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小学生の冬期講習は何をする?冬期講習に通うべき?費用やメリット

小学生の子供を持つ保護者は、小学生でも冬期講習に通わせたほうがいいのかというお悩みを持っている方が多くいらっしゃいます。

冬期講習と聞くと高校受験を控えた中学生や高校生がメインというイメージがあるかと思いますが、実は小学生でも冬期講習に通ったほうが良いケースもあります。

そこで今回は、10日間〜2週間程度で行われる冬期講習の内容や通うべきなのか、そして冬期講習の相場費用や通うことで得られるメリットなどについて解説していくので、冬期講習に通うかどうか迷っている方は参考にしてください。

小学生の冬期講習は何をする?冬期講習の目的

勉強する小学生

そもそも小学生の冬期講習は何をするのでしょうか?

冬期講習は小学生だけに限らず、受験生の方にとっての冬期講習はかなり重要な意味となっており、受験直前の追い込み時期である冬期に行われる講習では受験対策に専念した授業や講習が行われ、志望校別の講義が開かれる塾もあります。

受験生以外の生徒の場合は、学習習慣の定着や今まで習った範囲の復習と定着、そして次学期の予習に取り掛かります。

勉強は基礎が非常に大切なので、1年間の集大成である冬に今まで習った範囲を復習し直し、基礎を完璧に理解した上で、次学期の内容まで予習を進めるという流れを作ることができるのです。

また、中には成果や内容よりは「勉強する習慣を身につけたい」という目的で冬期講習に通う生徒ももちろんいます。

長期休みはどうしてもだらけてしまいやすく、普段から勉強する習慣のない子どもが自主的に勉強をするというのはなかなか難しいところなので、授業という勉強しなくてはいけない空間に身を置くことで学習習慣を身につける助けにもなります。

小学生の冬期講習の費用

硬貨と小学生のミニチュア人形

小学生の冬期講習の費用は塾によって異なるのですが、大まかな相場は以下となっています。

ここでは、小学4〜6年生までの冬期講習の費用相場を紹介します。

小学4・5年生の冬期講習の費用相場は1万〜6万となっており、選択した教科数により変動し、小学6年生は2万〜8万でこちらも教科数により変動し、受験生用のコースになると8万円以上かかる塾もあるでしょう。

冬期講習といっても、10日間〜2週間程度の長期間の講習となるため、ある程度の費用がかかり、受験対策で冬期講習をする場合は料金が多くかかってくるケースも多いです。

上記に加えて教材費が別途必要になる可能性もあるので、すでに通っている塾がない方で冬期講習を検討している場合は複数の塾でお見積もりを出してもらうことをおすすめします。

しかし、中には無料で提供している塾もあり、そういった塾は新年度に向けての体験という目的があります。

小学生は冬期講習に通うべき?メリットも紹介

メリット・デメリット

冬期講習の目的や費用相場を紹介しましたが、冬期講習には通うべきなのかという点について、冬期講習に通うことで得られるメリットを説明していきます。

そもそも冬期講習に通うべきかどうかについては、正直子どもの目的や学力・特徴によって異なってきます。

全ての小学生が冬期講習に参加したら良いというわけではないので、冬期講習に通うおうと考えている理由や目的、子どもの学力や特徴などを考慮した上で本当に冬期講習が必要なのかどうかを慎重に検討するようにしましょう。

冬期講習以外に子どもの目的や学力・特徴にあった勉強方法はないのかについても検討することが大切です。

反対に、冬期講習に通うことがおすすめな生徒の特徴は、

  • 冬期講習に通う目的がはっきりしている子
  • 志望校が決まっている子
  • 自分1人で勉強することが難しい子
  • スケジュール管理が難しい子 などが挙げられます。

冬期講習を通して「〇〇を克服する」「〇〇ができるようになる」などの目的がある子どもや志望校が決まっているから志望校対策でいつもとは違った授業を受けたいという子ども、自分1人では勉強ができないから冬期講習で塾にいる間だけでも勉強してほしい、という場合は冬期講習に通うことで意味をなすと言えます。

小学生が冬期講習に通うメリット

ここでは冬期講習に通うメリットを解説します。 冬期講習に通うメリットは主に以下の4点になります。

  • スケジュール管理をしてくれる
  • 毎日少しずつ勉強することができる
  • 勉強する習慣を身につける練習になる
  • 基礎学力定着が期待できる

塾で行われる授業なので当たり前ではありますが、何時から何時までどういう勉強をするのか、勉強する範囲や宿題などを指定してくれるので、長期休みになると自宅でついダラダラしてしまうという子どもが規則正しい生活を送ったり、勉強する習慣をつけるにはいいきっかけになると言えます。

また、冬期講習で受講する授業内容によっても異なりますが、今まで習った範囲の復習をするところが多いと思うので、しっかりと授業を聞いて復習をすることで基礎学力の定着にもつながります。

小学生の冬期講習|まとめ

今回は、小学生の冬期講習にまつわる疑問について解説しました。

そもそも冬期講習ではどういうことをするのか、そして小学生が冬期講習に通うことでどのような良いことがあるのか、小学生は冬期講習に通うべきなのかなどの疑問を始め、冬期講習の費用相場や通うことで得られるメリットについて紹介しました。

基本的には今までの復習と次学期の予習となっており、だらけやすい長期休みを規則正しく、かつ少しでも勉強をするという環境に身を置きたいという子どもにおすすめできます。

また、今まで習った範囲の総復習をしたいという子どもや志望校が決まっている子どもなども冬期講習に通うことで良い影響があるでしょう。

しかし、冬期講習は10日間〜2週間程度とかなり長期間行われる講習のため費用もそれなりにかかり、受講する教科数によっては10万円近い費用が必要になる可能性もあります。

受験対策を目的としている場合はより多くの費用が必要になるケースも多いです。

中には新学期に向けた体験として冬期講習を無料で提供している塾もあるので、目的に合わせて塾を選ぶといいでしょう。

学習習慣を身に付けたい、今までの総復習をしたいという場合は冬期講習ではなく、オンライン授業などの方があっている場合もあるのです。

学研オンエアが提供しているオンライン授業では、自宅にいながらプロ講師による双方向の授業を受けることができるので、「家での学習習慣」を身につけるきっかけになります。

塾にいる間は勉強するという習慣ではなく、自宅にいながら机に向かったら勉強するという習慣を身につけるきっかけにもなるので、自宅学習の習慣を身につけたい子どもや、今までの総復習をしたい子どもにはおすすめです。

また、冬期講習よりも低価格で受講することができる点も魅力的です。

長期休みに旅行に出かけていて冬期講習と日程が被ってしまうという場合も、学研オンエアのオンライン授業であれば授業を録画して再視聴することができるので、塾のせいで家庭や家族の予定を変更する必要もありません。

この機会に学研オンエアのオンライン授業を検討してみてはいかがでしょうか?

山下彰洋
山下彰洋

Gakken ON AIR塾長。塾講師歴22年。迫力満点の熱血授業。わかりやすさだけではなく「考え方」を重視した授業スタイルが人気。算数・数学講師、教室長、研修課長、教務課長を歴任し、現在は学研にてオンライン学習塾の事業責任者を担当。