってくるため、しっかりと授業を受けるようにしましょう。
勉強以外の時間も作る
塾の掛け持ちを行うことで勉強以外の時間が削られてしまうため、勉強ばかりにならないように子供のプライベートの時間をしっかり作るのが塾の掛け持ちを成功させるポイントです。
塾の掛け持ちはストレスがかかる要因が非常に多いため、子供のストレスを解消できる時間をしっかり確保することで学習効率が上がります。
勉強以外でも学べる要素はたくさんある為、メリハリのある勉強を行いましょう。 ▷【勉強の疲れを癒すリラックスグッズ15選】疲労回復や息抜きに (opens new window)
塾の掛け持ち効果や成功の秘訣・メリットとデメリットを紹介|まとめ
塾の掛け持ちには多くのメリットとデメリットが存在しますが、不明瞭な目的で塾の掛け持ちを行うことは、塾の掛け持ちによる効果が思うように得られないことがわかりました。
塾の掛け持ちを行う目的を明確にすることで、思うように上がらなかった子供の成績が上がる可能性があるため、塾の掛け持ちを行っている保護者の方は子供の塾の環境を見直してみてはいかがでしょうか。
また、塾の掛け持ちには多くのストレス要因があるため、併塾を行う際は子供の意思を尊重して、保護者の方がしっかりと寄り添う様にしてあげましょう。
子供の成績を上げて効率よく学習を行う為に、塾の掛け持ちを上手く活用していきましょう。
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保護者様との定期的な面談も実施していますので、安心してお子様の成長を見守ることができます。
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